初めての方へ
目次 テーマ別インデックス
エクササイズ&プラクティス集へ
ジュンコ先生の
スロー・フォックストロットのレッスンが続いている。
(グループレッスンの登場人物紹介)
今回のテーマ曲
Sammy Davis Jr. の Here I’ll Stayという曲
(第762話参照)
を、かけて
もう一度アマルガメーションの練習、再開だ。
「音楽を聴く、カラダの中で踊る・・・
なんだか分かってきたぞ。
こんな感じかな?」
とノリタケ君がなにやら試している。
と、一緒に踊っていたヨシコさんの表情に変化が。
そして、
「ノリタケ君、なんだか良い感じよ」
すると、ノリタケ君、
ものすごくうれししそうな顔をして、
「ホントですか?」
そして、和夫とパートナーチェンジをして、
真理とも踊ってみる。
果たして、真理も
「アラ、ノリタケ君、
音楽がよく聴こえて楽しいわ。
すごい!」
そして、ジュンコ先生に報告だ。
「先生、ノリタケ君が
急に踊りやすくなったんです」
ジュンコ先生がニコニコしながらやってきて
「ノリタケ君、
何か変えたのかしら?」
と尋ねると、
すると、ちょっと得意げな表情で
ノリタケ君はコンナコトを。
「ハイ、
カウントを全く考えないで、
音楽だけを感じながら踊ってみました」
真理は怪訝そうな顔をして
「カウントを数えないって、
スローとかクイックで踊らないってこと?」
「アァ、ソウだよ。
さっきまで、必死で
スロー・クイック・クイックってやっていたから、
カラダもリキンでいたし、
音楽なんて耳に入ってこないし、
難しい曲だなぁって思っていた。
でも、カウントを無視して、
音楽のみを感じて踊ってみたら、
お、良い感じって(笑)」
ジュンコ先生はうなずきながら聞いていたが、
「どんなダンスになったのか、
一度踊ってみてもらえるかしら」
ノリタケ君、
真理と組んで、踊り始めた。
が、スタートした直後、
「アレっ?
さっきはうまくいったのにな。
もう一回」
でも、今度はスタートさえできない。
ジュンコ先生は微笑みながら、
様子を見ていたが、
「OK、ノリタケ君、
カウントではなく音楽のみを感じて踊る
・・・ソレは大正解。
目指すべきモノであるのよ。
でも、
雰囲気だけになってしまったら危険よ。
『カウントを数えようと思えばちゃんと、
数えることもできます』
って、ことでないと、
上手く踊れるときと踊れないときの差が激しかったり、
無秩序に自分だけの都合で
踊ってしまったり、となっちゃう」
すると、ノリタケ君、
「あ、そういえば(一緒に踊っている)
真理ちゃんのことなんて全く忘れていた(笑)」
真理はわざと、
プーッとほっぺたを膨らませている。
ジュンコ先生が続ける。
「特に
“スタート”に関しては、
『カウントはよく分からないけれど、
マァ、イイか、気分良くスタートできるなら・・・』
というような
“曖昧(あいまい)”は、やめたほうがいい。
どのカウントでスタートを切るかということが、
自分の中でクリアに納得できていないとね」
みんなも、自分たちの踊りをやめて、
ジュンコ先生の話に耳を傾けている。
ここでジュンコ先生、
ノリタケ君に改めて質問だ。
「音楽は1234と鳴っている、
ソレはわかるかしら?」
ノリタケ君、
「ハイ・・・アレ、どうかな?
