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男性の右ホールドに思う。
私の背中に置かれた“右手”に、
いたわりや、優しさや、安らぎを求めるなんて、
無理なことなのでしょうか?
ソリャァダンスは難しいもの。
いっぱいやること、考えることがあるんだから
そんな“右手”ばかりにかまっている暇はない、
といわれれば、ソレまででしょうが。
羽交い絞めするような、きつい触れ方は当然のこと、
触れそうで触れない宙ブラリンの手も困ります。
ダンスが上達すればするほどに、
感受性が強くなるものですから、
以前はそれほどイヤじゃなかった触れ方でも、
あぁ
不自由だわ
踊りにくいわ
愛がないわ
と感じてしまって、踊る気が萎えたり、
実際、踊れなくなってしまったり・・・
でもソレはいくらなんでも失礼だから、
無理やり踊ってはおりますが。
とにかく変な触れ方をされると、
気になって仕方ないのは、確かであります。
でも、意外とそんな女性の気持ちには
無頓着な男性も多いようで。
男性は触れる側 女性は触れられる側
その立場の違いも大きいと思います。
触れる側は、
まぁ
コレくらいいいだろう
と思っていても、
触れられる側にしてみれば“嫌ですわ、
そんな触れ方をなさっちゃぁ・・・”
でも、思いは相手には届かない。
そんなことが度重さなって、
“仕方ないわ、もう感じないでおきましょう”
と“潜在意識”が判断を下してしまう。
結果、不感症の背中を成長させてしまった女性たちも
多くいるようなのです。
どうぞ、今一度思い出していただきたい。
あなたの手は、生身の女性に触れているのです
そして、
女性の背中は、
男性の手に触れられて
成長するのです。
女性の踊りを生かすも殺すも
“あなたの触れ方一つ”かもしれないのです。
では、どうしたらよろしいのか?
女性と踊っていて
“あ、ヤバイ”という自分の右手に気が付いたとき、
即“愛のある右手”にはできないものなのか?
言っておくが、
“女性の背中を感じてみて”
それだけだと、困るんだ。
すぐさま手を変化させ、
しかも結果を出さなきゃならないんだから。
もっと具体的な有効な方法を教えていただけないか?
ありますとも。
それはね・・・
「覚えているかしら?伸筋の話。(第57話)
女性に触れるときも必ず、
屈筋ではなく伸筋を使うこと!
つまり、直接触れている手のひら側の筋ではなく
手の甲側の筋肉を使おうと意識して欲しいのよ。
手のひらは、情報を受け取るセンサー+エネルギーの放出口。
でも、実際に使っている筋肉は手の甲側。
さぁ、コレは、とっても大切なポイントよ。
踊っているときに、
“あ、ヤバイな、右手に力、入ってきたカナ?”と感じたときは、
『手の甲側の筋肉感覚で触れる』
という意識のスイッチに切り替えて欲しいの。
一瞬でリラックスモードになれるから・・・試して見ましょうか?」
ジュンコ先生はそう言って、二人組みになって、
男性に右手の片手ホールドをするように促した。
「最初に、手のひら側の筋肉を意識して、みて。
・・・どうかな?」
「締められているみたいにきつく感じます」
女性の声だ。
「ヒジが固定されてきますね」
「カタチを作っている感じがある」
「女性の背中を感じないナァ。
自分の“ワク”は感じますが・・・」
男性が口々に言った。
「では、次ね、手の甲側の筋肉の意識の変えてみて」
女性は喜んで、
「あ、柔らかくなりました」
「心地よいです」
「全然、違う感じです。力みがなくなりました」
「フワッとした感じになった。
それに、
自分の背中や腕の伸筋側全体がぼんやり感じられます」
男性もソノ変化に驚いているようだ。
「伸筋は伸筋同士連動するからね。
もちろん、屈筋同士も連動するから、
手のひらの筋肉の意識を持てば、
力こぶのできる筋肉を使うことになり
“腕力に頼った硬いホールド”になっちゃうわ。
男性は、もともと腕力があるから要注意よ。
知らず知らずのうちに
屈筋使用ホールドになってしまっているかもしれないから。
踊っているときのチェックもちゃんとしてね。
伸筋使用だと、力感覚はないでしょうけれども、
とっても長持ちはするし、カタチもとってもキレイよ」
「今体験してもらったように、
手のひら側の屈筋使用から、手の甲側の伸筋使用に移るには
意識を転換させるだけでOKなの。
でも、伸筋使用ホールドになったとき
“こんなの頼りない。ホールドをはった気がしない”
って元に戻ってしまわないように気をつけてね」
続く 第131話へ
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男性の右ホールドに思う。
私の背中に置かれた“右手”に、
いたわりや、優しさや、安らぎを求めるなんて、
無理なことなのでしょうか?
