初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
社交ダンス的・プロトコールのススメvol.3
“勝手に動き回る”女性・自己対処法②
~社交ダンサーのための“距離感”の教養 21~
その2
“イヌのお散歩”タイプ
(詳しくは第891話参照)
では、自己対処法に移るよ。
“イヌのお散歩”タイプの女性は、
ただただ一生懸命踊っているだけ・・・
という人が意外と多いんだ。
もともとのパーソナル・スペースが広い、
という理由を持ち合わせている人もいる。
また、
男性側からすれば、
「おーい、少しはコッチのこと、考えてくれよ」
と思って、色々仕掛けても、全く伝わらないほどに、
何かテクニック的なことに集中している
(例えば、カウント、ルンバウォークのテクニック)
って人も多いんだな。
他には、ホントウに男性と踊るのが(潜在的に)
イヤで無視している、という場合もあるかもしれない。
いずれにせよ、
自分がどの理由でそうなっているのかが分かったら、
もっと細やかな対処ができるということを覚えていて欲しい。
さて、
提言としては
ものすごーくシンプルなところから。
男性を、意識してみよう。
とは言っても、
アイコンタクトをしなければいけないとか、
触れ合っている手を直接感じなければダメってことではない。
では、いったいどういうことか??
もっと自分のカラダの奥の方を感じながら踊る。
つまり、
自分を深く感じながら踊るんだ。
言い換えれば、
正しくインナーマッスルを使用するという意味でもある。
(このタイプの女性は、アウターマッスルしか感じていない、
または、インナーマッスルを
使ったつもりでいるだけのことが多い)
どういうことか説明しよう。
“イヌのお散歩”タイプの女性は、
実は、自分自身のことを
あまり感じていない
・・・という人が多いんだな。
自分のパーソナル・スペースについての感覚もナイハズだ。
自分に関してでさえそうなのだから、
外部にいる男性に関しては、もっとヤバイ反応になる。
で、
無意識に、男性との関わりを、
単なる“ウスイ干渉”として感知、
もともとのパーソナル・スペースの広い人ほど、
全く男性を無視する動きをしても、気にならない
・・・ってことを繰り返しているのだ。
「ワタシって、なんだか踊っていて、
面白くないって言われるの」
と言う女性ほど、自分の内側を感じで見よう。
それが、眼の前の男性といい距離感で
踊ることにつながってくる。
自分を深く感じる延長に必ず、
相手という存在が意識されてくるからだ。
なぜか?
社交ダンスのステップ自体がそういう風に作られているし、
また、いくら無視しようにも、
実際は“手”を触れ合い、
目の前で一緒に踊っているからだ。
アイヤァ、深い話になったけれど、いかがかな?
続く第894話へ
Real Junko Voice
(目次)
スペシャルバージョン⑧
~“フレームの張り”で大勝!?~
学連競技会観戦、初体験の帰り道、
熱気にやられ、
メチャグッタリながらも、“がんばって運転中”のヒデ君が聞いてきた。
「オレのスタンダードで、今、学連の試合に出たら、
やっぱ、予選落ちかな?」
スロー・フォックストロットをするようになって、
スタン※ようやく開花宣言か!?
のヒデ君、
ワタシがなんと答えるか、楽しみにしている気配だ。
ワタシはアッサリ
「たぶん1次落ちかな」
「うへぇ~そうなん・・・」
ヒデ君、ガッカリしながらも、なんか分かるなといった感じで、
「パワーあるモンナ、みんな。
オレはまだ弱い」
「ソウ、“ヨコ”がないからね」
「ヨコって、何やそれ?」
ヨコとは、ひじのトンガリ、つまり“フレームの張り”だ。
実は、23年前の優勝の引き金になったであろう、
画期的に変な(!?)ダンスは
“ホールドのヨコ”を強調したモンだったんだ。
ロンドン帰りで、
新しいテクニックを仕入れたばかりの“ダンスの父”はこう言った。
「ヒジを吊り上げて、横のラインを魅せろ。
縦のボディは伸ばしたまま(横に張ったひじはそのままで)落とせ。
少々腰は抜けて良い」
「ボディコンタクトはなくてOK。
フレームを共有し、後は、相手のみぞおち辺りだけを感じて、
それぞれが床に立って踊れ」
で、ヒジを吊り上げる感覚のエクササイズとして、
お風呂に入ったとき、湯船にホールドを浮かせる練習、
ナンテモノも薦められたんだ。
“フレームを、筋肉のリキミではなく骨格で作る”
という、意味のことだったと理解している。
ボディコンタクト重視をしている仲間たちからは奇異な目で見られたけど、
フレームのみのコンタクトって、
それぞれが自由って感じで、
非常に踊りやすかったことを覚えているよ。
その自由性が、
相手と合わせる練習は不足していても、全然大丈夫!
