2007.09.09 (第229話)社交ダンスの華「ワルツ」XLⅢ ホイスクのフットアクション
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ある初心者男性のお話
サークルの先輩から、こんな注意を受けたんだ。
「あのね、
ホイスクの3歩目の足
ロンデさせちゃぁダメなんだよ」
僕、ロンデって知らない。
だから一体、
何をダメだと言われているのか分からなくて、
戸惑っていると
「3歩目の足を回しているだろ、こんなふうに」
と、その先輩は、
僕のマネをやって見せてくれたのだが。
ハハーン、どうやらロンデって、
円を描くような感じで足を回す動きのことらしい。
そういえば、
「左足を右足後ろに掛けなきゃいけない」
って一生懸命だから、
そんな風にやっているかもね・・・
って実は、全く覚えがないんだ。
また、別の人からはこんなことを言われたんだ。
「3歩目ね、足を掛けるステップだけど、
足を掛けにいっちゃぁまずいんだよ」
うーん、意味不明。
ホイスクって、足を掛けるステップでしょ?
何がまずいのか分からない。
すると、その人
「ひっくり返っているだろ?足を掛けに行くから」
あぁ、僕、ひっくり返っているんだ。
この人、そのことを伝えたかったんだ・・・
って実は、自分では、
ひっくり返っていることさえ気がついていないんだな。
“ロンデ”の注意も、“ひっくり返っている”の注意も
共通しているのは、どうやら
頑張って、足を掛けようとしていることに起因
ってところまでは導き出せたんだけど。
何度も言うようだけど、
ホイスクって足を掛けるステップでしょ?
足を掛けようとせずに
結果
足が自然に掛かかるようにしろ
っていうことなの!?
そんなの、
一体どうしたらいいのって感じなんだよね。
「これは何も、
ホイスクに限った話ではないんだけれどね・・・」
ジュンコ先生はソウ切り出した。
レクチャーはホイスクのフットアクションについてだ。
「ダンスの足型はもちろん足についているもの。
でも“足の動き”はそのほとんどが“結果”なの。
何の結果かというと、
ボディ(体幹部)のしかも内側の運動。
つまりは、実際、
足型の大部分を作り出しているのは、
ボディ(体幹部)なのね。
だから、足だけを勝手に行動させてはNG。
言うなれば、『もうそろそろ後ろに掛けよう』
なんて足に“意志”を持たせてはダメなのよ。」
「ホイスクの“足を掛ける”というアクションも、
足自体をかけに行くのではなく、
足がかかるのは“結果”
大切なのは、
結果“足が掛かる”ために
ボディ(体幹部)で
どんな運動をしたら良いかということね。
サァ、どんな運動をしたら良いのかみんなも考えてみて」
「2歩目でカラダの内側の筋肉を
うーんとストレッチさせて、
結果、左足の上でライズして、
左足を吊り上げる感じで
引き寄せたらいいように思いますな。
あのインナーマッスル・・・エエト、
名前が出てこないのですが。
ちょうどみぞおち辺りで、
太ももを吊り上げてるわけですから、
その筋肉にうんと働いてもらったらいいと思いますわ」
「いい意見ね、平田さん。
ちなみにその筋肉の名前は“大腰筋”よ」
「先生、女性も同じですよね?
足で掛けるのではなく、ボディで掛ける・・・」
ハナコさんがそう言うと
「もちろんそうよ。
ホイスク、2歩目のフットワークは、
男女共にトウ(T)ね。
そのトウ・ライズが美しく決まり、3歩目の男性左足、
女性右足がロンデされる(回される)
ことなく、
スーッとボディの下へ
ストレート(直線的)に
入ってくるように
カラダの内側をライズするのよ」
続く 第230話へ
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サークルの先輩から、こんな注意を受けたんだ。
「あのね、
ホイスクの3歩目の足
ロンデさせちゃぁダメなんだよ」
僕、ロンデって知らない。
だから一体、
何をダメだと言われているのか分からなくて、
戸惑っていると
「3歩目の足を回しているだろ、こんなふうに」
と、その先輩は、
僕のマネをやって見せてくれたのだが。
ハハーン、どうやらロンデって、
円を描くような感じで足を回す動きのことらしい。
そういえば、
「左足を右足後ろに掛けなきゃいけない」
って一生懸命だから、
そんな風にやっているかもね・・・
って実は、全く覚えがないんだ。
また、別の人からはこんなことを言われたんだ。
「3歩目ね、足を掛けるステップだけど、
足を掛けにいっちゃぁまずいんだよ」
うーん、意味不明。
ホイスクって、足を掛けるステップでしょ?
何がまずいのか分からない。
すると、その人
「ひっくり返っているだろ?足を掛けに行くから」
あぁ、僕、ひっくり返っているんだ。
この人、そのことを伝えたかったんだ・・・
って実は、自分では、
ひっくり返っていることさえ気がついていないんだな。
“ロンデ”の注意も、“ひっくり返っている”の注意も
共通しているのは、どうやら
頑張って、足を掛けようとしていることに起因
ってところまでは導き出せたんだけど。
何度も言うようだけど、
ホイスクって足を掛けるステップでしょ?
足を掛けようとせずに
結果
足が自然に掛かかるようにしろ
っていうことなの!?
そんなの、
一体どうしたらいいのって感じなんだよね。
「これは何も、
ホイスクに限った話ではないんだけれどね・・・」
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レクチャーはホイスクのフットアクションについてだ。
「ダンスの足型はもちろん足についているもの。
でも“足の動き”はそのほとんどが“結果”なの。
何の結果かというと、
ボディ(体幹部)のしかも内側の運動。
つまりは、実際、
足型の大部分を作り出しているのは、
ボディ(体幹部)なのね。
だから、足だけを勝手に行動させてはNG。
言うなれば、『もうそろそろ後ろに掛けよう』
なんて足に“意志”を持たせてはダメなのよ。」
「ホイスクの“足を掛ける”というアクションも、
足自体をかけに行くのではなく、
足がかかるのは“結果”
大切なのは、
結果“足が掛かる”ために
ボディ(体幹部)で
どんな運動をしたら良いかということね。
サァ、どんな運動をしたら良いのかみんなも考えてみて」
「2歩目でカラダの内側の筋肉を
うーんとストレッチさせて、
結果、左足の上でライズして、
左足を吊り上げる感じで
引き寄せたらいいように思いますな。
あのインナーマッスル・・・エエト、
名前が出てこないのですが。
ちょうどみぞおち辺りで、
太ももを吊り上げてるわけですから、
その筋肉にうんと働いてもらったらいいと思いますわ」
「いい意見ね、平田さん。
ちなみにその筋肉の名前は“大腰筋”よ」
「先生、女性も同じですよね?
足で掛けるのではなく、ボディで掛ける・・・」
ハナコさんがそう言うと
「もちろんそうよ。
ホイスク、2歩目のフットワークは、
男女共にトウ(T)ね。
そのトウ・ライズが美しく決まり、3歩目の男性左足、
女性右足がロンデされる(回される)
ことなく、
スーッとボディの下へ
ストレート(直線的)に
入ってくるように
カラダの内側をライズするのよ」
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