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初めての方へ  目次  エクササイズ&プラクティス集  

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ジュンコ先生の

スロー・フォックストロットの

グループレッスン
が続いている。
(グループレッスンの登場人物紹介)


もうワンランクアップした

インナーマッスルを使用した

正しいCBM


をお勉強していくためには、
姿勢(ポスチャー)とダンス用ニュートラルポジション
肩甲骨・骨盤(上半身と下半身)の連動性
インナーマッスルの活性化
重心移動

の見直しが必要と、ジュンコ先生。


「予想通りだったな」
と和夫がノリタケ君に目配せだ。
(第819話参照)

と、ノリタケ君
「コレだけ多くの基礎的事項を見直せるなんて、
オレにとってはチャンスだぞ。
特に、
“肩甲骨・骨盤(上半身と下半身)の連動性”
が知りたいな。
だって、
CBMで一番困るのが、手足のつながりだもん」




ジュンコ先生はみんなに指示を与えた。

「まずは、

姿勢、ポスチャーのおさらいからね。

では、さっそくだけど、
イスに腰を下ろしてもらおうかしら」



みんなは一体何が始まるのだろう?
とザワザワ・・・



それぞれがパイプイスに座ったところで、
ジュンコ先生が言った。
「日頃、どんな感じで座っているのかしら?
そのとおりでいいから、まずは気楽に座ってね」


ジュンコ先生の言葉に従ってか、
みんな思い思いの姿勢だ。


ソレを観察してから、ジュンコ先生、
「カラダのゆがみってね、立っているとき以上に、
座っているときに身に付けちゃう人が多いっていうのよ」


みんなはドキッとした表情だ。


すかさず、ジュンコ先生が言う。
「特にジャパニーズの私たちは“イス文化”によって、
姿勢が崩れてきたと言われているわ」


すると、物知り田島さんが声を上げた。
「ソレは、欧米人と日本人の、
骨格、筋肉の発達の違いも関係しているらしいですね。
まぁ、ソレはダンサーの体型を見ていても、
よく思うことなんですが・・・
狩猟民族の欧米人は、
身体の後ろ側の筋肉が発達していて
胸を張った姿勢が自然にできる。
農耕民族の日本人は、前屈みの作業が多いため、
身体の前側の筋肉が発達し、
猫背になりやすい特徴がある。
だから、西洋の生活から生まれた“イス”に、
日本人はうまく座ることができないって
聞いたことがあります」



「ヘェ~、面白い」
とカナちゃんは喜んでいる。


「でも」
と声を上げたのはケイコさんだ。

「ジャパニーズ文化・・・
華道や茶道、武道では、座った姿を重視して、
座ること、イコール、
一種のワザと捉えられていたのですってよ。
ただし、その“座る”は、
“イス”ではなく“床”に、ですけれどもね。
だから、日本人って、
もともとは座る姿勢はキレイだったハズです、
と言うのも、ワタシ、茶道の心得が少々あるんですよ。
立っていると、猫背気味なんですが、
正座をすると、自分でいうのもなんですが
キレイな姿勢になれるんです」



ソレを聞いた、田島さん
「正座やあぐらは、

腰が立ちやすいですからね」




ジュンコ先生はニコニコしながら聞いていたが、
「床に座ることとイスに座ること、
違いは脚の処理だけなのよ。
上半身・骨盤の位置は同じでOK。
だから、今、田島さんが言われたように、
イスに座っても腰を立たせればOKなのよ」

「イスは確かに、ゆがみを誘発しやすいけれど、
反対に“姿勢”を矯正しやすい
ともいえるのよ。
それに、
イスに座ってのアクション・エクササイズは、
ダンスにとっても良い
の。
理由は2つ、
1つ目は、

体幹部にダイレクトに働くから

背骨(頚椎・胸椎・腰椎)ソレについている、
アバラ・骨盤・・操作が感じやすいわ。

2つ目は、

安定がイイから、リキミにくい

人体って立つと不安定でしょ?
立つことを阻害することを恐れて
無意識にリキンでしまうのよ。
だから、
意外とアクション・エクササイズに集中できない。

ということで、
これから

チェアー・ボディ・ワーク
(イスの上で行うエクササイズ)

を教えるわ。
“インナーマッスルを使用した正しいCBM”
のお勉強の一環でもあるし、

ダンスの土台となる

ボディワークが盛りだくさん
よ。



      続く 第821話へ





Real Junko Voice

「もう一つの学連物語」
vol.9 ~ 思い出・廃棄処分 ~
 
夜遅く一人暮らしのマンションに戻った私は、
心もカラダも疲れきった状態でした。

部屋に入ると、暗がりの中に小さな緑色のランプがチカチカ。
誰かから留守番電話が入っているようです。
「まさか・・・」
ワタシが部屋に戻ったときに聞いて欲しいと、
何らかの想いが託された“その人”からのメッセージでしょうか。
そんなことはあるハズもないと思いながらも、
期待してしまう自分が止められません。

留守番電話はなんと6件も入っています。
再生しても何も録音されていません、が、気配で分かりました。
すべて、実家の母からのもの。
“その人”からではありませんでした。

最後の一件にメッセージが入っていました。 
なんと父の登場です。 
「あ~、お父さんだけど・・・戻ったら連絡ください」
留守録に慣れていないせいか、声が上ずっています。
第1回目のコールは朝の8時前。
ワタシの仕事が休みであるということを知っていたため、
実家に来ないか、という誘いの電話だったのでしょう。
最後のコールはほんの5分前です。
でも、とても掛け直す気になどなれません。

「さてと・・・」
ワタシは、どうしてもやらなければならない作業に取り掛かる
気持ちに切り替えました。
捨て切れず、押入れにつっこんだまんまになっている、
“その人”との “思い出の品”、 一斉廃棄処分です。

学連の時の“写真”から取り掛かりました。
競技会や行事ごとにまとめ、
キレイに並べてファイリングしていましたが、
まず、その1枚1枚を勢いよく抜き取り始めました。
アルバムごと捨てるのではなく、写真だけを“焼却”するためです。
それにしても、かなりの枚数です。
抜き取ったすべてを、
全く見ようともしないでバサッとビニール袋に投げ入れました。
オッと、入りそこない、床にばら撒かれた何枚かの写真。
“その人”と一緒にボートに乗っている一枚が目に飛び込んできました。
恋真っ只中の1回生の夏合宿、野尻湖・・・
なつかしさに心が締めつけられます。
下唇をかみ締めながら、丁寧に破り捨てました。

コレで弾みがついたワタシは、
部屋にあって目に付くアレやコレや、を、全部捨てたくなってきたのです。
挙句の果て、整理ダンスやテレビまで運び出す始末。
マンションの8階からゴミ置き場まで実に10往復、
ほとんど徹夜での作業になりました。
結果、部屋はスッカラカン。

少しでも“その人”を思い出しそうなものは、
みんな部屋から消し去ったことになります。
コレで、少しは心が軽くなると信じたのですが。

ところが、ソレは翌朝のことでした・・・。



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