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社交ダンスを始めるということ 第42話へ




快刀乱麻クリニック

アナタは全然“踏めていない”!?

~ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る~


ワタシのプロ競技選手現役時代のエピソード。

スタジオの営業時間が終わる頃、
お師匠サンにお願いしていた、レッスンが始まった。
(スタッフであっても、
他のお客さん同様、レッスンには予約が必要だった)

種目はワルツ。
で、どうしても上手く行かない箇所があったため、
ソコから教えてもらうことにした。
セイム・フットランジから、クイック・テレマークをして、
後・・・ナンチャラ・カンチャラ
「どこがやりにくいんや?」
と、尋ねられても
「なんか、よくわからないけど、全然踊れません。
すべて、やりにくいです」

ってな、状態だったワタシは、
上手く“表現”できず、黙り込んでしまったんだな。
と、代わりにリーダーが何やら、サラサラ。
聞きながら、フンフンうなずくお師匠サン。
結果、
上手く踊れない原因は、どうやら、
ワタシにアリと、目星をつけたようだ。

お師匠サン、
おもむろにワタシと組んで、セイム・フットランジへ。
次の瞬間
「こら、アカンわ。
できんわ。(できない)」


へ?ワタシ、何か?

あのぉ、まだ、何もやってませんけど・・・

先制パンチに落ち込む、ワタシの腰を、
両手でググッと下に向けて押さえつけながら、
お師匠サンが言った。
「もっと、踏まんと。(踏まないとダメ)
お前さん、全然、床を踏んどらへんわ(踏んでいない)」


また、だ・・・

「床を踏んでいない」

この、謎のワード

最近、しょっちゅう、この“ワード使用”でもって、
お師匠サンから注意を受けるんだ。
色んな種目の色んなシーンで。
でも、正直、

ワタシは、意味が分からなかった

「床を踏むって、どー言うことだ?」
意味が分からなかったから、練習のしようも、なかった。

最初、このワードをお師匠サンの口から聞いたとき、
「お師匠サンは、チョイ小柄なもんで、
ワタシを自分の高さにあわせようとして言っているのかな」

などとミョーな解釈し、
膝を曲げ、背を低くしてみたんだ。

すると、
「よっしゃ、コレでエエ(良い)」

でも、ワタシは(良いと言われても)納得はいかなかったんだ。
だって、
床を踏んでいる感じなど、しなかったから・・・。

さて、セイムフットのシーンに戻ろう。
お師匠サンは、ワタシの腰を押さえつけたまんま、
リーダーを手招き。
「直したから、組んでみろ」
と言わんばかりだ。
お師匠サンにかわってワタシと組んだリーダー、
果たして、うれしそうにこう言った。
「すごく、組みやすいです」

ほ、ほんまかいな??

お師匠サンの手前、上手いこと言ってるんと違うん!?

ワタシには、よくわからなかった。
何がって、
床を踏んでいるときと、
床を踏めていないときの、
違い
コレが全く分からないんだもの、どうしようもない。

このまんまじゃ、
二人だけの練習になったら、また、もめるだろうな・・・


現、ジュンコ先生は言う。

超重要で、超難解な、普遍的基礎

“床を踏む”
について、ゆっくり見てみましょう。

なぜ、踏めていないと言われるのか?
では、踏んでいるときとは、どういう状態を言うのか?
床を踏むためには、どうしたら良いのか?
など、実践的なレクチャーをグループレッスンの中でとりあげて、
みんなで検証していきましょう」


       続く第1244話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.299 ~エクササイズなんて大事じゃないわ!?~

今になって思うこと。

あのとき、
「自分が想像していた以上に、ルンバウォークができていないようだ」
ということを、しっかりと認め、
その原因として、
「足が弱すぎる。
エクササイズして、鍛えた方が良い」
という、H夫人からの言葉を重く受け止め、
「ルンバウォークができないのは、
ルンバウォークの難しさの前に、足の問題があるようだ」
と、解釈し、
H夫人から教わったエクササイズを夫人が言ったように、
毎日やっていれば、
ソレをきっかけに、
「ワタシのダンス人生に変化があったのではないか・・・」
そんな風に思うことがあります。

と、言うことは・・・
そう、
教わったエクササイズはあの場限りで、
ほとんどやることはありませんでした。

ワタシの言い分はこうです。
「だって、あのエクササイズをヤルと、足が痛いんだもの。
ワタシには合っていないと思う」

「足首や足指だけ鍛えたって、
ルンバウォークが、すぐに上手くなるとは限らない。
他にやることがいっぱいあるんだもの」

ワタシはとにかく焦っていました。
「早く上手くならなきゃ。
エクササイズなんてやっていたら、
かえって時間がかかるじゃない!?」

当時のワタシは、
エクササイズの重要性を感じていなかったのです。
でも、これは、
ワタシだけではなくダンス界全体的な風潮だったのかもしれません。
ダンスが上手くなるためには、
ダンスそのものの練習、
いわゆる、ベーシックを懸命にやるべきであり、
カラダ作りから大事だとは、
考えられていなかったように思います。

日本のコーチャーからも、
海外のコーチャーからも、
「アナタは、ココが弱いから、鍛えるために、
こういうエクササイズをした方が良い」
というようなことを、
強く言われた経験は、不思議なくらいほとんどありません。

ここで、思い出したことがあります。
あるモダンバレエのプロから言われた言葉・・・
「社交ダンスの世界っておかしいね。
基礎らしい基礎ってないでしょ?」



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