2010.06.26 (第1250話)ダンスの根本的“なぜ?”の解決に迫るⅨ~最小限の抗重力筋で立つ~
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ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック
最小限の抗重力筋で立つ
~「床を踏む」とは?~
ダンスでいう、
「床に立つ」を真に理解するためには、
まず、原点に戻って、
“原初のまっすぐに立つ”
を知るべきだというジュンコ先生。
しかも
“原初のまっすぐに立つ”
とは、
生まれて初めて、
重力の下で立ち上がったときの、立つ!?
ところで、アナタ、
生まれて初めて重力の下で立ち上がった時のこと、覚えています?
と聞かれて、
「ハイ、覚えていますとも。
うれしかったですねぇ。
フラフラしながらも、ようやく立てたとき、
お父さんとお母さんが、大喜びしてくれたなぁ・・・」
なんて、記憶のアル人などいないでしょね。
でも、ココでいう
“原初のまっすぐに立つ”
は、まさにこの感覚のことなんだ。
この感覚を具体的に言えば、
立つために必要な筋力を、
最小限使用した感覚
さてさて、言いたいことが分かってもらえてきたかなぁ?
ん?まだ、ぼやっとしている?
ピンとこない?
なら、質問を変えてみよう。
アナタは、
なぜ立つことができるのですか?
重力に支配される
(つまり、物体を落下させようという力が強力に働く)
この地球上で、
アナタはどうして崩れ落ちずに立っていられるのだろう?
ムムム、
こーいう、当たり前過ぎることに関する質問って、
超難しいよねぇ。
と、ここで、ワタシは、
ガイコツ像のボーンちゃんを登場させる。
で、こんな風に問いかけるんだ。
「この、ボーンちゃんは、立つことができるでしょうか?」
みんなは即答するだろう。
「立てる訳ないよ、崩れ落ちちゃうよ」
理由は?
「ソレは・・・筋肉がないから」
なるほど!
と、ワタシは、次なるものを登場させる。
ウルトラマン人形だ。
ソレを床にそっと立たせて、再び問う。
「ホラ、コレ、立ちましたよね?
じゃぁ、このウルトラマン人形には筋肉がアルのかしら?」
みんなは、苦笑しつつ、
「イヤ、筋肉なんてないに決まっているよ。
でも、立ったのは・・・」
みんな、一様にエエト・・・ソンナ当たり前のこと、
改めて質問されるとつらいなぁって表情だ。
なぜ、筋肉のナイ、ウルトラマンが立てるのかソレは、
「ウルトラマンにかかっている
重力(下向き)の力と、
床からの反作用の力が釣り合っているから」
大事なのは、
人間の立つも、基本的にはコレと同じだってこと。
つまり、
「重力と反対方向に、
重力と同じ、大きさの抗力(抗重力筋)を働かせているから
人は、立っていられる」
で、
「カラダに変化があったとき、
瞬間的かつ正確に、自分の重量の方向を知り、
ソレに合わせて、抗力を発し続け、
今のパフォーマンスに、
最適・最小限の力で立っていられるのが良い」
ソンナコンナができるようになれば、
どの世界においても
グレイト・パフォーマーになれちゃうだろうけど、
ソレを
なーんにも考えず、
ベリー・ナチュラルにやっちゃっているのが、
立ち上がり始めの赤ちゃんってことなんだ。
筋力のない赤ちゃんは、
無駄な筋力(この場合は抗重力筋)に頼らず、
重力の方向を探り、立っちゃってるってわけ。
と、
「じゃぁ、私たちは、
結構、普段から無駄な筋力を使って立ってイルってことね?
“原初のまっすぐに立つ”
って、そういう、
無駄な筋力をいっさい省いた“立つ”なのね?
なぜ『何も意識するな』なのかは、
何か意識するだけでも、
すぐに力んじゃうからってことなのね?」
エライ!そー言うことなんだ
ココまでわかっていただけたかな?
んじゃ、次に進みます。
続く第1251話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.304 ~靴は、重い方が良い~
“その人”は、なぜかラテンシューズを履いていませんでした。
スタンダード・シューズのまま、
ずっとラテンを踊っていたようです。
理由を尋ねると、
「(ラテンシューズは)柔らかすぎて、踊りにくい」
というのです。
そして、思いがけない言葉がこの後に続きます。
「最近、足にフィットしすぎる靴は、好きでなくなってきた」
「軽い靴よりも、適度に重い靴の方が踊りやすい」
その理由にびっくりです。
「足の重みが感じられるから」
さらに、
「足の重みを活かして踊ると楽。
滑る床でも、その中に重みをたらし込んで踊れば、
比較的踊りやすく感じる」
ワタシは、確か、
「言っていることが、よくわからない」
と伝えようとして、ヤメた・・・
なぜなら、続けて、
ワタシに向けてこんな言葉をくれたからです。
「そんな靴で、よく踊れるなぁ」
「僕はよう、踊らんわ」
サンダルのラテンシューズを見てそういったのです。
そして、
「かかとも高いし、ぐらぐらスルやろ?
