2010.06.11 （第1235話)新天地へ・未知なるパソドブレへの道CⅩⅥ～新生パソドブレでおめでとう～
初めての方へ 目次 エクササイズ＆プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 第40話へ
前回の続き。
パソドブレ大好きご主人から、リキミを取り去り、
もっと、
女性を感じて踊るパソドブレにシフトさせようと
試みた結果、
大変なことになってしまったんだ。
「アレっ、次、何をするんだっけ？」
そう、自分のステップが思い出せなくなっちゃったワケ。
“リキミ＆自己陶酔”とともに、
カラダの奥まで練り込まれていたパソドブレ・アクションは、
“リキミ＆自己陶酔”を失ったとたんに、
ゼロ＝振り出しに戻されてしまった模様。
この辺り、
「メッチャ、素直なカラダですねぇ」
ってことでもあるのだが。
奥様の失笑を買いながら、ご主人、汗をかきかき、必死だ。
「今まで、どうやって踊っていたんだろう！？」
夢から覚めたような表情で、
「自分の事ばっかりで、
『女性がどうしているか』なんて考えたことがなかったです」
「コレでは、ダメだ・・・
女性は嫌な思いをしていたでしょうなぁ」
などと言いながら、反省しきり。
で、
ホンキモードで
「ごめんな・・・」
なんて奥さんに謝る、ちょっと良いシーンが続いたんだ。
そして、
「踊っていて、気持ち良かったし
エエカッコできていると思って、
自分では気に入っていたんですが・・・」
と、少々名残惜しそうではあるが、
自分の意識、スタイルを変更していく姿を見て、
ほっとするやら
偉いぞ！と感心するやら・・・
で、ワタクシ、思いましたよ、
「あぁ、この人、ホンマにパソドブレが、
いや、
ダンス自体がもっと上手くなりたいんやな」
そして、
「それまでの自己満足的楽しさよりも、
もっと高い次元の楽しさを見つけ、
手に入れようとしているんだな」
ルーティンすべてにわたって、
意識転換できるよう、チェックが終わったときに、
ご主人はこういった。
「いやぁ、パソドブレって、やっぱり楽しいですねぇ。
夫婦、あうんの呼吸で踊れるようになったら、
もっと楽しいだろうなぁ」
その横で、満面笑みの奥様は、
「ワタシも、パソドブレが好きになりそうです。
ダンスの中で、唯一、好きになれない種目でしたから」
その２週間後、思いがけない朗報が入った。
あのカップルが、
ラテンＢ級戦で、初の決勝進出！？
種目は、もちろん、新生・パソドブレだった・・・
おめでと。
続く第1236話へ
Real Junko Voice
（目次）
「もう一つの学連物語」
vol.293 ～足指の圧力、スゴいんちゃう！？～
今から思えば、
“母”が、床をしっかりと“踏んで”“つかまえて”いたのは、
その行為自体に意味を持たせていたというよりも、
「床からの反作用エネルギーをとらえた結果」であることは、
容易に想像がつきます。
しかし、当時は、事の道理が読めません、
とりあえず、見たまんまを真似してみようと、
“母”の美的ルンバ・ウォークを思い出しながら、
足指にかなりの力を入れてのアクションを試みたワケです。
ただし、５本の足指に、感覚的な区別もなかったため、
１本１本ばらける事なく、
ひとまとまりにして使っていたように思います。
特に、ルンバウォークの、
ターンアウト（指先を外に向けるアクション）の際、
キレイに指まで使おうと、
鏡に姿を映しながら、繰り返し練習しました。
「足指を使う」という意味が、多少分かったように思えました。
うれしくなりました。
「“母”の感覚に近づくことが、ホンの少しできたのでは・・・」
悩んでいたルンバの足使いにも、
うっすらと光が見えたように感じました。
ところがある日のスタジオ清掃中、
ワタシは、とんでもないモノを見てしまったのです。
教師用シューズ置き場の棚を片付けていました。
コロリ
シューズが落っこちたため、何気に拾いました。
“母”のラテンシューズでした。
まだ、比較的新しいもののようです。
焦茶色に、虹色ラインストーンがキレイ・・・
ふと、足指があたる、
シューズのつまさき部分が目に入りました。
こ、コレは・・・！？
５本すべての足指の跡が、くっきり、
食い込むようについていたのです。
かなり強い、圧がかかっているのでしょう
ところどころ、表面がほげて（穴が開いている）います。
こりゃ、スゴいんちゃう！？
でも、
こんなにも、足指の圧って、必要なのか？
ワタシは再び、
「足指を使う」とは？が、わからなくなってしまったのです。
