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社交ダンスを始めるということ 第64話へ




ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック

ペンデュラム・スイングによるスイング・ライン

~女性のポイズ・反りの謎~


前号の続き。

インナー・スイング・ラインの素(もと)となる
(第1318話参照)

4つのスイングのうち、
初級の頃に大切なのは、
人体に普遍的に存在する 2大スイング
ペンデュラム・スイング
メトロノーム・スイング
と、
音楽の揺れ
と、ジュンコ先生は言う。
(①については、ブログ「社交ダンスを始めるということ」
5962話に参照記事アリ)




「②の音楽の揺れというのは、理解できます。
ビギナーの頃は、幅広く色んな種目に挑戦しよう、
そして、色んな音楽で踊って、
カラダの中にいっぱいラインを描いていこう!
ということなんですね?」


ジュンコ先生
「そうよ。
カラダを固めないでユルメつつ、
音楽に乗ってドンドン踊る、が大事。
そうすれば、
勝手にインナー・スイング・ラインは増えていくわ。
また、ビギナーさんは、
①のペンデュラム・スイングや、メトロノーム・スイング
という名称はもちろん、
これらスイングの知識は別になくてOKよ。
ココでもとにかく、

カラダをほぐし、ゆるめることを徹底する!

そうすれば、

“重力”を上手く利用できるカラダへと、自然に変化していくわ。

その変化に伴って、
(ペンデュラム・スイング、
メトロノーム・スイングから生まれる)
インナー・スイング・ラインもまた、
自然にカラダの中に描かれるようになるわ」



「へぇ~、そうなんですね。
じゃぁ、
私のカラダの中にも多少は描かれているでしょうか?」


ジュンコ先生
「確かめてみましょうか。
では、まず、腕をブラブラ振ってみて」


(Qさん、指示通り腕を振っている)


ジュンコ先生
「コレは、
ペンデュラム・スイングをやっている訳だけど、
どの部分が、

支点(固定点=動かない点)になっているかしら?」



「ええと・・・

胸鎖関節(きょうさかんせつ)から、

振るようにしていますが・・」


ジュンコ先生
「スゴい!(笑)
そうね、
胸鎖関節から腕という感じが、知識としてだけではなく、
実際つかめてきているようね。
(胸鎖関節に関しては第692話参照)
胸鎖関節が支点になっている人は、かなり進化したカラダの人よ。

普通は、肩関節が支点・・・

ソレでもスムーズに振り子運動できるには、
時間がかかるものよ。
つまり、
肩関節支点でも完璧なペンデュラム・スイングができている人は、
非常に少ないってこと。
肩の周りって、とにかくカタマリやすいからね」



「じゃぁ、私は少し進化系ですね(笑)

アノ

腕を振るエクササイズを毎日やっていたら、
(社交ダンスを始めるということ 第32話参照)

随分、ブラブラはできるようになってきたのです。
ということは、ブラブラできている分、
カラダの中にラインが、
描かれていると考えて良いのでしょうか?」


ジュンコ先生
「そういうことよ。
カンタンに言えば、

筋肉や骨が動いた分だけ、

カラダの中にラインができる
と想像して欲しいの。

例えば、腕振りを例にとれば、
振るたびに同じラインを何度も何度も描いている。
そうすることによってラインを太く、強化できる。
また、振りがスムーズになればなるごとに、
周りの筋肉や骨がほぐれるから、
ラインの数は増えていくし、長くもなっていく。
Qさんのカラダには、
肩関節や胸鎖関節から伸びた、無数のラインが、
かなりくっきり描かれてきているんでしょうね。
ラインが成長すれば、
アバラや骨盤辺りまでつながっていくものよ。
どう?腕を振っていたら、
アバラや、骨盤まで一緒に動かない?」



「アバラは動くのを感じます。
骨盤はどうだろう?今度観察してみます。
そういえば、

脚振りのエクササイズもやっているんですが、
(社交ダンスを始めるということ 第40話参照)

