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エクササイズ&プラクティス集へ




ジュンコ先生の、
スロー・フォックストロットの
スリー・ステップのレクチャーが続いている。


スリー・ステップは、

二律背反性をともなう

典型的なフィガー
であり、


男性の前進アクションについては、

押してもダメだよ 引いてみな!!

女性の後退アクションについては、

引くだけじゃなく 押してみな!!

ってのが、どうもポイントのようで。


男性のアクションについての説明が終わり
(第278話参照)


次は・・・



「では、女性に移るわよ。
女性の場合は、

カラダの中を引きこみ続ける

エネルギーは

即 後退に結びつく
から、

男性よりも分かりやすいとも言えるんだけれど、
注意しないと、
男性からタッタと逃げたり、
勝手に下がったり、
男性を引っ張っていったり…
コレをされると、男性はつらい(笑)
“下り坂で乳母車を押すような”ことになっちゃうわ。
女性に願わくは、
男性の前進エネルギーを吸収するように後退
そして、
“サァ、ドンドン、いらっしゃーい!”
って男性を誘導できれば、最高ね。
そのためにも、

二律背反感覚は重要なの」



ジュンコ先生は、
女性陣のほうに向きなおり、



「 “カラダの中を引き込む”だけじゃなくて
“押す”とあるんだけど、
この“押す”ってどういうことなのか、
一体どのような状態を
“押す”と表現しているのか
をみていくわね」



ジュンコ先生は、
次のような指示を出した。



「まっすぐ、リラックスして立って、
体重を左足の上においてね。
このまま、カラダの中を(腹部~背中にかけて)
グーッと引きこみながら、
CBMをかけていく
(次にステップする右足
反対側の左側のボディを後ろに動かす)。
ハイ、その状態を作りながら
(つまりカラダを引きこみながら)

ホールドは柔らかく前方へ

ヒザも前方へ動く・・・


この状態を“押す”と呼んでいるのよ、
分かるかしら?」



「先生、

引きこみが強くなればなるほど

ヒザが前方に押し出される
感じになって、

それに、左足の上で、

体重がカカトのほうに移っていくのですが、

それでいいのでしょうか?」




「紀子さん、正解よ!」
とジュンコ先生。



「ココまでカラダの中や、ヒザを使うと、
頭が左後ろにあったほうが
バランスをとりやすいですね」

とトシ子さん。



「それもOKよ。
後退のときの二律背反
“引くだけじゃなく、押してみな!!”
が上手く行けば、
そのような状態に自然と導かれてくるわ。



まとめると・・・

後退するときは、
エネルギーは前に(男性に与えるように)放出
それと相反する
引き込むエネルギーとバランスが取れることで、
ホールド・ヒザは柔らかーく前方に
頭は、背骨の周りの左へのスパイラル感覚と共に後方へ
でも、エネルギーは前に(男性に与えるように)
放出した結果なので、そっくり返る感じはしない・・・



「特に、2歩目、左足の上で、
カラダの引き込みと押しの二律背反感覚
上手くバランスが取れないと、
頭が、右に入って男性のお邪魔になっちゃったり、
反対に、男性の前進エネルギーを吸収できずに、
勝手に下がって行ったり・・・になるから要注意ね」



男性と女性共に説明が終わったところで、
カップル練習が始まった。



しばらくして、



「先生!」
と手を上げたのは、和夫だった。

「面白いことに気がついたんですが・・・。
1歩目の左足にCBMをかけて、
その上で“カラダの中を引きこむ”ことをやっていたら、

タンゴのウォークのような感じ

になったんですが・・・それでいいのでしょうか?」




ジュンコ先生は微笑みながら、
「具体的にどうなったのか、言えるかな?」



「はい、右側のボディが、
先に出て行くような・・・」




「OK!いい発見ができたわね。
ちょっとコレは説明が必要ね」

次号へ



      続く 第280話へ



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