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エクササイズ&プラクティス集へ
チョット中休み エッセイvol.2
ワルツのデモンストレーション奮戦記
~前編~
「社交ダンスの“華”ワルツ」シリーズの途中ではありますが、
先日とり行いましたサマーパーティの報告を
チョックラさせていただきたいと思います。
ナゼって、気になりますでしょ、読者の皆さん!(第169話)
我がダンナ様ヒデ君の、デモンストレーション・デビュー
どうだったのかしら?って、
無事終わったのかしらって・・・ね。
踊った種目は、
シリーズ真っ最中のワルツだし、
さらに当日の展開を聞けば、
「なんとまぁ、ヒデさん。
このブログの記事にするための
“体験”をわざわざされたみたいですね」
なぁんてほどに
タイムリーな内容ってわかるはず。
ということで、
これはコレハの緊急報告と相成りました。
「ナンテこった・・・こんなの、アリかよ」
これがデモ終了直後のヒデ君の第一声だ。
それから約30分間、彼は “ボーゼン自失状態”に陥り、
ロクに口を利くことさえできなくなっちゃったんですねぇ。
「あぁ~くやしい!」
こみ上げてくる感情。
「マジ、ムッチャへこむで、コレは・・・」
エ、何があったのかだって?
お察しの通りでございます。
そう、上手くいかなかったの・・・
ナンテ可愛いものじゃないくらいの
大失敗 !?
本人曰く
「練習したこと、なーんにもできなかった。
全く踊った気がしない」
そして、
「できるならもう一回やり直したい」
とも。
いやぁ、そうでしょう。
彼の踊りを追いかけながら一緒に
“感情体験”した私には、
モウ痛いほど、その気持ち、ヨーク分かりますよ。
アンだけ一生懸命練習して、
ずいぶん上手にもなっていたんだけど、
彼の本当の良さはひょっこりとも
お目見えせずに終わっちゃったんだもんねぇ。
「緊張しはったんやね、
仕方ないよ、初めてなんだから」
「見ていて、
それほどおかしくなかったよ」
「そうよ、たった1ヶ月で
ここまでできたんだから上出来じゃない?!」
みんなの励ましの言葉もただただ空しく、
ふかーく傷ついたヒデ君のハートには届かない。
彼は言う。
「緊張はしていたけど、
舞い上がっていたわけではない。
むしろ冷静やった」
コレ、決して虚勢を張って
言っているわけでもないみたいなんだな。
なぜなら、踊っている間の自分の気持ちの変化を、
彼はハッキリおぼえていたから。
で、それは、
「ごっつい苦しい時間だった」
そうな。
「途中で何とか取り戻そうとしたんやけど、無理やった。
『後はもうステップの順番を間違えないようにして、
何とか無難に終わらそう』なんて
“守りの気分”になった途端に、
ホンマにまちごうて(間違って)しもうた」
モウ散々だった模様。
パートナーに助けられ、
やっとこさエンディングのポーズまでこぎつけたが
“あぁ、無念!”
サヨナラ満塁ホームランを打たれた投手のごとく、
天を仰ぎ見た・・・。
んで、肝心の失敗の原因は一体何だったのか?
ってことですが
コレがなんと、しょっぱなの
ナチュラルターンで見事“撃沈”
なんですわ。
練習を重ねるうちに
「最初のナチュラルターン、コレが大切」
と気付いたヒデ君、
「絶対決めてやる!」
とばかり勢いよく飛び出しちゃったんですね。
そうしたら、
「“捨て足”をホンマに捨ててしもうて・・・」
つまり、
軸足の左足でバランスを失い、
パートナーの両足の間に
上手く右足を入れることができず
アチャァ~失敗!」
モロへっぴり腰のまんま、
ものすごく不自然なナチュラルターンを
展開してしまったというわけ。
いったん砕けた腰は、
最後まで正常な位置にハマルことなく、
ペッタンぺッタン歩くはめに・・・。
アクシデントもあった。
練習していたパートナーが急に当日来れなくなり、
急きょ、変更。
新パートナーは、
ベテラン・テクニシャンの彼女だったのだが、
長身ヒデ君にとってちょっと小柄だったんだ。
女性と踊りなれていない初心者の彼にとっては、
少し事情が変わるだけでも
対応仕切れなかったってことでもある。
だから
「女性の股間に足が当たりそうで、怖かった。
なんとか勢いをつけていこうとした」
ことが裏目に。
でもね、これくらいマジへこみするほどの失敗って、
大きな学びがあるんだよね。
しかもダンスって、
自分の作った原因が即結果となって現れてくるから、
ホンマ分かりやすいときている。
彼の場合は特に、
パートナーのせいに絶対にできないポジションだから、
余計にやりやすいんだよな。
実際、
すべて自分の責任として
受け止めることができる人ほど、
ダンスは上達するもんね。
そこんところはさすがヒデ君、よくお分かりのようで。
「ダンスって面白いなぁ、コレはホンマええわ。
まさしく“自分探しの感情体験”やわ」
で、
「甘く見ていたわ。
もうちょっと踊れるヤロと思っていたし、
まぁ何とかなるとタカくくっていたけど
何ともならへんかったわ(笑)
あれが俺の実力や。
もっと練習して上手くなる」
と言う言葉を聞き、ホッとした次第であります。
さてさてその夜、
失敗映像がモロドカンのきつーいビデオを見ながら
失敗原因の更なる分析と、その対処法、
これからの練習に繋いでいくモロモロを話しあったわけですが、
きっと皆様のお役に立つこともあろうかと思いますので、
その内容をご披露しますゆえ、
モウしばらくお付き合いくださいませ・・・。
テーマは、
ワルツのスタートは大切!