ソリャァダンスは難しいもの。
いっぱいやること、考えることがあるんだから
そんな“右手”ばかりにかまっている暇はない、
といわれれば、ソレまででしょうが。
羽交い絞めするような、きつい触れ方は当然のこと、
触れそうで触れない宙ブラリンの手も困ります。
ダンスが上達すればするほどに、
感受性が強くなるものですから、
以前はそれほどイヤじゃなかった触れ方でも、
あぁ
不自由だわ
踊りにくいわ
愛がないわ
と感じてしまって、踊る気が萎えたり、
実際、踊れなくなってしまったり・・・
でもソレはいくらなんでも失礼だから、
無理やり踊ってはおりますが。
とにかく変な触れ方をされると、
気になって仕方ないのは、確かであります。
でも、意外とそんな女性の気持ちには
無頓着な男性も多いようで。
男性は触れる側 女性は触れられる側
その立場の違いも大きいと思います。
触れる側は、
まぁ
コレくらいいいだろう
と思っていても、
触れられる側にしてみれば“嫌ですわ、
そんな触れ方をなさっちゃぁ・・・”
でも、思いは相手には届かない。
そんなことが度重さなって、
“仕方ないわ、もう感じないでおきましょう”
と“潜在意識”が判断を下してしまう。
結果、不感症の背中を成長させてしまった女性たちも
多くいるようなのです。
どうぞ、今一度思い出していただきたい。
あなたの手は、生身の女性に触れているのです
そして、
女性の背中は、
男性の手に触れられて
成長するのです。
女性の踊りを生かすも殺すも
“あなたの触れ方一つ”かもしれないのです。
では、どうしたらよろしいのか?
女性と踊っていて
“あ、ヤバイ”という自分の右手に気が付いたとき、
即“愛のある右手”にはできないものなのか?
言っておくが、
“女性の背中を感じてみて”
それだけだと、困るんだ。
すぐさま手を変化させ、
しかも結果を出さなきゃならないんだから。
もっと具体的な有効な方法を教えていただけないか?
ありますとも。
それはね・・・
「覚えているかしら?伸筋の話。(第57話)
女性に触れるときも必ず、
屈筋ではなく伸筋を使うこと!
つまり、直接触れている手のひら側の筋ではなく
手の甲側の筋肉を使おうと意識して欲しいのよ。
手のひらは、情報を受け取るセンサー+エネルギーの放出口。
でも、実際に使っている筋肉は手の甲側。
さぁ、コレは、とっても大切なポイントよ。
踊っているときに、
“あ、ヤバイな、右手に力、入ってきたカナ?”と感じたときは、
『手の甲側の筋肉感覚で触れる』
という意識のスイッチに切り替えて欲しいの。
一瞬でリラックスモードになれるから・・・試して見ましょうか?」
ジュンコ先生はそう言って、二人組みになって、
男性に右手の片手ホールドをするように促した。
「最初に、手のひら側の筋肉を意識して、みて。
・・・どうかな?」
「締められているみたいにきつく感じます」
女性の声だ。
「ヒジが固定されてきますね」
「カタチを作っている感じがある」
「女性の背中を感じないナァ。
自分の“ワク”は感じますが・・・」
男性が口々に言った。
「では、次ね、手の甲側の筋肉の意識の変えてみて」
女性は喜んで、
「あ、柔らかくなりました」
「心地よいです」
「全然、違う感じです。力みがなくなりました」
「フワッとした感じになった。
それに、
自分の背中や腕の伸筋側全体がぼんやり感じられます」
男性もソノ変化に驚いているようだ。
「伸筋は伸筋同士連動するからね。
もちろん、屈筋同士も連動するから、
手のひらの筋肉の意識を持てば、
力こぶのできる筋肉を使うことになり
“腕力に頼った硬いホールド”になっちゃうわ。
男性は、もともと腕力があるから要注意よ。
知らず知らずのうちに
屈筋使用ホールドになってしまっているかもしれないから。
踊っているときのチェックもちゃんとしてね。
伸筋使用だと、力感覚はないでしょうけれども、
とっても長持ちはするし、カタチもとってもキレイよ」
「今体験してもらったように、
手のひら側の屈筋使用から、手の甲側の伸筋使用に移るには
意識を転換させるだけでOKなの。
でも、伸筋使用ホールドになったとき
“こんなの頼りない。ホールドをはった気がしない”
って元に戻ってしまわないように気をつけてね」
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