骨盤がずいぶんとスムーズに振れるようになってきました」


ジュンコ先生
「ソレは良いことね。
支点が、股関節から、

“みぞおち”あたりに進化していってる途中でしょうね。

脚もペンデュラム・スイングの要所だから、
振り具合が進化するほどに、
たくさんのインナー・スイング・ラインが、
描かれるようになるのよ」



「じゃぁ、
腕振りと脚振りを根気よくやるだけでも、
インナー・スイング・ラインは、
かなりたくさん増えていくと解釈して良いんでしょうか?」


ジュンコ先生
「ええ、もちろん。
腕振り子と脚振り子が“先陣”となって、
カラダの中に、いっぱいの振り子現象を
作り出してくれるようになる
わ。
そうすれば、素晴らしくたくさんの
インナー・スイング・ラインが描かれていく・・・
でも、忘れちゃダメなのがメトロノーム・スイングね。
ペンデュラム・スイングによるラインだけだと、美的ポイズ、
特に女性の後方ポイズ“制作”は難しいわ。
ペンデュラム・スイングの場合、支点(固定点)が上にアルため
下手したら『頭をキレイな位置に固定し、動かしてはダメ』なんて、
概念を生みだしちゃう。
だから、

メトロノーム・スイングから生まれる

インナー・スイング・ラインの存在が重要
なの」



「そうなんですね!?
じゃぁ、メトロノーム・スイングから生まれる
インナー・スイング・ラインの描き方、
女性にとっては必須ですね」


ジュンコ先生
「ええ。
ただし、本格的なラインの描き方となると、
上級レベルテクニックが必要。

まずは、初級用を教えるわね」


       続く第1320話へ





Real Junko Voice
(目次)

スペシャルバージョン82

~代わり番コ・・・(2)~ 

前号の続き。

なぜ、ビックシェイプと実際のダンスが、つながらないのか?
ビックシェイプの時、移動はナイ。
現実の足は使わず、ずっと同じ場所にある。
しかし、いったん実践となると、移動しなければならない。
移動手段は足だ。
ところが、カラダの中の足(インナーマッスル)を使わず、
「現実の2本足をたくさん使ってしまう」
コレでは、ビックシェイプをする意味がない。

現実の2本足=枝の部分を使用した時点で、
ビックシェイプ効果は消滅する。
ビックシェイプをやっているときに味わっている感覚こそが、
「踊っている」でアルにも関わらず、
単なる移動感
足で床を蹴っている感覚
ダイレクトなヒザ使用のロウァ・ライズ感

を「踊っている」と、脳ミソが勘違いを起こしてしまうのだ。

願わくは、歩幅を押さえてでも、

カラダの中の足(インナーマッスル)のみで

踊る感覚を徹底させる
ことだ。

股関節・ひざ・足首などの意識的使用はナシにする。
ただし、インナーマッスル使用感自体が成長しないと、
なかなか勇気が持てないエリアの話ではあるが・・・。

また、ビックシェイプのときは(当然ながら)アームの動きがアル。
ところが、
「実際踊っているときは、ソンナ動き、できないじゃないか!? 
ホールドが壊れるから」

で、
「腕を固める・ホールドのカタチを作る」
これも、ビックシェイプ効果消滅の要因だ。

ビックシェイプ時の腕感覚と、
実際ホールドしてダンスするときの腕感覚にヘダタリを持たないためにも、
ビックシェイプのときに、
カラダ全面は胸の真ん中、
背面は肩甲骨辺りから、
しかもカラダの中の腕を使う感覚を身につけていくことが肝要だ。

ときに、 “ビック・シェイプ”を、

“ベリーリトル・シェイプ”

=「とても小さい腕振り幅」で、しかも、
「突っ立ったまんま」でやってみよう。
それでも、
「音楽がよく聴こえ、十分踊った!という気がした」
というなら、
実際のダンスに転用できる実力がついてきた証拠だ。



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