2010.08.03 (第1288話)ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫るⅩLⅣ~上半身と下半身のバランス~
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読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 第55話へ
ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック
上半身と下半身のバランス
~肩に関する謎~
ジュンコ先生のグループレッスン
「ブログ内グループレッスンのご紹介」
ホールド時、肩の力を抜くには、
カラダの中の腕を最大限機能させ、
ソコでホールド(相手と組む)する
その実践が続く中、
「もっと大きく踊ったら、どうなるんですか?」
という質問が佐藤さんから出た。
「これだと、パーティダンスですよね
競技会で踊るようにもっと大きくスイングをかけて踊ると、
どうなるんですか?」
カナちゃんが佐藤さんの方を向きながら尋ねる。
「もっと歩幅を出すってこと?」
「そうです。
例えば、歩くときでも、
歩幅を大きくするなら、手も大きく振った方が良いでしょ?
また、自然にそうなるとも思うんです。
ソレをダンスに置き換えて考えるとすると・・・
腕を上げ、ヒジを張って、
ホールドを大きくするからこそ、
脚にもスイングがかかる、ように思うんです。
今やっているように腕を折り畳んでいると、
その分スイングがかかりにくい。
歩幅も小さくなるもんじゃないかと」
「ソンナのおかしいじゃないんですか!?
ソレだったら、今やっている、
カラダの中の腕を使ってホールドを作る練習は、
競技ダンスでは通用しないってことじゃないですか!?」
ケイコさんが言う。
と、佐藤さん
「だから、
質問しているんですよ。
競技用にどう発展させていくのかって」
ジュンコ先生はニコニコしながら聞いていたが、
「佐藤さんは、
上半身と下半身とのバランス
のことを言っているのね?」
佐藤さんはうなずく。
ジュンコ先生はみんなの方に向きなおり、
「コレはとても良い質問よ。
結論から言うと、
カラダの中の腕をしっかり使えるようになると、
上半身は、
たくさん腕を振った状態と同じエネルギー量となるの。
だから、下半身は、
歩幅を大きくして、スイングをかけることは可能。
バランスはとれるのよ」
「反対に、
上半身はワイドなホールドを作って、
下半身は、カラダの中の脚、
つまりインナーマッスルを使い歩幅を制限する、
ソレも可能」
「良い機会だから、説明しておくわね。
上半身にも下半身にも、
内的な運動と外的な運動がアルの。
内的な運度は、
カラダの中を使った運動。
インナーマッスルや骨格、目に見えない部分の運動ね。
外的な運動は、
上半身は大きな枠。
下半身は大きな歩幅。
目に見える運動ね。
これらの運度のバランスが良ければ『良いダンス』となるわけ。
で、良いダンスのためには、
コレだけの組み合わせが考えられるわ」
ジュンコ先生はそういって白板に書き始めた。
① 上半身・内的運動充実+下半身・内的運動充実
(どちらも見た目は小さい運動、だが、踊ったという充実感はある)
② 上半身・内外的運動充実+下半身・内外的運動充実
(内容も見た目も大きい)
③ 上半身・内的運動充実+下半身・内外的運動充実
(腕を折り畳んだリラックスホールドのまま、下半身は大きく踊る)
④ 上半身・内外的運動充実+下半身・内的運動充実
(ワイドなホールドをしながら、歩幅は小さく踊る
「NGは、両方内的運動なし
または、
片方でも内的運動なしのもの。
理由はリキミの元になり、
肩に力が入ってしまうからよ」
続く第1289話へ
Real Junko Voice
(目次)
スペシャルバージョン72
~達人はほぐれている~
世の“達人”と言われる人々には、どうも共通点がアルようだ。
話を進める前に断わっておこう。
ココで言う“達人”とは、
身体操作が優れているという意味の、
例えば、
武道界
スポーツ界の人だけを指しているのではない。
料理界
音楽界
もっといえば、
サラリーマン
特定の職業についてはいない、
家庭の主婦・・
人間のカラダを有するすべての人がその対象だ。
そう、
ドコの世界にも“達人”と呼ばれる人が存在する。
では、改めてその人たちの共通点を見てみよう。
ソレは何か・・・
カラダがほぐれ、ユルんでいることだ。
コレは“達人”について書かれた多くの書物や、
人から聞き伝えられたエピソードなりから、
および、自身の体験も通し、
「さもありなん(きっとそうだ)」
確信を得たことである。
ただし、
このほぐれ・ゆるみは、
カラダで言えば、
単に、柔軟体操的に柔らかいとは、違うハズだ。
なぜなら、
そういうカラダ(柔軟体操的に柔らかいカラダ)の人など、
他にもたくさんいるからだ。
でも、その多くは“達人”と呼ばれる人ではない。
ワタクシ思うに、
“達人”の有する「ほぐれ・ゆるみ」は、
もっともっと本質的なものだ。
いうならば、超利己的な意識がソコに関わっていると思うのだ。
だから、
カラダの柔らかさにしても、
世間一般基準としてのソレとは、違う。
基準は常に、
“なりたい自分”そして “信念の方向”だ。
言い換えれば、
自己を最大限に開発しようとし、
自分という神秘に向かっていった
その結果、
カラダがゆるみ、真の達人への道を歩み始めた・・・
そんな風に
ワタシなりに解釈し、アルときから、その実践を始めたのだ。
すると、
「最近、ワタシ、カラダ、変わってきた」
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カラダの中の腕を最大限機能させ、
ソコでホールド(相手と組む)する
その実践が続く中、
「もっと大きく踊ったら、どうなるんですか?」
という質問が佐藤さんから出た。
「これだと、パーティダンスですよね
競技会で踊るようにもっと大きくスイングをかけて踊ると、
どうなるんですか?」
カナちゃんが佐藤さんの方を向きながら尋ねる。
「もっと歩幅を出すってこと?」
「そうです。
例えば、歩くときでも、
歩幅を大きくするなら、手も大きく振った方が良いでしょ?
