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第1回 社交ダンスが上手くなるということ
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厳選・ダンス用・ボイトレ
ハミングの キーワードその2 

腹式呼吸だ。

その説明に入る前に、チョイお尋ねしたいこと。
第796話のハミング、実際にやってみたかな?
特に、「君が代・ハミング」トライした方いるかしら?
ハイ!やってみましたって方、
こう言いたくありません?
「イヤァ、苦しくって、なかなか息が続きませんよ」

「がんばって(ハミングを)やっていると、
お腹の中が痛くなってきました」
それは良かった、おめでとう!
どういうことかと言うと、
実はその
“お腹の中が痛くなってきました”状態こそが、
ダンス・ボディ作りにGOODなワケよ。
つまり、ちゃんとハミングしてるときって、
絶対に使うんですよ、

お腹の中の筋肉を。

「あ、それが、腹式呼吸なのね!?」
その通り。
“ちゃんとハミング”を試みてると、
お腹の中を使って息をコントロールする
腹式呼吸状態になっていくわけ。
で、「お腹が痛い!」のは
その腹式呼吸で使っている
“お腹の中の主な2つの筋肉”が
(ハミングによって)
活性化されてますよ!というメッセージなんだ。

「ってことは、ハミングすることで、
その2つの筋肉が鍛えられるってこと?」
答えはYES!
「じゃ、その2つの筋肉って?」

腹横筋(ふくおうきん)と

横隔膜(おうかくまく)だ。

腹横筋については、第304話
横隔膜については第56話を参照していただくとして

なぜ、ハミングによる
腹横筋・横隔膜活性化が良いのか?

を伝えておこう。
ハミングしている時のお腹に手を当ててみて。
ハミング音を出すと言う目的のために、
ギューッと締まったりして動いているよね?
そういう“ハミング時のお腹の状態”が、
目指すべき

“踊っている時のお腹の状態”

なんだ。
どういうことかと言うと、
ハミングしているときは、目的が
「腹横筋や横隔膜を鍛えることではなく、
ハミングをするってこと」で(当然よね!)
腹横筋や横隔膜を鍛えようとして、
無理やりお腹を締めたりしていないんだな。
そんなことをしたら、
ハミングできなくなっちゃうモンね。
それに比べ、
踊っている時の腹横筋や横隔膜の使い方って、
不自然な人が多いのよね。
「お腹を締めすぎちゃって、踊れません」
なんてことになってしまう人が意外に多いんだ。
目的は踊ることなのに、
腹横筋や横隔膜を使うこと(!?)に
なってしまっているんだな。
踊りながら腹筋エクササイズはいただけない!けれど、
カラダとしては、識別しにくいわけ。

ということで、
ハミングしながらの腹式呼吸は、
ダンス実践向きの、

腹横筋や横隔膜の鍛え方なんだな。

また、
ハミング時の腹横筋や横隔膜の活性化によって、

良い姿勢とはどーいうものか? 

の思い返しもできるだろうね。
なぜって、ハミングできる姿勢も、
ダンス姿勢と同様、
背筋はスーッと伸び、胸の開いた、
リラックス姿勢だから。
まぁ、この辺(姿勢)について、またオイオイね。

もういっちょ、耳寄りな話。
ハミングで良い響きを出すことに専念しているだけで、
「お腹の周りがスッキリしたわ」
ってことも十分ありうるよ。
なぜって、
腹横筋や横隔膜っていわゆる天然コルセットだから。

※ここでの腹式呼吸は通常の声楽の世界での腹式呼吸と言うのではなく、
単に腹横筋と横隔膜を使った呼吸という概念で書いている。




      続く 第799話へ



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