初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
前回からの続き。
コーチャーからの言葉の中に
いくつか“謎めいたモン”があったよね?
「あなたたち、ホールドの意味はわかるかな?」
「組むってどういうことかしら?」
この問いに関してはすでに答えが出ていたはず。
ホールド=組むとは“関係を持つこと”
そして、ワルツをレッスン中のカップルに対して
「正しく組む作業が出来ていない」
と、指摘。
その理由として
「コンタクトはしているけれど、
コネクトしていない」
コンタクトは“接触”
コネクトは“つながり・関係を持つこと”
ってことは、
「接触はしているけれども、
つながり・関係を持っていない」
ってことを言いたかったんだよね。
さぁ、これはどういう意味かわかるかな?
例えば
ドライヤーを使おうと思い、
コンセントをさし、スイッチON
ところが、アレッ? ウンともスンともいわないぞ。
これが、
接触はしているけれども・・・
コンセントをさし、スイッチONできているが、
つながり・関係を持っていない・・・
電気が通っていない
状態だ。
電気が通り、
普通にドライヤーとして機能できて初めて、
「あ、つながった! 良かった」
となるハズなのに。
さて、話をホールドのことに戻そう。
これから目の前の人と、一緒にワルツを踊ろうと思い、
男性、左手、女性、右手を接触。
問題は次の瞬間だ。
ちゃんと二人の間に
“電気が通ったこと”を感じただろうか?
つまり、
「この人とつながったぞ!」
という、確認作業をしただろうか?
これが、前回におけるコーチャーの言葉
「お互い、
ワンシーン・ワンシーンで、
ナニを意識したか?」
ってことなんだな。
「手を取った瞬間に相手とつながったかどうか?
イヤァ、ソンナ意識、持ったことないよ」
な人は、
たぶん、サッサと次の部位の“接触行動”へと
移ったんじゃないかな?
なんせ、ホールドと言う作業完結までには、
いくつかの
“接触”をしなければいけないんだものね。
① 男性の左手と、女性の右手
② 男性の右サイドと、女性の右サイド
③ 男性の右腕(手首とヒジの間)
と女性の左腕(ヒジとワキの間)
④ 男性の右手のひらと、女性の背中
⑤ 男性の右上腕と、女性の左手
上記順番は、ある意味、それほど重要でない。
都合により、多少、入れ替わっても差し支えないッテことだ。
ンジャ、ナニが重要なのかと言うと、
接しているところを通し、
「相手と組んだ実感」があるかどうかということだ。
つまり、
コンタクト(接触)部位を通し、
相手とコネクト(関係)できているかどうか?
電気が通らず、つまり、
ドライヤーから温風が出てないのにもかかわらず、
「組めている」と、
錯覚を起こしているのではないだろうか?
言い換えれば、
コンタクトしたことで、安心してしまい、
実際のコネクトを怠っていないか?ということだ。
コンタクトは、コネクトへのきっかけ、
始まり、に過ぎない。
いや、
実際に触れることなくても、
つながりを感じることは可能だろう。
ってことは、
コンタクトはコネクトへの一手段に
過ぎないとも言える・・・
さぁて、ココで質問。
「あのぉ、相手と組んだ実感って??
例えば、
男性、左手、女性、右手を接触したとき、
この人とつながったぞ!って、
どんな感覚なのでしょう」
さぁ、どうだ?
アナタならナンテ答える?
続く第941話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.113 ~ 検査結果前 ~
2日後に手術を控えたその日、
担当の医師から
「検査の結果が出そろったため、今夜お話したい」
と、連絡が入りました。
ドキドキしました。
いよいよです。
“命の保障”が言い渡されるはずです。
「できれば、おひとりではなくご家族の方も一緒に」
ソレを聞いた途端、気分がドーンと暗くなりました。
「ワタシ一人では、精神的に持たないってこと?」
医師の淡々とした口調も気がかりでしたが、
怖くて、ナニも聞けませんでした。
最大の焦点は“転移状況”でしょう。
医師が最も気にかけていたのは骨への転移のようでした。
そういえば、MRIの検査の撮影を終え、帰り支度をしているとき、
ふと、医師の姿を見かけました。
誰かのデータを受け取りに来たようです。
非常にあせったような表情が印象的でした。
ソレを見た、看護婦さんがこうもらしました。
「あの忙しい先生が、
直接(データを)取りに来るなんて、
よほど気にかかる患者さんなんでしょうね」
途端に、たった今、
ワタシの撮影をしてくれた技師さんが怖い表情になって、
「いらないことを言うな」
という感じで、看護婦さんをたしなめました。
その様子から、
あのデータはワタシのものだったのだと確信しました。
夕方、両親もやってきました。
結果報告があると伝えると、それが終わるまでイルと言い張ります。
やがてY氏も到着。
そのときが来るのを静かに待つことになりました。
と、その前に、
ワタシにはやるべき大切な“行事”があったのです。
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いくつか“謎めいたモン”があったよね?