続く 第178話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
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チョット中休み エッセイvol.2
ワルツのデモンストレーション奮戦記
~前編~
「社交ダンスの“華”ワルツ」シリーズの途中ではありますが、
先日とり行いましたサマーパーティの報告を
チョックラさせていただきたいと思います。
ナゼって、気になりますでしょ、読者の皆さん!(第169話)
我がダンナ様ヒデ君の、デモンストレーション・デビュー
どうだったのかしら?って、
無事終わったのかしらって・・・ね。
踊った種目は、
シリーズ真っ最中のワルツだし、
さらに当日の展開を聞けば、
「なんとまぁ、ヒデさん。
このブログの記事にするための
“体験”をわざわざされたみたいですね」
なぁんてほどに
タイムリーな内容ってわかるはず。
ということで、
これはコレハの緊急報告と相成りました。
「ナンテこった・・・こんなの、アリかよ」
これがデモ終了直後のヒデ君の第一声だ。
それから約30分間、彼は “ボーゼン自失状態”に陥り、
ロクに口を利くことさえできなくなっちゃったんですねぇ。
「あぁ~くやしい!」
こみ上げてくる感情。
「マジ、ムッチャへこむで、コレは・・・」
エ、何があったのかだって?
お察しの通りでございます。
そう、上手くいかなかったの・・・
ナンテ可愛いものじゃないくらいの
大失敗 !?
本人曰く
「練習したこと、なーんにもできなかった。
全く踊った気がしない」
そして、
「できるならもう一回やり直したい」
とも。
いやぁ、そうでしょう。
彼の踊りを追いかけながら一緒に
“感情体験”した私には、
モウ痛いほど、その気持ち、ヨーク分かりますよ。
アンだけ一生懸命練習して、
ずいぶん上手にもなっていたんだけど、
彼の本当の良さはひょっこりとも
お目見えせずに終わっちゃったんだもんねぇ。
「緊張しはったんやね、
仕方ないよ、初めてなんだから」
「見ていて、
それほどおかしくなかったよ」
「そうよ、たった1ヶ月で
ここまでできたんだから上出来じゃない?!」
みんなの励ましの言葉もただただ空しく、
ふかーく傷ついたヒデ君のハートには届かない。
彼は言う。
「緊張はしていたけど、
舞い上がっていたわけではない。
むしろ冷静やった」
コレ、決して虚勢を張って
言っているわけでもないみたいなんだな。
なぜなら、踊っている間の自分の気持ちの変化を、
彼はハッキリおぼえていたから。
で、それは、
「ごっつい苦しい時間だった」
そうな。
「途中で何とか取り戻そうとしたんやけど、無理やった。
『後はもうステップの順番を間違えないようにして、
何とか無難に終わらそう』なんて
“守りの気分”になった途端に、
ホンマにまちごうて(間違って)しもうた」
モウ散々だった模様。
パートナーに助けられ、
やっとこさエンディングのポーズまでこぎつけたが
“あぁ、無念!”
サヨナラ満塁ホームランを打たれた投手のごとく、
天を仰ぎ見た・・・。
んで、肝心の失敗の原因は一体何だったのか?