(音楽を聞きながら)1234・1234・・
コレであってますか?」
「正解よ。
じゃスタートの予備足は
何のカウントってことになるのかしら?」
「えーとぉ・・4かな?」
自信なさそうに答える、ノリタケ君。
「正解よ。
でも、
スタートだけは
もっと厳密にする習慣をつけましょうか。
実は今回のテーマ曲は
ソレが分かりやすいため選んだものでもあるのよ」
次回へ
続く 第764話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
目次 テーマ別インデックス
エクササイズ&プラクティス集へ
ジュンコ先生の
スロー・フォックストロットのレッスンが続いている。
(グループレッスンの登場人物紹介)
今回のテーマ曲
Sammy Davis Jr. の Here I’ll Stayという曲
(第762話参照)
を、かけて
もう一度アマルガメーションの練習、再開だ。
「音楽を聴く、カラダの中で踊る・・・
なんだか分かってきたぞ。
こんな感じかな?」
とノリタケ君がなにやら試している。
と、一緒に踊っていたヨシコさんの表情に変化が。
そして、
「ノリタケ君、なんだか良い感じよ」
すると、ノリタケ君、
ものすごくうれししそうな顔をして、
「ホントですか?」
そして、和夫とパートナーチェンジをして、
真理とも踊ってみる。
果たして、真理も
「アラ、ノリタケ君、
音楽がよく聴こえて楽しいわ。
すごい!」
そして、ジュンコ先生に報告だ。
「先生、ノリタケ君が
急に踊りやすくなったんです」
ジュンコ先生がニコニコしながらやってきて
「ノリタケ君、
何か変えたのかしら?」
と尋ねると、
すると、ちょっと得意げな表情で
ノリタケ君はコンナコトを。
「ハイ、
カウントを全く考えないで、
音楽だけを感じながら踊ってみました」
真理は怪訝そうな顔をして
「カウントを数えないって、
スローとかクイックで踊らないってこと?」
「アァ、ソウだよ。
さっきまで、必死で
スロー・クイック・クイックってやっていたから、
カラダもリキンでいたし、
音楽なんて耳に入ってこないし、
難しい曲だなぁって思っていた。
でも、カウントを無視して、
音楽のみを感じて踊ってみたら、
お、良い感じって(笑)」
ジュンコ先生はうなずきながら聞いていたが、
「どんなダンスになったのか、
一度踊ってみてもらえるかしら」
ノリタケ君、
真理と組んで、踊り始めた。
が、スタートした直後、
「アレっ?
さっきはうまくいったのにな。
もう一回」
でも、今度はスタートさえできない。
ジュンコ先生は微笑みながら、
様子を見ていたが、
「OK、ノリタケ君、
カウントではなく音楽のみを感じて踊る
・・・ソレは大正解。
目指すべきモノであるのよ。
でも、
雰囲気だけになってしまったら危険よ。
『カウントを数えようと思えばちゃんと、
数えることもできます』
って、ことでないと、
上手く踊れるときと踊れないときの差が激しかったり、
無秩序に自分だけの都合で
踊ってしまったり、となっちゃう」
すると、ノリタケ君、
「あ、そういえば(一緒に踊っている)
真理ちゃんのことなんて全く忘れていた(笑)」
真理はわざと、
プーッとほっぺたを膨らませている。
ジュンコ先生が続ける。
「特に
“スタート”に関しては、
『カウントはよく分からないけれど、
マァ、イイか、気分良くスタートできるなら・・・』
というような
“曖昧(あいまい)”は、やめたほうがいい。
どのカウントでスタートを切るかということが、
自分の中でクリアに納得できていないとね」
みんなも、自分たちの踊りをやめて、
ジュンコ先生の話に耳を傾けている。
ここでジュンコ先生、
ノリタケ君に改めて質問だ。
「音楽は1234と鳴っている、
ソレはわかるかしら?」
ノリタケ君、
「ハイ・・・アレ、どうかな?
(音楽を聞きながら)1234・1234・・
コレであってますか?」
「正解よ。
じゃスタートの予備足は
何のカウントってことになるのかしら?」
「えーとぉ・・4かな?」
自信なさそうに答える、ノリタケ君。
「正解よ。
でも、
スタートだけは
もっと厳密にする習慣をつけましょうか。
実は今回のテーマ曲は
ソレが分かりやすいため選んだものでもあるのよ」
次回へ
続く 第764話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
<<(第764話)ダンス・ボディ&ミュージックの基礎訓練「スロー・フォックストロット」LXXⅨ スロー・フォックストロット カウントの仕方 | Home |
(第762話)ダンス・ボディ&ミュージックの基礎訓練「スロー・フォックストロット」LXXⅦ 粋なジャズでスローを踊ろう!>>
| Home |