初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス
特別シリーズ
社交ダンスを教えるということvol.6
感情移入のコミュニケーションとは?
木を見て森を見ず!? ⑩
さぁ、いよいよお話は佳境に・・・
ジュンコ先生が、
人(この場合は生徒さん)を理解するために
やってきた努力の内容について・・・
「その人の言うことをよーく聴くように努める。
(相手の言う)どんな小さなことでも大切にする。
そして、最大のポイントが、
感情を移入して相手の話を聴く」
ことだという。
Q
「感情移入なんて、ナンだが難しそうですね。
“相手の身になって聞く”のもっと深い版、
というようなモノですか?」
ジュンコ先生
「そうね。
相手の考え・感情・動機(ナゼそんなことをしたのか?)
などを、全く“色眼鏡”ナシで、
言うなれば、
相手の心の中に
お邪魔させてもらいながら、
感じていくの。
心構えとしては、
ただ聞くのではなく、ホントウに、
理解しようと思って聴く意志を持つことが大切ね。
で、相手の言っていることに集中する。
そうすれば、聴こえてくるものなのよ、
その人の魂からの声のようなものが」
Q
「ウーン、表面的な言葉だけ聞いているのでは
なさそうな感じですね。
そんなことができるなんて、やっぱり才能では?
と、思っちゃうのですが、
違うんですよね?
練習、そして、努力なんですよね?」
ジュンコ先生
「ソウよ、モチロン。
そういえば、この
“人の話を聴く練習”は、
“音楽を聴く練習”や
“自分のカラダの内部を感じ取る(聴く)練習”に
似ているわね。
デリケートなコミュニケーションの作業だから、
(その作業が)成功し始め、
上質なコミュニケーション
が取れるようになってくると、
周りの空気まで変わっちゃう感じがするわね」
Q
「え、周りの空気がデスか?」
ジュンコ先生
「ソウよ。
空気が澄んでくるというか、
静かになってくるというか、
聖なる空間になってくる感じというか・・・」
Q
「その空気感って、
なんとなく分かるような気はするのですが」
ジュンコ先生
「ソレは良かった。
もっと具体的にみてみましょうか・・・。
コーチャーが感情移入して生徒さんの声を聴くことで、
“精神的な空気”を
(コーチャーは生徒サンに)与えることができる。
その空気って、
『何でも話して大丈夫よ。
あなたは裁かれない。
あなたは安全よ』といった
信頼とか安らぎとか癒しとかいう、
要素から構成されたものだと思うの。
そんな空気を感じ取った生徒さんは、
ますます、心を開いて、
話してくれるようになるかもしれないわね。
そうやって生徒さんから
多くの情報をもらうことができたコーチャーは、
(生徒さんの)
共感につながる有意義なレッスンが可能になる。
やがて
コーチャーと生徒さんの間に、深い
信頼関係が生まれる・・・
そういう、個人レッスンが最も理想だと思うのよ」
Q
「そりゃソウでしょうね。
ウーン、
相手の話を感情移入して聴く努力か・・・。
私も、やってみます」
ジュンコ先生
「そうこなくっちゃ。
私もモチロン、まだまだ修行の身よ(笑)
一緒にがんばりましょう。
では、手始めに
前号のレッスンを感情移入のコミュニケーションに
置き換えてみるわね」
続く 第849話へ
Real Junko Voice
「もう一つの学連物語」
vol.37 ~ やぁ、こんにちは! ~
“ビジネス書”を薦めてくれた生徒サンにお礼を言うと、
また、2冊の本を手渡してくれました。
「会社の組織」「コーチング※」に関するものでした。
どちらもベストセラーになった有名な書ということでした。
ダンスのレッスンに活かせる内容が盛り込まれていました。
その生徒サンは本に詳しい方らしく、
他にも色々、オススメを教えてくれました。
ワタシは書店に足繁く(あししげく)通うようになりました。
程なく、
ガランとしていた部屋にさまざまなジャンルの本がやってきました。
梅田のトアル大きな書店の中をグルグル回っていると、
「ここにいるよ」とばかりに、
キラリ輝いている本を見つけることもたびたびでした。
手に取って、ページをめくるや否や、
「やぁ、こんにちは!出会えて良かったよ」
そんな声が聞こえてくるような、内容。
中には、音楽療法の本・心理学の本・武道の本・・
意外なものもありました。
でも、これからの自分に役に立つと直感し、迷わず購入しました。
何気なく買った本の中に、ずっと知りたかった内容の記事を見つける、
という偶然も重なりました。
ナニを読んでも “自己認識”の拡大を感じました。
「ダンスしか知らない」ことを、
どこかで自負していた自分が恥ずかしくなってきました。
人体に興味を持ち始めたのもこの頃です。
簡単な解剖学的な本を手に入れています。
また、当時はまだ珍しかった、ヒーリング・オーラエネルギーの本も購入。
そして、あるヒーリングの本に非常にココロを動かされます。
ぜひともダンスに取り入れたい、
ワークショップに参加し、勉強を進めたいと思いました。
しかし、ワークショップ開催地は、アメリカ・カリフォルニア。
思い切って、問い合わせ先と記載されていた国際電話をかけてみましたが、
全く英語について行けずに、断念しました。
ある日、フト思い立ち、“社交ダンス月刊誌”を買って読んでみました。
数少ないダンス専用の本であるにも関わらず、
ソレまではほとんど手にすることはなかったモノです。
その中で、アル記事に目が留まります。
某大学教授の書いたコラムでした。
何度も何度も読みました。
ココロに期するものを感じ始めていました。
そのときは気がついていませんでした。
ソレは小さな奇跡のうねりだったのです・・・
※運動・勉強・技術などの指導をすること
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
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ジュンコ先生が、
人(この場合は生徒さん)を理解するために
やってきた努力の内容について・・・
「その人の言うことをよーく聴くように努める。
(相手の言う)どんな小さなことでも大切にする。
そして、最大のポイントが、
感情を移入して相手の話を聴く」
ことだという。
Q
「感情移入なんて、ナンだが難しそうですね。
“相手の身になって聞く”のもっと深い版、
というようなモノですか?」
ジュンコ先生
「そうね。
相手の考え・感情・動機(ナゼそんなことをしたのか?)
