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エクササイズ&プラクティス集へ
ジュンコ先生のチャチャチャのレクチャー
ホッキー・スティックの
前半のロンデ・シャッセについてだ。
「なぜ、コンパクト・シャッセではなく
ロンデ・シャッセのほうが良いのか、
実際やって検証してみましょうか」
とジュンコ先生が言うと、
「あのぉ、僕、実はずっと
ロンデ・シャッセではなく、
スリップ・クローズ・シャッセを
やっていたのですが・・・。
アレマーナの時は、
スリップ・クローズ・シャッセですよね?
ソレと一緒だと思っていたんですが」
と、森田さんだ。
「OK、では、
スリップ・クローズ・シャッセとも
比べてみましょう。
なぜ、
ホッキー・スティックには
ロンデ・シャッセが良いかが
より明確になると思うわ。
ヒントは、
女性とのコミュニケーションへの
アプローチの違いよ」
ジュンコ先生は、
二人組みになって
ファン・ポジションになるように指示を出した。
「ファンから、
ホッキー・スティックの前半、
2・3・4・&・1を各カップルで
超スロー・タイミングでやってみてね。
男性 ロンデ・シャッセ
女性 フォワード・ロック・アクション
の部分を特に丁寧に、
お互いのステップを1歩1歩合わせながら」
みんな、
ゆっくり静かにやっているが・・・
「あれぇ~上手くいかないナァ」
男性軍からそんな感じの空気が流れ始め・・
しばらくして
カナちゃんと組んでいる
坂田さんからコンナ質問が上がった。
「ユックリやっていると
わからなくなってきたのですが・・・。
ロンデ・シャッセって、
カウント4・&・1のところでするんですよね?
足をロンデさせるのは、
カウント4ですか?
4で足を回して、交叉させて・・・
ってやっているとなんだかモタモタするんですけど」
ジュンコ先生はニコニコしながら
「では、坂田さんはどのカウントだと
ロンデしやすいように感じるのかな?
女性とのコミュニケーションも
ユックリとりながらやってみて」
何度か試した後、坂田さんは言った。
「エーと、
カウント3の後の&カウント
ではないでしょうか?」
「アラ、すごい(笑)
実はソコがベストなんだけど。
どうしてソウ感じたのかしら?」
坂田さんは顔を赤らめつつも、
ステップをユックリやって見せながら説明を始めた。
「ハイ。
女性とのコミュニケーションを
感じながらやってみると、
カウント3だと早過ぎるような気がして・・・
カウント3の初めは、
女性を前進ロックに誘導しようとして、
右足の上でカラダを引き込んでいる・・・
でも、
ヒップはまだ左にある状態なので、
床から足を離しにくい
(ロンデしにくい)ように感じました。
左足が自由になってロンデできるのは、
右足に体重が完全に移行した時、カナ?と思って」
「OK!その通りよ」
ジュンコ先生がうなずきながら、
「実は、
ファン・ポジションから
女性を前進ロックに誘導し、
後半の左回転までその導きを持続
している感覚を持つために、
ロンデ・シャッセが必要なの。
コンパクト・シャッセや、
スリップシャッセでは、ちょっと“不十分”ね。
女性の動きを誘導するまでにはならないわ。
でも、だからこそ、
どの
カウントでロンデをしているかを感じ取るのは
とっても大切なことよ。
と、いうことで整理するわね」
ジュンコ先生はなにやら白板に書き始めた。
ロンデ・シャッセを含む
ホッキー・スティックの前半(男性)
スペシャル・カウント 2&3&チャチャ1&で、
(第405話参照)
2 左足 チェックド・フォワード・ウォーク
女性が足を揃えるようリード
& ヒップ・アクション
女性を前進に誘導始まる
3 右足 女性をさらに前進に導きロックへ
& 左足 ロンデアクション
チャ 左足右足(軸足)の後ろに交叉
チャ 右足 右方向へスライドさせる 女性を導き続ける
1 左足を右足に揃える
白板を見ながら練習を始めた平田さんが、
声を上げた。
「あ、なぜ、コンパクト・シャッセや
スリップ・クローズ・シャッセじゃないほうが
良いのか分かりましたわ!」
「2回目の“チャ”のとき
右足を右方向へスライドさせる
アクションが女性をリードしているんですな?」
「その通りよ!」
とジュンコ先生。
「ルンバの時の女性は、
ファンで足を揃えて左前進してから
カウント4・1=右足1歩で、
男性の左前に戻ってくる。
でも、チャチャチャでは、
フォーワード・ロック4&1で前進してくるから
ソレより2歩多い。
しかも音楽は速いでしょ?
それでも二人の距離感がシッカリ取れるのならば、
コンパクト・シャッセや
スリップ・クローズ・シャッセでも
良いんだけれどもね。
でも、女性のロックの歩幅が大きくなって、
かなり移動してくるときもある。
女性のロックが終わった時に、
男性の正面や右にまでやって来ている
・・・なんてことがないように、
右へのスライドで調整するわけ。
女性の動きに合わせて、
男性もスライドしながら、
ボディを移動して行っているのよ」
「“コッチへ来てね”と女性を誘う、
オープン・ヒップ・トゥイストの時の
スリップシャッセと同じ要領ですね?」
(第398話参照)
とトシ子さん。
「ソウね」
そしてジュンコ先生は続けた。
「でも、それだけではないのよ。
ホッキー・スティックで
ロンデ・シャッセが良い理由は
左足のロンデ・アクション~
交叉の時のカラダの使い方
にかかってくるんだけど・・・」
続く 第421話へ
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とても励みになっています。(ジュンコ)
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前半のロンデ・シャッセについてだ。
「なぜ、コンパクト・シャッセではなく
ロンデ・シャッセのほうが良いのか、
実際やって検証してみましょうか」
とジュンコ先生が言うと、
「あのぉ、僕、実はずっと
ロンデ・シャッセではなく、
スリップ・クローズ・シャッセを
やっていたのですが・・・。
アレマーナの時は、
スリップ・クローズ・シャッセですよね?
