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社交ダンスを始めるということ 第221話へ


ジュンコ先生の教室のホームページ




ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック

“走る”高さ基準を設定し直そう!?

~新・音楽テクニックを学ぶ~


ジュンコ先生のグループレッスンに戻ってきたよ。
(第1860話参照)
クイックステップの曲に乗って、

トーブン・タイミング・エクササイズ
(第1862話参照)

の真っ最中だ。

S(スロー)・タイミングで歩いているみんなに、
ジュンコ先生が声をかけた。
「では、2倍速のトーブン・タイミングでどうぞ!」


Q(クイック)・タイミングだ。

みんな速度をあげた。
バラバラだ。
それぞれが、必死で歩いている。
競歩のよう?


ノリタケ君が叫んだ。
「足、痛い!
間に合わない!」



カナちゃん、
ギブアップのように速度を下げ、言った。
「音楽に合わせないと、ダメなんですよね?」


ジュンコ先生はうなずき、
「そうよ」

そして、
ジュンコ先生自らも、みんなに加わり、
なんと、

本当に“走り”始めた。


マネをするものが現れ・・・


しばらくして、
「では、ゆっくりタイミングにしてみましょう」


途端に、
ゆっくりペースになるものもいたが、
中には、
さっき、走る前のS(スロー)タイミングのときより、
活発に良い動きができるものも現れ・・・


エクササイズ終了。


ジュンコ先生がみんな感想を聞いた。


トシ子さんが言った。
「意外と、走った方が楽でした。
でも、走るなんて、久しぶりですので(笑)
最初、走り始めは、走ることに没頭してしまって、
音楽が聴こえなくなったのです。
カラダもキツかったのですが、
だんだん、
音楽とのタイミングが取れる感じがしてきてからは、
面白くなってきました」



紀子さんは
「私も一緒です。

重心が、フッと高くなって、

浮いたような感じがして・・・

からだの操作が高いところから

できているよう
に思いました。

あぁ、コレが

“基準”を高く設定する

感じかな?と思ったので、
その感覚をつかむことに専念しました」



ジュンコ先生はうなずきながら
「良い意見ね。
上手くできた人は、
トシ子さんや紀子さんと同じように
感じたかも知れないわね」


と、坂田さんは
「正直、よく、分かりません・・・・
ドカドカ
足で床を蹴りまくって走っていたので、
すごく疲れました。
コレは、高さ基準の設定が低かった、
ということでしょうか?」



ジュンコ先生が答えた。
「そうね。
自分のカラダが重かったのではないかしら?


坂田さんは、
「重い、重い(笑)」


と、和夫が手を上げ、
「“走る”ことで、

重心が高くなって

操作スルべきところを設定し直せた
ので

その後、
スロータイミングが来た時、楽でした。
変わっている感じがしました」



ジュンコ先生は聞いた。
「どんな風に変わっていると感じたのか、
具体的に言えるかな?」


「ハイ。

脚で、カラダを持ち上げて

前に進んでいた感覚がなくなって、

脚を高いところから

垂らす感覚
が強くなったように思います。

走る前までは、
脚を使わないでおこうとは思いながらも、
『床をしっかり蹴って、
カラダを持ち上げて・・・』と、
がんばっていたことに気づきました」



ノリタケ君が声を上げた。
「あ、もしかして、
この辺りが、
ジュンコ先生のネライでしょ?
走ると、
誰でも、高さ基準が高くなる。
それは、
今のダンスの高さ基準の設定をし直すよう、
働きかけることになる。
そうすれば、
スロー・タイミングでの操作に戻った時、
踊りやすくなっている」



ジュンコ先生は笑いながら
「ソノ通り!」


     続く第1870話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.363 ~後ろめたい気持ちの解消~
 
日曜日
大阪、狭山(さやま)に行った。
個人レッスンの後、グループも。
昔からの生徒サンのみが集う、
今や、唯一のグループレッスンだ。

帰りの車で、ヒデ君が話始めた。
「オレ、なんか、感覚、変わったわ」

「ココのレッスン、
オレにとっては結構大変なんや。
周りがみんな“先輩”バッカリやし・・・
それが、今日は、楽しいなと思った。
時間があっという間に過ぎた」

種目はチャチャチャとスロー・フォックストロット

「ワークショップのおかげで、
チャチャチャはメッチャ踊りやすくなった。
スローも良い感じだった」

楽しかったのは、そのせい?
と尋ねると、
それだけではないという。

「オレ、今まで、
実はずっと、
“後ろめたい気持ち”があったんや。
ソレがリキミになって、
ダンスに出ていたんやと思う」

おっと、コレは思いがけない告白だ。
でも
“後ろめたい”は、
「自分に悪い点があるため、気がとがめる」
という意だが悪い点とは?

「自分から逃げているという点。
本当にやらなければイケナイ仕事を分かっていながら、
後回しにしている点。
それで、自分に自信がもてないから、リキんで
妙にやりすぎてしまって、ダンスが不自然になる。
ソウいうところが直って来たように感じた」

ソレは、良かった。

「とにかく、
今回の引っ越しの影響は、デカイわ。
ずーっと“現実”を見ているからな」

同感。



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