などを、全く“色眼鏡”ナシで、
言うなれば、
相手の心の中に
お邪魔させてもらいながら、
感じていくの。
心構えとしては、
ただ聞くのではなく、ホントウに、
理解しようと思って聴く意志を持つことが大切ね。
で、相手の言っていることに集中する。
そうすれば、聴こえてくるものなのよ、
その人の魂からの声のようなものが」
Q
「ウーン、表面的な言葉だけ聞いているのでは
なさそうな感じですね。
そんなことができるなんて、やっぱり才能では?
と、思っちゃうのですが、
違うんですよね?
練習、そして、努力なんですよね?」
ジュンコ先生
「ソウよ、モチロン。
そういえば、この
“人の話を聴く練習”は、
“音楽を聴く練習”や
“自分のカラダの内部を感じ取る(聴く)練習”に
似ているわね。
デリケートなコミュニケーションの作業だから、
(その作業が)成功し始め、
上質なコミュニケーション
が取れるようになってくると、
周りの空気まで変わっちゃう感じがするわね」
Q
「え、周りの空気がデスか?」
ジュンコ先生
「ソウよ。
空気が澄んでくるというか、
静かになってくるというか、
聖なる空間になってくる感じというか・・・」
Q
「その空気感って、
なんとなく分かるような気はするのですが」
ジュンコ先生
「ソレは良かった。
もっと具体的にみてみましょうか・・・。
コーチャーが感情移入して生徒さんの声を聴くことで、
“精神的な空気”を
(コーチャーは生徒サンに)与えることができる。
その空気って、
『何でも話して大丈夫よ。
あなたは裁かれない。
あなたは安全よ』といった
信頼とか安らぎとか癒しとかいう、
要素から構成されたものだと思うの。
そんな空気を感じ取った生徒さんは、
ますます、心を開いて、
話してくれるようになるかもしれないわね。
そうやって生徒さんから
多くの情報をもらうことができたコーチャーは、
(生徒さんの)
共感につながる有意義なレッスンが可能になる。
やがて
コーチャーと生徒さんの間に、深い
信頼関係が生まれる・・・
そういう、個人レッスンが最も理想だと思うのよ」
Q
「そりゃソウでしょうね。
ウーン、
相手の話を感情移入して聴く努力か・・・。
私も、やってみます」
ジュンコ先生
「そうこなくっちゃ。
私もモチロン、まだまだ修行の身よ(笑)
一緒にがんばりましょう。
では、手始めに
前号のレッスンを感情移入のコミュニケーションに
置き換えてみるわね」
続く 第849話へ
Real Junko Voice
「もう一つの学連物語」
vol.37 ~ やぁ、こんにちは! ~
“ビジネス書”を薦めてくれた生徒サンにお礼を言うと、
また、2冊の本を手渡してくれました。
「会社の組織」「コーチング※」に関するものでした。
どちらもベストセラーになった有名な書ということでした。
ダンスのレッスンに活かせる内容が盛り込まれていました。
その生徒サンは本に詳しい方らしく、
他にも色々、オススメを教えてくれました。
ワタシは書店に足繁く(あししげく)通うようになりました。
程なく、
ガランとしていた部屋にさまざまなジャンルの本がやってきました。
梅田のトアル大きな書店の中をグルグル回っていると、
「ここにいるよ」とばかりに、
キラリ輝いている本を見つけることもたびたびでした。
手に取って、ページをめくるや否や、
「やぁ、こんにちは!出会えて良かったよ」
そんな声が聞こえてくるような、内容。
中には、音楽療法の本・心理学の本・武道の本・・
意外なものもありました。
でも、これからの自分に役に立つと直感し、迷わず購入しました。
何気なく買った本の中に、ずっと知りたかった内容の記事を見つける、
という偶然も重なりました。
ナニを読んでも “自己認識”の拡大を感じました。
「ダンスしか知らない」ことを、
どこかで自負していた自分が恥ずかしくなってきました。
人体に興味を持ち始めたのもこの頃です。
簡単な解剖学的な本を手に入れています。
また、当時はまだ珍しかった、ヒーリング・オーラエネルギーの本も購入。
そして、あるヒーリングの本に非常にココロを動かされます。
ぜひともダンスに取り入れたい、
ワークショップに参加し、勉強を進めたいと思いました。
しかし、ワークショップ開催地は、アメリカ・カリフォルニア。
思い切って、問い合わせ先と記載されていた国際電話をかけてみましたが、
全く英語について行けずに、断念しました。
ある日、フト思い立ち、“社交ダンス月刊誌”を買って読んでみました。
数少ないダンス専用の本であるにも関わらず、
ソレまではほとんど手にすることはなかったモノです。
その中で、アル記事に目が留まります。
某大学教授の書いたコラムでした。
何度も何度も読みました。
ココロに期するものを感じ始めていました。
そのときは気がついていませんでした。
ソレは小さな奇跡のうねりだったのです・・・
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