ソレと一緒だと思っていたんですが」
と、森田さんだ。
「OK、では、
スリップ・クローズ・シャッセとも
比べてみましょう。
なぜ、
ホッキー・スティックには
ロンデ・シャッセが良いかが
より明確になると思うわ。
ヒントは、
女性とのコミュニケーションへの
アプローチの違いよ」
ジュンコ先生は、
二人組みになって
ファン・ポジションになるように指示を出した。
「ファンから、
ホッキー・スティックの前半、
2・3・4・&・1を各カップルで
超スロー・タイミングでやってみてね。
男性 ロンデ・シャッセ
女性 フォワード・ロック・アクション
の部分を特に丁寧に、
お互いのステップを1歩1歩合わせながら」
みんな、
ゆっくり静かにやっているが・・・
「あれぇ~上手くいかないナァ」
男性軍からそんな感じの空気が流れ始め・・
しばらくして
カナちゃんと組んでいる
坂田さんからコンナ質問が上がった。
「ユックリやっていると
わからなくなってきたのですが・・・。
ロンデ・シャッセって、
カウント4・&・1のところでするんですよね?
足をロンデさせるのは、
カウント4ですか?
4で足を回して、交叉させて・・・
ってやっているとなんだかモタモタするんですけど」
ジュンコ先生はニコニコしながら
「では、坂田さんはどのカウントだと
ロンデしやすいように感じるのかな?
女性とのコミュニケーションも
ユックリとりながらやってみて」
何度か試した後、坂田さんは言った。
「エーと、
カウント3の後の&カウント
ではないでしょうか?」
「アラ、すごい(笑)
実はソコがベストなんだけど。
どうしてソウ感じたのかしら?」
坂田さんは顔を赤らめつつも、
ステップをユックリやって見せながら説明を始めた。
「ハイ。
女性とのコミュニケーションを
感じながらやってみると、
カウント3だと早過ぎるような気がして・・・
カウント3の初めは、
女性を前進ロックに誘導しようとして、
右足の上でカラダを引き込んでいる・・・
でも、
ヒップはまだ左にある状態なので、
床から足を離しにくい
(ロンデしにくい)ように感じました。
左足が自由になってロンデできるのは、
右足に体重が完全に移行した時、カナ?と思って」
「OK!その通りよ」
ジュンコ先生がうなずきながら、
「実は、
ファン・ポジションから
女性を前進ロックに誘導し、
後半の左回転までその導きを持続
している感覚を持つために、
ロンデ・シャッセが必要なの。
コンパクト・シャッセや、
スリップシャッセでは、ちょっと“不十分”ね。
女性の動きを誘導するまでにはならないわ。
でも、だからこそ、
どの
カウントでロンデをしているかを感じ取るのは
とっても大切なことよ。
と、いうことで整理するわね」
ジュンコ先生はなにやら白板に書き始めた。
ロンデ・シャッセを含む
ホッキー・スティックの前半(男性)
スペシャル・カウント 2&3&チャチャ1&で、
(第405話参照)
2 左足 チェックド・フォワード・ウォーク
女性が足を揃えるようリード
& ヒップ・アクション
女性を前進に誘導始まる
3 右足 女性をさらに前進に導きロックへ
& 左足 ロンデアクション
チャ 左足右足(軸足)の後ろに交叉
チャ 右足 右方向へスライドさせる 女性を導き続ける
1 左足を右足に揃える
白板を見ながら練習を始めた平田さんが、
声を上げた。
「あ、なぜ、コンパクト・シャッセや
スリップ・クローズ・シャッセじゃないほうが
良いのか分かりましたわ!」
「2回目の“チャ”のとき
右足を右方向へスライドさせる
アクションが女性をリードしているんですな?」
「その通りよ!」
とジュンコ先生。
「ルンバの時の女性は、
ファンで足を揃えて左前進してから
カウント4・1=右足1歩で、
男性の左前に戻ってくる。
でも、チャチャチャでは、
フォーワード・ロック4&1で前進してくるから
ソレより2歩多い。
しかも音楽は速いでしょ?
それでも二人の距離感がシッカリ取れるのならば、
コンパクト・シャッセや
スリップ・クローズ・シャッセでも
良いんだけれどもね。
でも、女性のロックの歩幅が大きくなって、
かなり移動してくるときもある。
女性のロックが終わった時に、
男性の正面や右にまでやって来ている
・・・なんてことがないように、
右へのスライドで調整するわけ。
女性の動きに合わせて、
男性もスライドしながら、
ボディを移動して行っているのよ」
「“コッチへ来てね”と女性を誘う、
オープン・ヒップ・トゥイストの時の
スリップシャッセと同じ要領ですね?」
(第398話参照)
とトシ子さん。
「ソウね」
そしてジュンコ先生は続けた。
「でも、それだけではないのよ。
ホッキー・スティックで
ロンデ・シャッセが良い理由は
左足のロンデ・アクション~
交叉の時のカラダの使い方
にかかってくるんだけど・・・」
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