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チョット中休み エッセイvol.79 

タンゴはポイズが決め手!?

~“自覚”できれば、上手くなる(3)~


“東京”報告
ワークショップについてです。


リポーター
「1日目の、

タンゴのワークショップの報告から

お願いしましょうか」


ジュンコ先生
「はい。
前夜祭の後、考えた結果
(第2515話参照)
更なるレベルアップに向け、
以下の2点を強化する必要があると思いました。

ボディを落とさないこと

エネルギーを高めること


逆の面から言えば、
ボディが落ちている
エネルギーが低い

この2点が、問題だと感じたわけです」


リポーター
「ボディが落ちている、
エネルギーが低いとは、
それぞれ具体的にどういう状態なのですか?」


ジュンコ先生
「『ボディが落ちる』ことをブログ用語では、

“高さ基準が低い”
(第1557話参照)

と表現していますが
簡単に言えば、

アバラの位置が低いのです。

また、カラダの中が正しく、
分離できていない状態とも言えます。
『エネルギーが低い』というのは、
気の運用が上手くいっていない状態ですね。
ブログ用語

“呼吸体”レベルが低いとも言えます。
(第2035話参照)

また“呼吸”にも問題がある状態です」


リポーター
「ボディが落ちている
エネルギーが低い
とは、タンゴ特有の問題なのですか?」


ジュンコ先生
「いいえ、ソウではありません。
ボディが落ちている
エネルギーが低い
この2点とも、
タンゴ以外のすべての種目を通して、
非常によく見受けられる問題です。
これは、
ダンス姿勢・・・“ポイズ”というのですが、
ソレを作るという基礎の基礎段階からの
ミスであると言って良いでしょう。
正しいポイズは、
ボディが高く維持できるし、
エネルギー運用もヤリよいのです」


リポーター
「では、ダンス姿勢“ポイズ作り”から
見直さないといけないのですね。
タンゴは他の種目より、
そういった見直しがやりやすいとか?」


ジュンコ先生
「その通りです。
タンゴは、
他の種目以上に、ポイズが大事。
なぜかというと、
上半身のスイングを押さえて踊るダンスだからです。
正しい意味での“垂直・ポイズ”を
キープしながら踊るスタイルで、
スイングがない分、逃げ道というか
“遊び”が少ないナイのです。
“ポイズ”が、できていないと、
実は組むことさえ、
ままならないという種目。
なので、タンゴを利用して、
ポイズのお勉強できる。
その中で上記2点の問題に
目を向けるコトが可能、というわけで
タンゴのレッスンで取り上げたのです」


リポーター
「姿勢がダメだと、
組むのもままならないなんて・・・
タンゴって、
かなり難しいものなのですね」


ジュンコ先生
「そうですね。
ポイズが“違う”と、かなり難解になります。
でも、反対に、
ポイズがデキルと、途端に組みやすくなり、
一見特殊なタンゴ・テクニックも
カラダで理解しやすいモノとして
感じられるようになります」


リポーター
「踊れるカラダがないと難解、

踊れるカラダを手に入れると、

割に簡単・・・と言うことですか?


ジュンコ先生
「その通りです。
ヒデ君が、知らず知らず、タンゴが上手くなったのも
踊れるカラダになってきたからに他なりません」


リポーター
「なるほど」


ヒデ
「ポイズの作り方のレクチャーの際
『背筋ってこんなに、中に入るのか?』
『アバラの位置って、
こんなに高くするものなのか?』

と、みんな、ビックリしていたけど、
そのレクチャー後、
ベーシックを踊った時に、
女性のカラダが、スゴく高くなり
急に踊りやすくなったので、驚きました」


リポーター
「そんな、即効で変わるものなのですか?」


ジュンコ先生
「そうですね。
カラダのパーツの“向き”を変えたり、
“高さ”を変えたりは、
指導者の元で行なうと、割合簡単にできます」


ヒデ

股関節のフリー・・・がキモやな」

(ジュンコ先生の方を見ながら)


ジュンコ先生
「そうね。
アウター・レッグを使うと、
ポイズが正しく出来ません。
ただ、アウター・レッグを使わず、
インナー・レッグを使用できる感覚の方は
増えたなって感じました。
問題2点が改善されると、
もっと、インナーを使えるようになるから
特に女性に頑張って欲しいですね。

女性の方が、

ボディが落ちやすく、

エネルギーが低くなりがち
なのです。

ワークショップ中も、女性の方へ
『自分のボディが落ちている、
エネルギーが低くなってしまっていることに
気づきましょう。

自覚を持って改善していきましょう』

とメッセージを送り続けました」


リポーター
「女性の方がボディが落ちやすく、
エネルギーが低くなりがちとは
何か理由があるのですか?」


ジュンコ先生
「一番の問題は、
女性が

“自分で踊っていない”

ということでしょうね。
“東京”の皆さんの女子力アップには、
目覚ましいものがあります。
が、それでも、まだまだ、踊り足りないのです。
もっと、自力で踊って良いのです。
女性が男性ボディやフレームの
“乗客”になってしまうと、
カップル・ダンスとしての
テクニックのすべてが、狂ってくる
・・・
その辺りを強調して伝えました」


リポーター
「参加者の皆さんの様子はいかがでしたか?」


ジュンコ先生
「ずいぶん、
意識が変わったのではないでしょうか。
例えば、フレーム。
タンゴは、男女ともフレームのリキミはだめ、
特に女性は“厳禁”なのですが、
リキんでいることに、自覚がナイ。
ソレを自覚するだけで、
踊りがズバッと変る・・・そういった体験を通して、
『自覚することの大切さ』
に気づくシーンがたくさんありましたね」


ヒデ
「例のプロムナード・ポジションの
激変のように、
(第2514話参照)
ちょっと、自分のカラダ意識が変わるだけで、
スゴい上手くなるもんやな、
ってメッチャ思いました」


ジュンコ先生
「そうね。
自分のカラダを感じる。
しかも、カラダの中、
奥の方でナニが起こっているのは、感じ取る・・・
それが、どれほど重要か・・・ってことね」


ヒデ
「個人的には
チャチャチャのように、タンゴを踊る
パソドブレチックに踊るといった、
音楽エネルギーをボディで感じながら踊るのが
オモシロかった」


ジュンコ先生
「タンゴは、まだまだ、可能性を秘めた種目・・・
その辺り、
また意識直して伝えていきたいと思っています」


リポーター
「2日目、スイングダンスの
ワークショップについての報告をお願いします」



ミニ・ミニ ボイス
女子プラで、エネルギー操作を徹底・レクチャー
一緒に踊っていたトある女性、
“気”が全身に通った瞬間、
一切のリキミが消え、
一流ダンサーのカラダに!?!?
ドヒャぁ〜。

来年は、ホンキ・エネルギー操作を伝授の年にするぞ。


      続く第2518話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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