女の人って大変やなぁ」
「フラットな靴で練習したら?
○○コーチャーが履いてた、あんな靴・・・
アレは良いよ、きっと」
ソレを聞いたとき、あッと思いました。
同じことを思って見ていたんだ・・・
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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とても励みになっています。(ジュンコ)
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まず、原点に戻って、
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を知るべきだというジュンコ先生。
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“原初のまっすぐに立つ”
とは、
生まれて初めて、
重力の下で立ち上がったときの、立つ!?
ところで、アナタ、
生まれて初めて重力の下で立ち上がった時のこと、覚えています?
と聞かれて、
「ハイ、覚えていますとも。
うれしかったですねぇ。
フラフラしながらも、ようやく立てたとき、
お父さんとお母さんが、大喜びしてくれたなぁ・・・」
なんて、記憶のアル人などいないでしょね。
でも、ココでいう
“原初のまっすぐに立つ”
は、まさにこの感覚のことなんだ。
この感覚を具体的に言えば、
立つために必要な筋力を、
最小限使用した感覚
さてさて、言いたいことが分かってもらえてきたかなぁ?
ん?まだ、ぼやっとしている?
ピンとこない?
なら、質問を変えてみよう。
アナタは、
なぜ立つことができるのですか?
重力に支配される
(つまり、物体を落下させようという力が強力に働く)
この地球上で、
アナタはどうして崩れ落ちずに立っていられるのだろう?
ムムム、
こーいう、当たり前過ぎることに関する質問って、
超難しいよねぇ。
と、ここで、ワタシは、
ガイコツ像のボーンちゃんを登場させる。
で、こんな風に問いかけるんだ。
「この、ボーンちゃんは、立つことができるでしょうか?」
みんなは即答するだろう。
「立てる訳ないよ、崩れ落ちちゃうよ」
理由は?
「ソレは・・・筋肉がないから」
なるほど!
と、ワタシは、次なるものを登場させる。
ウルトラマン人形だ。
ソレを床にそっと立たせて、再び問う。
「ホラ、コレ、立ちましたよね?
じゃぁ、このウルトラマン人形には筋肉がアルのかしら?」
みんなは、苦笑しつつ、
「イヤ、筋肉なんてないに決まっているよ。
でも、立ったのは・・・」
みんな、一様にエエト・・・ソンナ当たり前のこと、
改めて質問されるとつらいなぁって表情だ。
なぜ、筋肉のナイ、ウルトラマンが立てるのかソレは、
「ウルトラマンにかかっている
重力(下向き)の力と、
床からの反作用の力が釣り合っているから」
大事なのは、
人間の立つも、基本的にはコレと同じだってこと。
つまり、
「重力と反対方向に、
重力と同じ、大きさの抗力(抗重力筋)を働かせているから
人は、立っていられる」
で、
「カラダに変化があったとき、
瞬間的かつ正確に、自分の重量の方向を知り、
ソレに合わせて、抗力を発し続け、
今のパフォーマンスに、
最適・最小限の力で立っていられるのが良い」
ソンナコンナができるようになれば、
どの世界においても
グレイト・パフォーマーになれちゃうだろうけど、
ソレを
なーんにも考えず、
ベリー・ナチュラルにやっちゃっているのが、
立ち上がり始めの赤ちゃんってことなんだ。
筋力のない赤ちゃんは、
無駄な筋力(この場合は抗重力筋)に頼らず、
重力の方向を探り、立っちゃってるってわけ。
と、
「じゃぁ、私たちは、
結構、普段から無駄な筋力を使って立ってイルってことね?
“原初のまっすぐに立つ”
って、そういう、
無駄な筋力をいっさい省いた“立つ”なのね?
なぜ『何も意識するな』なのかは、
何か意識するだけでも、
すぐに力んじゃうからってことなのね?」
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スタンダード・シューズのまま、
ずっとラテンを踊っていたようです。
理由を尋ねると、
「(ラテンシューズは)柔らかすぎて、踊りにくい」
というのです。
そして、思いがけない言葉がこの後に続きます。
「最近、足にフィットしすぎる靴は、好きでなくなってきた」
「軽い靴よりも、適度に重い靴の方が踊りやすい」
その理由にびっくりです。
「足の重みが感じられるから」
さらに、
「足の重みを活かして踊ると楽。
滑る床でも、その中に重みをたらし込んで踊れば、
比較的踊りやすく感じる」
ワタシは、確か、
「言っていることが、よくわからない」
と伝えようとして、ヤメた・・・
なぜなら、続けて、
ワタシに向けてこんな言葉をくれたからです。
「そんな靴で、よく踊れるなぁ」
「僕はよう、踊らんわ」
サンダルのラテンシューズを見てそういったのです。
そして、
「かかとも高いし、ぐらぐらスルやろ?
女の人って大変やなぁ」
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○○コーチャーが履いてた、あんな靴・・・
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