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初めての方へ  目次  エクササイズ&プラクティス集  

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「スローはCBMが重要」

大胆で華麗なるCBMにならないと、

スローらしくないといえる」
(第808話参照)
ということで、話を進めてきたジュンコ先生。
「では、
実際、予備足からフェザー・ステップを使って、
CBMの練習をしてみましょう」


カップルになって、
フェザー・ステップの練習が始まった。
ジュンコ先生は、みんなの様子を巡視しながら、
個々にアドバイスを続けている。


「予備足からCBMがあるんですね」

「でも、左回りだから
“より丁寧に”“カラダの中なら”ね」


「腕や肩を回しても上手く行かないですね」

「そう。
もっと背中の方を意識して」


「わぁ、CBMをやるぞと意識しすぎたら、
絞り過ぎてしまいます」


「最終的に大きなCBMを効かすためには、
最初はカラダの中で小さくからね」



そして、ジュンコ先生はみんなを集めて、
「フェザー・ステップ・・・
たったの3歩だけれど、重要なフィガーね。
スタンダードのテクニックとして大切なモノが
今練習してもらっているCBM以外にも、
一歩毎に入っているわ。
ソレらもできて初めて、
CBMの本当の感覚がわかることができようになるのよ」


そう言って、
白板にジュンコ先生は書き出した。

フェザー・ステップ男性
1. 右足前進 CBM
2. 左足前進 左SL(ショルダー・リード)でOPへ
3. 右足前進 CBMPでOPに

フェザー・ステップ女性
1.右足後退 CBM
2.左足後退 右SL(ショルダー・リード)
3.右足後退 CBMP

「コレを見て分かるように、

CBM

→SL(ショルダー・リード)

→CBMP
 

3つのテクニックが
一度にそして流れに沿って勉強できるわ。
そして、この一連の流れができてようやく、
フェザー・ステップらしくなるのよね」

「男性だけではなく、チャンと
女性も意識するようにね。
1歩目がCBM
2歩目がショルダー・リード
3歩目がCBMPというように・・・」


すると、カナちゃんが
「ワァ、そんなこと、
一歩一歩意識したことなんてなかったです」

と言いながら
実際に坂田さんと踊りながら、
実践してみている。


「カナちゃん、どうかな? 
意識すると変化はあったかな?」


カナちゃんは、
「ハイ! 
ただただ3歩一生懸命、後退スルよりも、
目指すものがあって踊りやすいです」



と、ここでノリタケ君が質問だ。
「あの、スゴク基礎的なことなんですが・・・

CBMとCBMPって、

どう違うのでしたっけ?
その辺りがアイマイなんです」



「誰か、答えられる方はいるかしら?」
と、ジュンコ先生。


すると
坂田さんが、テレながら

CBMはボディのアクションで、

CBMPはポジション、つまり、

足の位置の話で、

一直線上に足を置く・・・ことではないですか?」

(第257話参照)


「そのとおり!」
とジュンコ先生。


すると、今度はカナちゃんが質問だ。
「CBMPとCBMは違うものなんですよね?
でも、同時に使われることってあるんですか?」




「さぁ、みんな、どう思う?」
とジュンコ先生。



「アルと思いますわ」
と答えたのは、ベテラン紀子さんだ。

「例えば、コントラ・チェックの1歩目。
使用アクションがCBMで、
足の位置はCBMP
です」



「OK、よくできました! 
CBMPとCBMの同時使用・・・
他に思いつくものはあるかしら?」


平田さんが答える。
「男性のナチュラルスピンターン、4歩目。
左足を後退させるとき
右足をCBMPに保ちますな」



「あ、リバース・ピボットもですね?
それに、タンゴのフィガーの中には
たくさんでてきますわ」

紀子さんが続く。


ここで、カナちゃん
「結構あるみたいですね。
でも知らないステップばっかりかも・・・(笑)」


そして
「まだなんだかピンと来ないんです
・・・CBMPって。
で、あのぉ、また質問なんですが、

CBMPって、

どういうときに使われる
んですか?」




      続く 第817話へ





Real Junko Voice

「もう一つの学連物語」
vol.5 ~ アナタと一つになりたい ~
 
“その人”と別れてしばらくは、自分のやりたいようにできる
ある種の開放感に酔っていたと思います。
でも、ソレもつかの間、
ワタシはそれまでの人生で味わったことのナイ感情に、
苦しむこととなったのです。
どうしようもない、やるせなさ、喪失感。
自分から別れのアクションを起こし、
その人を不当に傷つけてしまった事実が、
苦しみに拍車をかけていました。
「かけがえのない人を、失ってしまった・・・」

ワタシはもがき始めました。
親元には帰らず大阪の郊外で一人暮らしを始めたワタシは、
人恋しさと寂しさも手伝って、 いくつかの恋や愛も体験しました。
どんなときも真剣ではありました。
そして、どの人にも別れたその人とは果たせなかった
“夢見るようなパートナー・シップ”を求めたのです。

“夢見るようなパートナー・シップ”とは、社交ダンスでいえば、
“フィフティ・フィフティ(五分五分)で踊る”
つまり“ワンピース”になること。
ワンピースとは、ひとつの鞘(さや=ピース)にいるかのごとく、
二人が一つになって踊るという意です。

「ホラ、海外のチャンピオン・ダンサーなんて、
各自が自在に踊りながら、スゴク自然に、
相手と最高のコミュニケーションを取り合っているでしょ?
ピッタリ寄り添って、美しく、幸せそう・・・
そんな究極の姿をダンスの中ではモチロン、
日常でも体現したい!
思えば、学連で最初にダンスを知ったときから、
ズーッと憧れていたのよ。
それに、人に社交ダンスを教えるプロなんだから
(日常でのワンピースが)体現できるよう努力をすることこそ、
真の姿でしょ、そう思っていたの」

「ジュンコ先生、
その辺のトコロは、昔から変わっていないネェ」
ヒデ君、何を思ってか笑っています。
その明るさに助けられながら、ワタシの話は続きます。

誰と付き合っても結果は同じでした。
無残な撃沈・・・。
そして皮肉なことに、アル自分の心が浮き彫りになってきて。
どの人の中にも“その人”の影を捜している
自分に気が付いてしまったのです。
「アァ、ワタシにはやっぱり、カレしかいない」

ワタシは意を決して、
その人のところへ飛びました・・・。



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