な状況を生み出したんだろうね。
まぁ、今から思えば、
“父”の本当に伝えたかったことの半分も、
まともに習得できてはいなかったのだろうけれど。
「ふうん、色んなこと経験してきてるんやな」
とヒデ君。
そういう意味でも学連ダンスの体験って、
ホンマ、良かったって思ってるよ。
「学連の競技会も、オモロイな」
「また、観戦に行く?」
「モチロン!勉強になるわ」
密かに・・・応援したいカップルもできたしね・・・
※スタンダードのこと
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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とても励みになっています。(ジュンコ)
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~社交ダンサーのための“距離感”の教養 21~
その2
“イヌのお散歩”タイプ
(詳しくは第891話参照)
では、自己対処法に移るよ。
“イヌのお散歩”タイプの女性は、
ただただ一生懸命踊っているだけ・・・
という人が意外と多いんだ。
もともとのパーソナル・スペースが広い、
という理由を持ち合わせている人もいる。
また、
男性側からすれば、
「おーい、少しはコッチのこと、考えてくれよ」
と思って、色々仕掛けても、全く伝わらないほどに、
何かテクニック的なことに集中している
(例えば、カウント、ルンバウォークのテクニック)
って人も多いんだな。
他には、ホントウに男性と踊るのが(潜在的に)
イヤで無視している、という場合もあるかもしれない。
いずれにせよ、
自分がどの理由でそうなっているのかが分かったら、
もっと細やかな対処ができるということを覚えていて欲しい。
さて、
提言としては
ものすごーくシンプルなところから。
男性を、意識してみよう。
とは言っても、
アイコンタクトをしなければいけないとか、
触れ合っている手を直接感じなければダメってことではない。
では、いったいどういうことか??
もっと自分のカラダの奥の方を感じながら踊る。
つまり、
自分を深く感じながら踊るんだ。
言い換えれば、
正しくインナーマッスルを使用するという意味でもある。
(このタイプの女性は、アウターマッスルしか感じていない、
または、インナーマッスルを
使ったつもりでいるだけのことが多い)
どういうことか説明しよう。
“イヌのお散歩”タイプの女性は、
実は、自分自身のことを
あまり感じていない
・・・という人が多いんだな。
自分のパーソナル・スペースについての感覚もナイハズだ。
自分に関してでさえそうなのだから、
外部にいる男性に関しては、もっとヤバイ反応になる。
で、
無意識に、男性との関わりを、
単なる“ウスイ干渉”として感知、
もともとのパーソナル・スペースの広い人ほど、
全く男性を無視する動きをしても、気にならない
・・・ってことを繰り返しているのだ。
「ワタシって、なんだか踊っていて、
面白くないって言われるの」
と言う女性ほど、自分の内側を感じで見よう。
それが、眼の前の男性といい距離感で
踊ることにつながってくる。
自分を深く感じる延長に必ず、
相手という存在が意識されてくるからだ。
なぜか?
社交ダンスのステップ自体がそういう風に作られているし、
また、いくら無視しようにも、
実際は“手”を触れ合い、
目の前で一緒に踊っているからだ。
アイヤァ、深い話になったけれど、いかがかな?
続く第894話へ
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スペシャルバージョン⑧
~“フレームの張り”で大勝!?~
学連競技会観戦、初体験の帰り道、
熱気にやられ、
メチャグッタリながらも、“がんばって運転中”のヒデ君が聞いてきた。
「オレのスタンダードで、今、学連の試合に出たら、
やっぱ、予選落ちかな?」
スロー・フォックストロットをするようになって、
スタン※ようやく開花宣言か!?
のヒデ君、
ワタシがなんと答えるか、楽しみにしている気配だ。
ワタシはアッサリ
「たぶん1次落ちかな」
「うへぇ~そうなん・・・」
ヒデ君、ガッカリしながらも、なんか分かるなといった感じで、
「パワーあるモンナ、みんな。
オレはまだ弱い」
「ソウ、“ヨコ”がないからね」
「ヨコって、何やそれ?」
ヨコとは、ひじのトンガリ、つまり“フレームの張り”だ。
実は、23年前の優勝の引き金になったであろう、
画期的に変な(!?)ダンスは
“ホールドのヨコ”を強調したモンだったんだ。
ロンドン帰りで、
新しいテクニックを仕入れたばかりの“ダンスの父”はこう言った。
「ヒジを吊り上げて、横のラインを魅せろ。
縦のボディは伸ばしたまま(横に張ったひじはそのままで)落とせ。
少々腰は抜けて良い」
「ボディコンタクトはなくてOK。
フレームを共有し、後は、相手のみぞおち辺りだけを感じて、
それぞれが床に立って踊れ」
で、ヒジを吊り上げる感覚のエクササイズとして、
お風呂に入ったとき、湯船にホールドを浮かせる練習、
ナンテモノも薦められたんだ。
“フレームを、筋肉のリキミではなく骨格で作る”
という、意味のことだったと理解している。
ボディコンタクト重視をしている仲間たちからは奇異な目で見られたけど、
フレームのみのコンタクトって、
それぞれが自由って感じで、
非常に踊りやすかったことを覚えているよ。
その自由性が、
相手と合わせる練習は不足していても、全然大丈夫!
な状況を生み出したんだろうね。
まぁ、今から思えば、
“父”の本当に伝えたかったことの半分も、
まともに習得できてはいなかったのだろうけれど。
「ふうん、色んなこと経験してきてるんやな」
とヒデ君。
そういう意味でも学連ダンスの体験って、
ホンマ、良かったって思ってるよ。
「学連の競技会も、オモロイな」
「また、観戦に行く?」
「モチロン!勉強になるわ」
密かに・・・応援したいカップルもできたしね・・・
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