初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス
人体の中で、
最もビミョーにコントロールされている筋肉って、
“目を操作する筋肉”だという。
次なるは、
“舌を操作する筋肉”第3番目が・・・
後頭下筋(こうとうかきん)
つまりは、頭の重みを操作する筋内なんだそう。
そのスジの専門家が言う。
「後頭下筋(こうとうかきん)はサッカーでいう
“司令塔”の役割で、
ここが硬くなると全身が次々に硬くなる」
こんな観察をしてみよう。
誰でもいい。
会社の同僚・友人・家族・・の誰か一人を選び、
その人の頭をズーッと見るんだ。
最初からはソウ見えないだろうけれど、
目が細やかな動きを見るのになれてくると、
面白いことに気がつくよ。
なんと、
「人の頭ってズーッと動いている!」
で、その人に頼んでみよう。
「少しの間、頭を動かさないでみて」
聞いたその人、ビックリするだろうね。
なぜって、
動かしているツモリなんて全然ないんだもの。
このビミョーな頭の動きって、
まさに、後頭下筋(こうとうかきん)のなせる
ワザなのだけれど、
コレって
重力に一瞬一瞬
適応していくための生体反応
ともいえるんだ。
と、知った上で次なる観察。
自分自身の頭の動きの観察だ。
常に揺れているということが
感じられるような感受レベルに達する
・・・コレが目標だ。
そのためには、
外側の運動を一切やめて静かな環境を作ること。
そして、後頭下筋(こうとうかきん)の辺り
(第851話参照)
に注意を置くんだ。
できるだけその部位をハッキリとイメージできると良い。
結果・・・
「何も感じられないです」
という人が、大半だろうね。
「あぁ、すごく緊張しているのを感じます。
グーッと詰まってくる感じです」
という人は、感受力、なかなかOKね。
「モワーッとだけど、この辺りの筋肉の活動を感じるわ。
ズーと、微調整してくれているみたいね」
という人がもしいたなら、スゴイ!拍手喝采だ。
さらに時間をかけて、絶えざる動きの観察をし続ける、
ナンテことをやってみて。
もっともっと感受力が上がるよ。
さて、どうして後頭下筋(こうとうかきん)の辺りを
感覚的にイメージできるようになった方が良いのか?
をまとめておこう。
ソノ辺りを特に無理しなくても
「感じれる」ようになると、
それだけで筋肉がフーッと緩んでくるからなんだ。
ただし、後頭下筋(こうとうかきん)の周辺は、
なにしろものすごくコリやすいから
がんばって感じようとすれば逆効果。
緊張して硬くなり、
もっと感じ取りにくくなるから要注意だ。
また、緊張を感じてもソレを無理に取ろうとせず、
ソノ緊張している感触を、
ユッタリとした気分を受け入れ、
そして、ひたすら感じて観察してみて。
そういう行為が、
ゆるやかなマッサージ効果を引き出すんだな。
で、後頭下筋(こうとうかきん)の周辺が楽になってきて、
ユルユルってユルムとどうなるか?
それだけで、首が長く、
頭が上へと向かっていくことができる、
なぜなら、
カラダ自体にそういう仕組みが、
インプットされてあるから。
つまり、
首が楽になれば、
勝手に首は長くなり、
頭の位置も、
最も良いところへ移動する仕組み
コレができると、次、
頭がGOODな高さになればなるほどに
重心移動が正確性を増してくるよ。
コレ、ダンサー諸君には耳寄りなことでしょ!
次回に続く 第853話へ
Real Junko Voice
「もう一つの学連物語」
vol.41 ~ お引き合わせ ~
ワタシは助手席でのナビ※が、下手です。
なぜなら、運転ができないからです。
免許がなくてもそれほど困ったことはありません。
でも、ナビができないため、
「アァ、しまった」という場面には何度か遭遇しています。
その日も、ソウでした。
Y氏の助手席で、不二家からマンションまでのナビが上手くできずに、
なんと、マンションをかなり通り過ぎてしまったのです。
普通であれば、5分足らずのしかも簡単な道のりだったと思います。
ところが、車のスピード感とともに見る景色に慣れていないため、
突然、
「アレ?ここドコだっけ?」
分からなくなってしまったのです。
Y氏は「全く気にしないでください」という空気をかもし出しながら、
悠然(ゆうぜん)※としてくれています。
やっと見覚えのある辺りに戻ってきました。
そのとき、フト、
見上げた景色の中に鎮守神社の鳥居が目に入ったのです。
自然に言葉が出てきました。
「毎日、お参りしている神社なんですよ」
するとY氏は、
「へぇ~」
驚いたような声を出します。
相当意外だったようですが、ナゼ?という質問はありませんでした。
その代わりに、思いがけない言葉を口にします。
「僕、神社、仏閣にはとても興味があるんです」
ソレは、Y氏持ち前の好奇心による“見学”という意味なのか、
“信仰心”なのかは、とっさに分かりませんでした。
と、
「僕もしょっちゅう、お参りしているんですよ」
どうも、“信仰心”であったようです。
「ものすごく、お世話になっていますから・・・」
本当に感謝しているという気持ちが入っていたのでしょうか、
とても温かい言い方でした。
「せっかくだから、お参りして行きましょうか」
どちらからともなく、そんな気分になりました。
深夜の神社に、生徒サンと二人でお参りする、
奇妙な展開になったものです。
Y氏は堂々として見えました。
手馴れた、そして非常に丁寧な、好感の持てるお参りの仕方です。
その姿は、ライトアップされた拝殿に非常に美しく映ります。
今から思えば、コレは “お引き合わせ”であったようです。
※ナビゲートのこと、道案内
※物事に動ぜず、ゆったりと落ち着いているさま
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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とても励みになっています。(ジュンコ)
