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社交ダンスを始めるということ 第126話へ




社交ダンス的・プロトコールのススメvol.5 

下を向いて、踊れというのですか?

~社交ダンサーのための姿勢の教養・第2弾(7)~


では、
下後鋸筋(かこうきょきん)の紹介が終わったところで、
1534話の続きに戻ろう。

ザザッとまとめると、

“抜き衣紋”

=衿を抜いた着物姿の女性に見る“和・美”は、

後ろ側の首スジ

つまり、うなじに、あり。

その、美のポイントは(首の)

長さ・向き・質感

で、長さの次は・・・

向きだ。

西洋女性にはナイ美意識を、
カラダ自体に持っている日本人女性の特質を活かした

S字型自然派曲線をホンマに美しいなぁと思い、
(第1533話参照) 

自らも目指しているワタクシ思うに、
この“向き”って、かなり大事!
決め手はヤッパ

“抜き衣紋” だ。
(第1533話参照)

コレが似合う首の向きというか、
首と胴体とのつながり方が、重要なんだ。

楚々として

慎み深く


そんでもって、

秘めたる強さ

=パワーを持ち合わせている“姿勢”


ソウいう姿勢って
“ジャパニーズ的・社交ダンス”向きかなぁって思うのよね。
あ、コレ、
競技ダンスも一緒だけどね・・・
なんて言えば、
「競技ダンスに“慎み深い”って表現、おかしくない?
“慎み深い人”なんて、勝てないじゃん!?
目一杯、自信を持って表現しなきゃ」

という声が上がるかもしれないね。

んじゃ、コレならドウだ?
競技やデモなどで踊る際は、

“慎み深い”を“気品がある”にチェンジ。

いくら自分を思い切り表現しても、
“気品”は保っていたいでしょ。
(たとえラテンダンサーであっても、ね)

そして、
ソノ気品の象徴が、
前回の

美的・最敬礼のできる姿勢であり、

ソノ完成に向けてのお話として、
今回の美的・首筋うなじへと、つながっているのね?
と、受け止めていただけたら幸いだ。

おっと、脱線しかけたぞ。
首の向きについてだ。

ワタシが生徒サンの姿勢を直すに際し、
首や頭の向きを変えると
「これって、下、向いてませんか?」
という人が多いんだ。
ワタシは、鏡でチェックをさせる。
と、
「あら?思った以上にまっすぐですね」
と、不思議がる。
「変な感じ・・・ですか?」
と尋ねると今まで“そっくりかえって”いた人ほど、
「はぁ~、
慣れないから、変だし、気持ち悪い。
それに、(こういう姿勢をとっていると)
なんだか暗い気持ちになってきます」

で、レッスン自体それこそ、
“暗い”雰囲気になっちゃうんだ(苦笑)

おまけに(そっくりかえっていた人ほど)

“目線”もソノ位置に合わせて設定してきている。

つまり、
目線が、かなり高い。
チョイ難しく言えば、

眼球運動が、

体幹部の運動と合致していない
んだ。

それゆえ、
目に不自然な力が入っている人がもっぱらだ。
コレが困りものなんよ。
でも、
トウの本人は全く気がついていない。
それどころか、
その人のカラダはこういい出す・・・

「目に力が入っていないと、

いい姿勢をしている気がしない」


こういう人ほど、
実は踊っているとき、真のバランスは取れていない。
目の重力センサーが、狂っているからだ。
これには、早期の矯正をする必要があるもんで、
首の向きから直すってわけ。
しかし、
競技選手(特に女性には)不人気だ。

「下を向いて、踊れというのですか?」

さぁて・・・!?


       続く第1539話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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