ってことですが
コレがなんと、しょっぱなの
ナチュラルターンで見事“撃沈”
なんですわ。
練習を重ねるうちに
「最初のナチュラルターン、コレが大切」
と気付いたヒデ君、
「絶対決めてやる!」
とばかり勢いよく飛び出しちゃったんですね。
そうしたら、
「“捨て足”をホンマに捨ててしもうて・・・」
つまり、
軸足の左足でバランスを失い、
パートナーの両足の間に
上手く右足を入れることができず
アチャァ~失敗!」
モロへっぴり腰のまんま、
ものすごく不自然なナチュラルターンを
展開してしまったというわけ。
いったん砕けた腰は、
最後まで正常な位置にハマルことなく、
ペッタンぺッタン歩くはめに・・・。
アクシデントもあった。
練習していたパートナーが急に当日来れなくなり、
急きょ、変更。
新パートナーは、
ベテラン・テクニシャンの彼女だったのだが、
長身ヒデ君にとってちょっと小柄だったんだ。
女性と踊りなれていない初心者の彼にとっては、
少し事情が変わるだけでも
対応仕切れなかったってことでもある。
だから
「女性の股間に足が当たりそうで、怖かった。
なんとか勢いをつけていこうとした」
ことが裏目に。
でもね、これくらいマジへこみするほどの失敗って、
大きな学びがあるんだよね。
しかもダンスって、
自分の作った原因が即結果となって現れてくるから、
ホンマ分かりやすいときている。
彼の場合は特に、
パートナーのせいに絶対にできないポジションだから、
余計にやりやすいんだよな。
実際、
すべて自分の責任として
受け止めることができる人ほど、
ダンスは上達するもんね。
そこんところはさすがヒデ君、よくお分かりのようで。
「ダンスって面白いなぁ、コレはホンマええわ。
まさしく“自分探しの感情体験”やわ」
で、
「甘く見ていたわ。
もうちょっと踊れるヤロと思っていたし、
まぁ何とかなるとタカくくっていたけど
何ともならへんかったわ(笑)
あれが俺の実力や。
もっと練習して上手くなる」
と言う言葉を聞き、ホッとした次第であります。
さてさてその夜、
失敗映像がモロドカンのきつーいビデオを見ながら
失敗原因の更なる分析と、その対処法、
これからの練習に繋いでいくモロモロを話しあったわけですが、
きっと皆様のお役に立つこともあろうかと思いますので、
その内容をご披露しますゆえ、
モウしばらくお付き合いくださいませ・・・。
テーマは、
ワルツのスタートは大切!
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とても励みになっています。(ジュンコ)
この際です、直裁にお尋ねします。
私も男なので、ワルツのナチュラルターンの第1歩目、右足を女性の股間に踏み込むのに躊躇があります。思い切って踏み込んで、あれは多分「恥骨」でしょうね、それにコチンと当たるのを感じるときがあります。そんなときは、これがむしろうまく踊れたような気になります。が、失礼したのかな、、、との思いもします。
ここのところです、どうなのでしょうか、失礼なのでしょうか?
男の場合は、「恥骨」の前に「袋とボッコ」をぶら下げておりますので、これに当てられると、野球のキャッチヤーと同じで、此れはもう不味いことが明らかなのですがね、、、。よろしく。
私も男なので、ワルツのナチュラルターンの第1歩目、右足を女性の股間に踏み込むのに躊躇があります。思い切って踏み込んで、あれは多分「恥骨」でしょうね、それにコチンと当たるのを感じるときがあります。そんなときは、これがむしろうまく踊れたような気になります。が、失礼したのかな、、、との思いもします。
ここのところです、どうなのでしょうか、失礼なのでしょうか?
男の場合は、「恥骨」の前に「袋とボッコ」をぶら下げておりますので、これに当てられると、野球のキャッチヤーと同じで、此れはもう不味いことが明らかなのですがね、、、。よろしく。
2007/07/19 Thu 16:54 URL [ Edit ]
ジュンコ
かばさん
こんにちは。
いつもありがとうございます。
さて、ご質問の件についてです。
社交・競技ダンスは男女の接触が“大前提”ソレがないと成立しないともいえますね。
それだからこそ、配慮するべき点が多々あるのではないかとも思われます。
ダンスの世界では“常識”、公然とされているテクニックであったとしても、
普通の“人の目”を持って見てみると「???」はいっぱいありますし、
その多くが未解決のまま、置き去りにされているようにも思う次第です。
今回の件も、
女性のインサイドへの入る際の気遣い、配慮があってはじめて
正しく美しいナチュラルターンが仕上がるもの、
そういう意識からテキストに書いてあるようなテクニックが生まれているはずだと思うのです。
と、言うことで、
男性がされてまずいことは、女性も同じであろう・・・と思いますが、いかがでしょうか?
こんにちは。
いつもありがとうございます。
さて、ご質問の件についてです。
社交・競技ダンスは男女の接触が“大前提”ソレがないと成立しないともいえますね。
それだからこそ、配慮するべき点が多々あるのではないかとも思われます。
ダンスの世界では“常識”、公然とされているテクニックであったとしても、
普通の“人の目”を持って見てみると「???」はいっぱいありますし、
その多くが未解決のまま、置き去りにされているようにも思う次第です。
今回の件も、
女性のインサイドへの入る際の気遣い、配慮があってはじめて
正しく美しいナチュラルターンが仕上がるもの、
そういう意識からテキストに書いてあるようなテクニックが生まれているはずだと思うのです。
と、言うことで、
男性がされてまずいことは、女性も同じであろう・・・と思いますが、いかがでしょうか?
2007/07/19 Thu 21:46 URL [ Edit ]
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