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社交ダンス的・プロトコールのススメvol.4 

お辞儀の話

~社交ダンサーのための“姿勢”の教養(4)~


ところで、
立ってスルお辞儀のことを立礼と言うんだけれど、
立礼には種類があるそうな。

会釈

敬礼

最敬礼
の3種類

マナー本などによると、
それぞれのお辞儀の目指す角度が決まっていて、
会釈が15度
敬礼が30度
最敬礼が45度
(本によっては、敬礼が45度、
最敬礼が70度~90度となっているものも)

また、お辞儀中の呼吸も大事とか。

人呼んで、“礼三息”(れいさんそく)

「吸う息で屈体(頭を下げ)し、
吐く息だけとどまり、
吸う息で起き上がる」
が基本!?
深い礼でも、浅い礼でも、
屈体している時間は同じが良し、だという。
呼吸なんて意識しすぎたら、
余計に不自然なお辞儀になっちゃいそうなのに、
なぜ、お辞儀のときに呼吸を?
本によると・・・
どんな相手に対しても折り目正しく、
自分自身の精神状態を安定させる効用もあり、
相手と呼吸を合わせるという感覚を身につけるため
とあるんだな。

そして、
「見た目にも美しく、
相手に礼を尽くしたお辞儀ができることは、
日本人としての誇りです。
そういうお辞儀のためには、
良い姿勢であることが必須。
良いお辞儀は良い姿勢から生まれます」

とある訳だ。

さて、上記“良い姿勢=見た目にも美しく、
相手に礼を尽くしたお辞儀ができる姿勢”がまんま、
ダンスを踊る際の姿勢でアルと、
ジュンコ先生は言うのだが…

ジュンコ先生
「そうね。
具体的には、

美的な最敬礼ができる姿勢を目指せば良いわね。

この際の角度は45度でOKよ」

ソウいえば、競技会を観ていても、
ちゃんとお辞儀ができている選手って、
意外と少ないんよね。
バレエのお辞儀である

“レヴェランス” ※を取り入れている人も多いけど、

イマイチ、エレガンス(優雅さ)がない。
(※バレエの世界でされるお辞儀。
胸に手を置いたり、ヒザを深く折ったりと、いろいろな型がある。
最敬礼や深い畏敬の念といった意味があり)

なーんか、
カタチだけのものになってしまうんだ。
また、
アマチュアさんのデモ前挨拶で、時折見受けられるシーン
「お辞儀しようと、
下を向いたとき、バランス崩してヨロヨロ」

あぁ、観ている方がドキドキしてしまう。
大丈夫かなぁって。

ジュンコ先生
「ソレは、
美的な最敬礼ができる姿勢の訓練が、
なされていないカラダだから。
レヴェランスには、
“顔を売る”という意味合いも含まれているらしく、
“顔”の動きを重視するけれど、
ただ単に、
胸を張って、顔を上にあげ・・・は、NGよ。
力んだ不自然なレヴェランスになっちゃう」

「本当に奇麗なレヴェランス
や、
お辞儀のためには、
何度も言うようだけど
美的な最敬礼ができる姿勢の訓練ならびに、

そのためのカラダ作りが必要なの。

そうすれば、カラダの中に、

アル特別な動線=ラインができるのよ」


       続く第1495話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



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