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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とても励みになっています。（ジュンコ）
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試みた結果、
大変なことになってしまったんだ。
「アレっ、次、何をするんだっけ？」
そう、自分のステップが思い出せなくなっちゃったワケ。
“リキミ＆自己陶酔”とともに、
カラダの奥まで練り込まれていたパソドブレ・アクションは、
“リキミ＆自己陶酔”を失ったとたんに、
ゼロ＝振り出しに戻されてしまった模様。
この辺り、
「メッチャ、素直なカラダですねぇ」
ってことでもあるのだが。
奥様の失笑を買いながら、ご主人、汗をかきかき、必死だ。
「今まで、どうやって踊っていたんだろう！？」
夢から覚めたような表情で、
「自分の事ばっかりで、
『女性がどうしているか』なんて考えたことがなかったです」
「コレでは、ダメだ・・・
女性は嫌な思いをしていたでしょうなぁ」
などと言いながら、反省しきり。
で、
ホンキモードで
「ごめんな・・・」
なんて奥さんに謝る、ちょっと良いシーンが続いたんだ。
そして、
「踊っていて、気持ち良かったし
エエカッコできていると思って、
自分では気に入っていたんですが・・・」
と、少々名残惜しそうではあるが、
自分の意識、スタイルを変更していく姿を見て、
ほっとするやら
偉いぞ！と感心するやら・・・
で、ワタクシ、思いましたよ、
「あぁ、この人、ホンマにパソドブレが、
いや、
ダンス自体がもっと上手くなりたいんやな」
そして、
「それまでの自己満足的楽しさよりも、
もっと高い次元の楽しさを見つけ、
手に入れようとしているんだな」
ルーティンすべてにわたって、
意識転換できるよう、チェックが終わったときに、
ご主人はこういった。
「いやぁ、パソドブレって、やっぱり楽しいですねぇ。
夫婦、あうんの呼吸で踊れるようになったら、
もっと楽しいだろうなぁ」
その横で、満面笑みの奥様は、
「ワタシも、パソドブレが好きになりそうです。
ダンスの中で、唯一、好きになれない種目でしたから」
その２週間後、思いがけない朗報が入った。
あのカップルが、
ラテンＢ級戦で、初の決勝進出！？
種目は、もちろん、新生・パソドブレだった・・・
おめでと。
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今から思えば、
“母”が、床をしっかりと“踏んで”“つかまえて”いたのは、
その行為自体に意味を持たせていたというよりも、
「床からの反作用エネルギーをとらえた結果」であることは、
容易に想像がつきます。
しかし、当時は、事の道理が読めません、
とりあえず、見たまんまを真似してみようと、
“母”の美的ルンバ・ウォークを思い出しながら、
足指にかなりの力を入れてのアクションを試みたワケです。
ただし、５本の足指に、感覚的な区別もなかったため、
１本１本ばらける事なく、
ひとまとまりにして使っていたように思います。
特に、ルンバウォークの、
ターンアウト（指先を外に向けるアクション）の際、
キレイに指まで使おうと、
鏡に姿を映しながら、繰り返し練習しました。
「足指を使う」という意味が、多少分かったように思えました。
うれしくなりました。
「“母”の感覚に近づくことが、ホンの少しできたのでは・・・」
悩んでいたルンバの足使いにも、
うっすらと光が見えたように感じました。
ところがある日のスタジオ清掃中、
ワタシは、とんでもないモノを見てしまったのです。
教師用シューズ置き場の棚を片付けていました。
コロリ
シューズが落っこちたため、何気に拾いました。
“母”のラテンシューズでした。
まだ、比較的新しいもののようです。
焦茶色に、虹色ラインストーンがキレイ・・・
ふと、足指があたる、
シューズのつまさき部分が目に入りました。
こ、コレは・・・！？
５本すべての足指の跡が、くっきり、
食い込むようについていたのです。
かなり強い、圧がかかっているのでしょう
ところどころ、表面がほげて（穴が開いている）います。
こりゃ、スゴいんちゃう！？
でも、
こんなにも、足指の圧って、必要なのか？
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