また、自然にそうなるとも思うんです。
ソレをダンスに置き換えて考えるとすると・・・
腕を上げ、ヒジを張って、
ホールドを大きくするからこそ、
脚にもスイングがかかる、ように思うんです。
今やっているように腕を折り畳んでいると、
その分スイングがかかりにくい。
歩幅も小さくなるもんじゃないかと」
「ソンナのおかしいじゃないんですか!?
ソレだったら、今やっている、
カラダの中の腕を使ってホールドを作る練習は、
競技ダンスでは通用しないってことじゃないですか!?」
ケイコさんが言う。
と、佐藤さん
「だから、
質問しているんですよ。
競技用にどう発展させていくのかって」
ジュンコ先生はニコニコしながら聞いていたが、
「佐藤さんは、
上半身と下半身とのバランス
のことを言っているのね?」
佐藤さんはうなずく。
ジュンコ先生はみんなの方に向きなおり、
「コレはとても良い質問よ。
結論から言うと、
カラダの中の腕をしっかり使えるようになると、
上半身は、
たくさん腕を振った状態と同じエネルギー量となるの。
だから、下半身は、
歩幅を大きくして、スイングをかけることは可能。
バランスはとれるのよ」
「反対に、
上半身はワイドなホールドを作って、
下半身は、カラダの中の脚、
つまりインナーマッスルを使い歩幅を制限する、
ソレも可能」
「良い機会だから、説明しておくわね。
上半身にも下半身にも、
内的な運動と外的な運動がアルの。
内的な運度は、
カラダの中を使った運動。
インナーマッスルや骨格、目に見えない部分の運動ね。
外的な運動は、
上半身は大きな枠。
下半身は大きな歩幅。
目に見える運動ね。
これらの運度のバランスが良ければ『良いダンス』となるわけ。
で、良いダンスのためには、
コレだけの組み合わせが考えられるわ」
ジュンコ先生はそういって白板に書き始めた。
① 上半身・内的運動充実+下半身・内的運動充実
(どちらも見た目は小さい運動、だが、踊ったという充実感はある)
② 上半身・内外的運動充実+下半身・内外的運動充実
(内容も見た目も大きい)
③ 上半身・内的運動充実+下半身・内外的運動充実
(腕を折り畳んだリラックスホールドのまま、下半身は大きく踊る)
④ 上半身・内外的運動充実+下半身・内的運動充実
(ワイドなホールドをしながら、歩幅は小さく踊る
「NGは、両方内的運動なし
または、
片方でも内的運動なしのもの。
理由はリキミの元になり、
肩に力が入ってしまうからよ」
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~達人はほぐれている~
世の“達人”と言われる人々には、どうも共通点がアルようだ。
話を進める前に断わっておこう。
ココで言う“達人”とは、
身体操作が優れているという意味の、
例えば、
武道界
スポーツ界の人だけを指しているのではない。
料理界
音楽界
もっといえば、
サラリーマン
特定の職業についてはいない、
家庭の主婦・・
人間のカラダを有するすべての人がその対象だ。
そう、
ドコの世界にも“達人”と呼ばれる人が存在する。
では、改めてその人たちの共通点を見てみよう。
ソレは何か・・・
カラダがほぐれ、ユルんでいることだ。
コレは“達人”について書かれた多くの書物や、
人から聞き伝えられたエピソードなりから、
および、自身の体験も通し、
「さもありなん(きっとそうだ)」
確信を得たことである。
ただし、
このほぐれ・ゆるみは、
カラダで言えば、
単に、柔軟体操的に柔らかいとは、違うハズだ。
なぜなら、
そういうカラダ(柔軟体操的に柔らかいカラダ)の人など、
他にもたくさんいるからだ。
でも、その多くは“達人”と呼ばれる人ではない。
ワタクシ思うに、
“達人”の有する「ほぐれ・ゆるみ」は、
もっともっと本質的なものだ。
いうならば、超利己的な意識がソコに関わっていると思うのだ。
だから、
カラダの柔らかさにしても、
世間一般基準としてのソレとは、違う。
基準は常に、
“なりたい自分”そして “信念の方向”だ。
言い換えれば、
自己を最大限に開発しようとし、
自分という神秘に向かっていった
その結果、
カラダがゆるみ、真の達人への道を歩み始めた・・・
そんな風に
ワタシなりに解釈し、アルときから、その実践を始めたのだ。
すると、
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