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チョット中休み エッセイvol.7 

カラダの内側から進化する実感

~カラダが変化する喜び ③~


ソレは、レッスン開始後1ヶ月ほどたった頃のお話。
以前エッセイでご紹介したことのある
某ブランドショップ(第166話参照)
で、ショッピング。
買い物のお目当てはヒデ君のジャケットだ。
担当であるKさんが、似合いそうなものを見繕ってくれ、 
ヒデ君、次々と試着し、Kさんがそのお手伝い・・・
フト見ると、Kさん、ビックリ眼になっている。
で、衝撃の次の一言


「御主人、
カラダ、変わられましたねぇ~」




「え?ど、どのヘンがですか?」


Kさんの表情、言い方から、
決して悪い方向に変わったのではないと察知したヒデ君、
次の言葉を早く聞きたくて仕方がないって様子だ。



「今ジャケットを着ていただきながら、
アレって思いました。
イヤァ、スゴく良いカラダになられましたね」




マジ顔で驚くKさんに、
ヒデ君のほうがまごつき、顔を赤らめながら 

「確かに腹は凹みましたけど・・・
そんなに変わりました?」
 



の問いに、誠実な声で
「こんなことを言っては失礼なんですが」
と前置きをされ、


「以前は、お似合いになるジャケットが
限られていました・・・」

から始まったKさんの言葉、
イヤイヤ非常に興味深いものでしたよ。


「肩の位置が変わったんです。
以前は“前肩”でしたが。
(肩が前に出ること。いい姿勢とはいえない)
今はちゃんと正しい位置に置かれています。
コレだとどんなものを着ていただいても似合いますよ」




そういえば、
ジャケットって肩で着るって言うモンね。
さすが“ジャケットの帝王”と呼ばれる
ブランドのベテラン店員さんのお言葉。
そして、



「胸幅もでき、背筋もスッと伸びられて、
骨盤も前に落ちていたのがまっすぐになられて・・・
ひょっとしてコレは、
ダンスのおかげなんですか?」




コレを聞き、
どんだけぇヒデ君が喜んだことか!



「イヤァ、今のKさんの言葉で
やっと報われました。
実はね・・・」



で、しばしダンスの話、
日刊トレーニングの話に花が咲きましたわね。




その帰り

「最近自分でも鏡に映る自分の姿見て、
変わってきたナァとは思ってたんや」

ヒデ君、メッチャうれしそうに話すんだ。



で、急に真剣な声になって

「そういえば、
これもつい最近なんやけど、
カラダがちょっとつながったような感じがあるねん」




「ホント?
何をしているときに感じるの?」



「ルンバの踏み換え(第142話参照)や、
クカラチャ (第156話参照)をしているとき。
インナーマッスルが動くってこんな感じかなって・・・」




「へぇ~スゴイヤン」



「うん、だから
チャチャチャも楽しくなってきたんや。
前は“チャチャチャ”って言う部分、
足でドカドカしてたからすごく苦痛やった。
でも、カラダの中で踏み換える感じが分かってきてん。
そしたら、忙しくなくなった」




そして、

静かな喜びをこめたようにこう言ったんだ。



カラダの動きを

味わえるようになってきた・・・


コンナン、生まれてはじめてや」



「自分の外側は気にすることはあっても、
内側なんて気にしたことがなかったもんな。
例えば歩いている時だって、
以前はただ移動していただけ。
自分のことなんてナーンにも感じずに」



「今は、常に自分のカラダを感じようとしてるねん。
どこでも踊るしね(笑)
ちょっとしたスペースがあったら、
ツイスト・シャッセの練習するし、
エレベータを待ちながらクカラチャ、
お風呂の中でも鏡見ながら・・・」




ナンカもう笑っちゃいましたよ。
きっとあのまじめぇ~な顔して、
チャチャチャとか口ずさみながら
やってるんヤロウナァって思ったら。


それとともに

“今が最も大切な変化の時期”

なんだってことも感じましたわね。
なぜって、ヒデ君のカラダの中は
大騒ぎだろうって察しがつくわけよ。
まさしくソレは“解体中”って感じ。
フリーズ(凍結)していたかのような
肩甲骨辺り、アバラ骨、骨盤・・が揺り動かされ、
バラバラになってきているんだ。
同時に、インナーマッスルもムクムクと目覚め始め、
ネットワーク形成が行われつつもアル。
鍛えている部位がカラダの深部ばかりなため、
チョイ見ただけでは分からないけれどもね。

しかも、うれしい誤算なのだが、
解体ならびにネットワーク形成は、
かなり急速に進んでいるようなんだな。

確実にカラダの内部から
外部へ進化を遂げているんだって手ごたえは、
ダイレクトにヒデ君自身にも伝わるようで、


「肩甲骨がすごく動くようになってきた」
とか、


「床をおもいっきりプレスしたら、
その反動でもっと
カラダの動きがわかるようになってきた」

とかって言う報告が相次ぎ、
そのたびに、得意げに私の前で踊ってみせる。


また、
「できる限り歩幅を小さくしたほうが、
カラダの内部は感じやすい」

やら
「カウントの3(スリー)で粘ったほうが、
動きが流れなくていい」

などのアイデアも飛び出して、
私をビックリさせたことも。
(私は質問に答えることはあっても、基本的に、
コウしろアアしろとは教えないように努めていた)


「見るたびに、新たな発見がある」
という、DVDのなかのお師匠さん
(セルゲイ・サーコフ、
マイケル・マリトースキーご両人)の、
動きをどうやら徹底的に
マネしてやろうってな構えらしい。
もちろん、これはとってもイイことなんだけどね。
(第6話参照)


チャチャチャのツイストシャッセを
カッコよく決めたいヒデ君、
怒涛の練習を繰り返し、
あるとき


「あかん!ヒザ痛めた」
って事態になったんやけど、


「俺、左足回さずに固定して、
右足、無理やり持っていってたからや」

と、自分で解決。
これにはアッパレと思いましたわよ。



さてさて、
暑かった夏が終わりを迎えた頃だったかなぁ
グループレッスンの仲間から、
次のような評価をもらい始めたんだな。


「(みぞおちあたりの指差しながら)
よう(良く)、動くようになりハッタネェ」



「ホンマに、ようそんな“オシリ”動きまんなぁ」



言われたヒデ君本人は、
なぁんか面白くない様子。



「みんな『よう、動くようになった』って言うけど、
だあれも『上手くなった』とは言ってくれない。
なんでやねん?」





事の真相がわかるのは、
それから数日後のことだった・・・。



      続く 第328話へ



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