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読者限定ワークショップ

社交ダンスを始めるということ 第86話へ




ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック

まずは、自分で踊る楽しさを!

~社交ダンスにおける女子力の定義~


前回の続き。

快刀乱麻クリニック院長 ジュンコ先生と、Qさんの対談。

テーマは、「リード&フォロー」

社交ダンスにおける “女性”の成長についてのお話になり、
男性のリードに導かれるままに踊る依存状態は、
すべて悪いことでなく、
特にビギナーにとっては必要な時期もアリ
そして、

依存から自立への移行

まず、ココまでが、

自然に

スムーズに

有意義に


進めば、
“女性は自立して、自分で踊れるようになりなさい”
の意味をとり間違えることはないのだけれどもね・・・」
と、イミシンな発言。
では、続きをどーぞ。


ジュンコ先生
「まず、大事なのは
超初級の頃、依存状態の時期の過ごし方ね。

『アナタに踊ってもらう、って楽しいね』

や、

『アナタと踊ること、って楽しいね』

ではなく、
まず、

『ワタシが踊るって楽しいね』 

を知ることでしょうね」



「え、社交ダンスなのに・・・ですか?
二人よりも、
一人の楽しみにまず目覚めろと?」


ジュンコ先生
「そう!ソコがポイントなの。
依存状態にあるビギナーが、
先輩・コーチャー・先生から、学ぶべきは、
『誰かに踊ってもらう、楽しさ、喜びではなく
あくまで、自分が踊る、楽しさ、喜び』
なのよ。
ココをとり間違えては、いけないわ」



「“踊ってもらう”ではなく“自分が踊る”楽しさ、
喜びを知るということは、納得がいくのですが、
さっき確か、
『アナタと踊ること、って楽しいね』
でも、ナイ、と言いましたよね。
まず、
二人で踊る楽しさの前に、
『ワタシが踊る、って楽しいね』 
を、知るべきだと・・・」


ジュンコ先生
「ええ。
とても重要なことよ、良く聞いてね。
社交(競技)ダンスといえども、ダンスでしょ?

ダンスって、超個人的な欲求なのよ。

あぁ、自分を表現したい!!という。

ソレは、
かなり深いところからやってくる、
言わば、
カラダだけではなくココロと魂の欲求よ。
まず、ソレを満たしてあげないと・・・。
もっと平たく言えば、
二人の前に、まず、
各自が踊る楽しさに目覚めないと、ということね」



「ソウか・・・
小さい頃から、ジャズダンスなりをやっていて、
一人で踊るという感覚や楽しさは、十分、知っている、
だから、
今度は二人で踊るという世界を覗いてみたい・・・
という人でない限り、

“踊ったことがない”カラダなんですものね。

ソレが、いきなり
“二人で踊る”

という制約をつけられては、

実際、自分が踊っているかどうかさえ、
わからなくなってしまう恐れがありますよね。
そして、
気がつかない間に、
踊りから遠ざかってしまっている可能性も・・・」


ジュンコ先生
「あれ?ワタシ、ダンスしようと思って、
社交ダンスを始めたのに、ダンスしてるのかしら?
という方って意外と多いからね。
コレが、
“リード&フォロー問題”を生んでしまう元凶かもしれないの。
例えば、楽器の演奏に例えましょうか。
『アナタと、合奏する』 
というとき、
片方が、
『いやぁ、まだ、音が出ないんですよ』
な状態だったら、
上手くいく訳がない、と分かるでしょ?
でも、社交ダンスだったら、あり得るわけよ。
女性という“楽器”が、自ら音を出していなくても、
ベテラン男性が、
無理矢理でも引っ張っていってしまう場合があるから。
そのときに、その女性が、
『アナタと踊ること、って楽しいね』
と言ったとする。
この場合の
正確な意味は
『アナタがいないと、楽しめない。
だって、ワタシ一人では、踊れませんから』

または、
『アナタとだったら、
上手く踊れるのに(他の人だったら、踊れない)』

ね、コレは問題でしょう?」



「そうですね。
だんだんわかってきました。
でも・・・質問なんですが
それなら、
一人で踊るダンスをヤッテからしか、
ペアダンスは危険というか、
無理があるって話になってしまいませんか?
ビギナーの方には、
まず、シャドウ的に踊るダンスをたくさん教えるとか・・・
でも、
ジュンコ・メソッドでは、ソウではナイですね?
すぐに、相手と組ませて踊らせている。
それでは、
『アナタと踊ること、って楽しいことね』
を教えることになり、
『ワタシが踊る、って楽しいことね』 
を教えることにならないのではナイですか?」


ジュンコ先生
「とってもイイ質問ね・・・」


       続く第1398話へ





Real Junko Voice
(目次)

スペシャルバージョン129

~医者に行かない理由~ 

ワークショップ当日の朝、
ワタシはヒデ君に“小児用・咳止めシロップ”を買ってきてもらった。
実は前日のユニプラ中、
突然、咳き込み、止まらなくなるというシーンがあったためだ。
幸い、周囲はみな、夢中になってジルバを踊っていたため、
ほとんど誰も気がついてはいないはずだが。

何かがノドに反応したようだ。
困ったことに、 “発作後”ノドが敏感になり、
常にいがらっぽく、
ちょっとしたことで、咳が出るようになってしまってのだ。
さながら、急性アレルギーのよう。
「咳をすれば、確実にノドがやられる。
また、ワークショップ途中に咳き込むことだけは避けたい」

ソウ考えたワタシは、
珍しく“市販薬”を頼んだのだった。

ここで、

「医者には、行かなかったのか?」

という、問いに答えておこう。

ハイ、行っていない。
はなから、行く気持ちはなかった。

理由は色々だ。
まず、一つ目の理由は、
やや妙な言い方だが、

「簡単に治ってしまったら、学べない」

から。
前号で書いたように、この事態がホントウに、
何かの“試練”“訓練”であるなら、例えば注射一本で、
「ハイ、楽になりました」
では意味がナイと思ったのだ。
また、
声がでないのは単に“症状”だ。
真の原因は、もっと複雑なものだろう。
ソレを知り、今後に活かすためにも、
「カラダからの訴えをよく聴いてあげる方がいい」
また、
「できるだけ、自然に任せ、治っていく行程を見届けたい」
という思いもあった。

さらには、
「今、この苦しいときに、
安易に医者を頼ってしまうと、弱くなる」

また、声が出なくなったら、医者に行けばイイ・・・
などと言った、
依存心の芽は、最初から摘んでおきかったのだ。

が、そのような冷静な気持ちとは裏腹に、
正直“恐怖”もあった。
どういう恐怖か?

「このまま、声が出なくなってしまうのではないか?」

気持ちが弱くなるたびに、
“泰然自若”な自分が顔を出し“喝(かつ)”を入れてくれた。

ヒデ君の励ましも大きかったのは、言うまでもナイ。

話を戻そう。
いよいよ、ワークショップ開始。
いつもとは違うドキドキがあった。
「声は出るか?」
「いや、今日は、無理しても“出して”いく。
ソレしかない」
覚悟を決めていた。

ところが・・・



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