「あなたたち、ホールドの意味はわかるかな?」
「組むってどういうことかしら?」
この問いに関してはすでに答えが出ていたはず。
ホールド=組むとは“関係を持つこと”
そして、ワルツをレッスン中のカップルに対して
「正しく組む作業が出来ていない」
と、指摘。
その理由として
「コンタクトはしているけれど、
コネクトしていない」
コンタクトは“接触”
コネクトは“つながり・関係を持つこと”
ってことは、
「接触はしているけれども、
つながり・関係を持っていない」
ってことを言いたかったんだよね。
さぁ、これはどういう意味かわかるかな?
例えば
ドライヤーを使おうと思い、
コンセントをさし、スイッチON
ところが、アレッ? ウンともスンともいわないぞ。
これが、
接触はしているけれども・・・
コンセントをさし、スイッチONできているが、
つながり・関係を持っていない・・・
電気が通っていない
状態だ。
電気が通り、
普通にドライヤーとして機能できて初めて、
「あ、つながった! 良かった」
となるハズなのに。
さて、話をホールドのことに戻そう。
これから目の前の人と、一緒にワルツを踊ろうと思い、
男性、左手、女性、右手を接触。
問題は次の瞬間だ。
ちゃんと二人の間に
“電気が通ったこと”を感じただろうか?
つまり、
「この人とつながったぞ!」
という、確認作業をしただろうか?
これが、前回におけるコーチャーの言葉
「お互い、
ワンシーン・ワンシーンで、
ナニを意識したか?」
ってことなんだな。
「手を取った瞬間に相手とつながったかどうか?
イヤァ、ソンナ意識、持ったことないよ」
な人は、
たぶん、サッサと次の部位の“接触行動”へと
移ったんじゃないかな?
なんせ、ホールドと言う作業完結までには、
いくつかの
“接触”をしなければいけないんだものね。
① 男性の左手と、女性の右手
② 男性の右サイドと、女性の右サイド
③ 男性の右腕(手首とヒジの間)
と女性の左腕(ヒジとワキの間)
④ 男性の右手のひらと、女性の背中
⑤ 男性の右上腕と、女性の左手
上記順番は、ある意味、それほど重要でない。
都合により、多少、入れ替わっても差し支えないッテことだ。
ンジャ、ナニが重要なのかと言うと、
接しているところを通し、
「相手と組んだ実感」があるかどうかということだ。
つまり、
コンタクト(接触)部位を通し、
相手とコネクト(関係)できているかどうか?
電気が通らず、つまり、
ドライヤーから温風が出てないのにもかかわらず、
「組めている」と、
錯覚を起こしているのではないだろうか?
言い換えれば、
コンタクトしたことで、安心してしまい、
実際のコネクトを怠っていないか?ということだ。
コンタクトは、コネクトへのきっかけ、
始まり、に過ぎない。
いや、
実際に触れることなくても、
つながりを感じることは可能だろう。
ってことは、
コンタクトはコネクトへの一手段に
過ぎないとも言える・・・
さぁて、ココで質問。
「あのぉ、相手と組んだ実感って??
例えば、
男性、左手、女性、右手を接触したとき、
この人とつながったぞ!って、
どんな感覚なのでしょう」
さぁ、どうだ?
アナタならナンテ答える?
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「もう一つの学連物語」
vol.113 ~ 検査結果前 ~
2日後に手術を控えたその日、
担当の医師から
「検査の結果が出そろったため、今夜お話したい」
と、連絡が入りました。
ドキドキしました。
いよいよです。
“命の保障”が言い渡されるはずです。
「できれば、おひとりではなくご家族の方も一緒に」
ソレを聞いた途端、気分がドーンと暗くなりました。
「ワタシ一人では、精神的に持たないってこと?」
医師の淡々とした口調も気がかりでしたが、
怖くて、ナニも聞けませんでした。
最大の焦点は“転移状況”でしょう。
医師が最も気にかけていたのは骨への転移のようでした。
そういえば、MRIの検査の撮影を終え、帰り支度をしているとき、
ふと、医師の姿を見かけました。
誰かのデータを受け取りに来たようです。
非常にあせったような表情が印象的でした。
ソレを見た、看護婦さんがこうもらしました。
「あの忙しい先生が、
直接(データを)取りに来るなんて、
よほど気にかかる患者さんなんでしょうね」
途端に、たった今、
ワタシの撮影をしてくれた技師さんが怖い表情になって、
「いらないことを言うな」
という感じで、看護婦さんをたしなめました。
その様子から、
あのデータはワタシのものだったのだと確信しました。
夕方、両親もやってきました。
結果報告があると伝えると、それが終わるまでイルと言い張ります。
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