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チョット中休み エッセイvol.89 

ダンスのアイデアなら、ドンドン出てくる

~ボクのLODは、すでにアル!?(5)~


前回の続き。

2月の狭山レッスンの帰りの車中、ワタシは尋ねた。
「なんでも良い、
お金になることじゃなくていい。
むしろ、その反対でも良いから、
なにか、ヒデ君が、
今、ヤリタイなって、思うこと、ないの?」

ソレが、

スペシャル・ミーティング

のきっかけとなった。


ヒデ君
「うーん、
やりたいことなぁ・・・」


「なんでも良いから、
やりたいことがないか?
と自分に問うことって、
“ダンス人生”の中で、
息詰っている時の打開策として有効なのよ。
生徒さんのレッスンでもよく使う手法よ。
『何か、やりたいことをナイですか?
なんでも良いから、気が向くことから、
やってみましょう』
って」


ヒデ君、黙って聴いている。


ワタシは続けた。
「例えば、
習いたいフィガーがあるとか、
種目でヤってみたいものがあるとか・・
ホント、ナァンでも良いの。

気が向いたことをやってみる

・・・コレが大事なのよ。
小さなことでも、やれそうにないような、
デッカイことでも良い。
具体的じゃなくて、
漠然としたモノでも良いのよ。
要は、
アイデアとして思いつくもの、なんでもOK

自分のココロに素直に問う

コトが重要なのよ」


すると、ヒデ君
「アイデアはあるで、イッパイ・・・」
と言った。

一瞬、目が輝いた。

ワタシは、直感で、コレは良い話だと思った。
が、
次に、ヒデ君の口から出て来た言葉には、
ちょっと驚いた。
ヒデ君は、コウ言ったのだ。

「ダンスに関するアイデアやったら、
いっぱいアル。
ダァッって出て来て、
時々、止まらんようになる」

実を言えば、
このようなことは、以前からよく、
ヒデ君から聞かされていたことなんだな。
ただし、その時は、
ワタシのアンテナに引っかかっては来なかったのだ。
アイデアの中身を聞いても、
「あぁ、今ではないな」
とか、
「ソレは難しいな」
という感覚になることがほとんどだった。
ヒデ君にも、素直にソウ告げた。
ただ、
アイデア自体はGOOD!
「ダンスの世界に新しい風を
吹き込むことになるんじゃないの!?」

と感じるようなものが多かった。
が、残念なことに、
“誰が言っているか”に問題があったのだ。
この場合の“誰”とは、もちろんヒデ君だ。
つまりは・・・チョイとキビシいようだが、
ヒデ君がアル域に到達できていなかったため、
言葉に“チカラ”を感じなかったし、
現実味もなかったんだ。
が、
今回は、ナニか違う感じがした。
そう・・・
言霊・パワーが宿っているような・・・

が、ワタシは、
ソンナコンナには触れずにコウ言った。
「どんなアイデアか言ってみて」

「ダンス以外の自分の仕事のことでのアイデアよ」
と、切り返されなかったことに気を良くしたヒデ君、
夢中になって話してくれた。

そして、
「ダンスのコトやったら、
いっぱい、
やりたいことが出てくるのに、
本業の広告関係では、全然、出てけーへん。
出てけーへんのに、
無理矢理、考えようとしている」

「いろいろ頑張って、構想を立てても、
みーんな(仕事の)話がポシャるやろ?
今のところ、百発百中で、失敗してる(笑)
だから、余計にアイデアも、
浮かべへんようになった気がする」

「だだ、漫画“ルーツ”だけは別格や。
(第1828話参照)
資金がナイから、
今、止まってしまっているけど、
絶対にやりたいし、
やる価値があると思っている。
アイデアもたくさん持っている」


ワタシは、
ヒデ君の様子を観察しながら黙って聞いていた。


と、ヒデ君、
さらに真顔になってこんな事を言い出したんだ。

「オレ、最近、
純粋に人の役に立ちたいって、思うんや」

「会社が危ないのに、ナニ言うてるねん!?
金儲けせなアカンヤロって言われるかもしれんけど、
どうしても気が乗らん」

「昔は意欲が、あった。
実際、儲けるぞ!って、
少しホンキになったら、
結構、すぐに上手くいった。
メッチャ、気分も良かった。
でも、今は、単に金が入っても、
そーいう気持ちになられへん。
金儲けは、もう、エエ。
それより、
人の役に立ちたいって、強烈に思う」

「人の役に立てることをやって、
結果、お金が入って来て、
会社が立ち直って、
それでまた、人の役に立てる仕事がデキル・・・
なぁ、ジュンコ先生、言っていたヤロ?
金の流れも、エネルギーと一緒やって。
循環せんと、アカンやって」


ワタシは、口を開いた。
「じゃぁ、そのダンスのアイデア、
ホンキでやる方向に動いてみる?」


「え?」


「ワタシ、思うに・・・
消去法だったんじゃナイの?」


      続く第2643話へ





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