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人体の中で、
最もビミョーにコントロールされている筋肉って、
“目を操作する筋肉”だという。
次なるは、
“舌を操作する筋肉”第3番目が・・・
後頭下筋(こうとうかきん)
つまりは、頭の重みを操作する筋内なんだそう。
そのスジの専門家が言う。
「後頭下筋(こうとうかきん)はサッカーでいう
“司令塔”の役割で、
ここが硬くなると全身が次々に硬くなる」
こんな観察をしてみよう。
誰でもいい。
会社の同僚・友人・家族・・の誰か一人を選び、
その人の頭をズーッと見るんだ。
最初からはソウ見えないだろうけれど、
目が細やかな動きを見るのになれてくると、
面白いことに気がつくよ。
なんと、
「人の頭ってズーッと動いている!」
で、その人に頼んでみよう。
「少しの間、頭を動かさないでみて」
聞いたその人、ビックリするだろうね。
なぜって、
動かしているツモリなんて全然ないんだもの。
このビミョーな頭の動きって、
まさに、後頭下筋(こうとうかきん)のなせる
ワザなのだけれど、
コレって
重力に一瞬一瞬
適応していくための生体反応
ともいえるんだ。
と、知った上で次なる観察。
自分自身の頭の動きの観察だ。
常に揺れているということが
感じられるような感受レベルに達する
・・・コレが目標だ。
そのためには、
外側の運動を一切やめて静かな環境を作ること。
そして、後頭下筋(こうとうかきん)の辺り
(第851話参照)
に注意を置くんだ。
できるだけその部位をハッキリとイメージできると良い。
結果・・・
「何も感じられないです」
という人が、大半だろうね。
「あぁ、すごく緊張しているのを感じます。
グーッと詰まってくる感じです」
という人は、感受力、なかなかOKね。
「モワーッとだけど、この辺りの筋肉の活動を感じるわ。
ズーと、微調整してくれているみたいね」
という人がもしいたなら、スゴイ!拍手喝采だ。
さらに時間をかけて、絶えざる動きの観察をし続ける、
ナンテことをやってみて。
もっともっと感受力が上がるよ。
さて、どうして後頭下筋(こうとうかきん)の辺りを
感覚的にイメージできるようになった方が良いのか?
をまとめておこう。
ソノ辺りを特に無理しなくても
「感じれる」ようになると、
それだけで筋肉がフーッと緩んでくるからなんだ。
ただし、後頭下筋(こうとうかきん)の周辺は、
なにしろものすごくコリやすいから
がんばって感じようとすれば逆効果。
緊張して硬くなり、
もっと感じ取りにくくなるから要注意だ。
また、緊張を感じてもソレを無理に取ろうとせず、
ソノ緊張している感触を、
ユッタリとした気分を受け入れ、
そして、ひたすら感じて観察してみて。
そういう行為が、
ゆるやかなマッサージ効果を引き出すんだな。
で、後頭下筋(こうとうかきん)の周辺が楽になってきて、
ユルユルってユルムとどうなるか?
それだけで、首が長く、
頭が上へと向かっていくことができる、
なぜなら、
カラダ自体にそういう仕組みが、
インプットされてあるから。
つまり、
首が楽になれば、
勝手に首は長くなり、
頭の位置も、
最も良いところへ移動する仕組み
コレができると、次、
頭がGOODな高さになればなるほどに
重心移動が正確性を増してくるよ。
コレ、ダンサー諸君には耳寄りなことでしょ!
次回に続く 第853話へ
Real Junko Voice
「もう一つの学連物語」
vol.41 ~ お引き合わせ ~
ワタシは助手席でのナビ※が、下手です。
なぜなら、運転ができないからです。
免許がなくてもそれほど困ったことはありません。
でも、ナビができないため、
「アァ、しまった」という場面には何度か遭遇しています。
その日も、ソウでした。
Y氏の助手席で、不二家からマンションまでのナビが上手くできずに、
なんと、マンションをかなり通り過ぎてしまったのです。
普通であれば、5分足らずのしかも簡単な道のりだったと思います。
ところが、車のスピード感とともに見る景色に慣れていないため、
突然、
「アレ?ここドコだっけ?」
分からなくなってしまったのです。
Y氏は「全く気にしないでください」という空気をかもし出しながら、
悠然(ゆうぜん)※としてくれています。
やっと見覚えのある辺りに戻ってきました。
そのとき、フト、
見上げた景色の中に鎮守神社の鳥居が目に入ったのです。
自然に言葉が出てきました。
「毎日、お参りしている神社なんですよ」
するとY氏は、
「へぇ~」
驚いたような声を出します。
相当意外だったようですが、ナゼ?という質問はありませんでした。
その代わりに、思いがけない言葉を口にします。
「僕、神社、仏閣にはとても興味があるんです」
ソレは、Y氏持ち前の好奇心による“見学”という意味なのか、
“信仰心”なのかは、とっさに分かりませんでした。
と、
「僕もしょっちゅう、お参りしているんですよ」
どうも、“信仰心”であったようです。
「ものすごく、お世話になっていますから・・・」
本当に感謝しているという気持ちが入っていたのでしょうか、
とても温かい言い方でした。
「せっかくだから、お参りして行きましょうか」
どちらからともなく、そんな気分になりました。
深夜の神社に、生徒サンと二人でお参りする、
奇妙な展開になったものです。
Y氏は堂々として見えました。
手馴れた、そして非常に丁寧な、好感の持てるお参りの仕方です。
その姿は、ライトアップされた拝殿に非常に美しく映ります。
今から思えば、コレは “お引き合わせ”であったようです。
※ナビゲートのこと、道案内
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