2010.06.03 (第1227話)新天地へ・未知なるパソドブレへの道CⅧ~カラダ言葉のお話~
初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 更新しました
ジュンコ先生のパソドブレのレッスンが続いている。
「ブログ内グループレッスンのご紹介」
ジュンコ先生は言う。
「胸を張る・開く・膨らませるはOK
でも、胸を上げるはNGよ。
その理由は、
肋骨の
前面のみを持ち上げてしまい
背中側の
肋骨は締め付けられてしまう
もう一点、
肋骨の下部が開いてしまい
身体操作が上手くできないからなの」
(大腰筋使えない・
床からの反作用エネルギー感がわかりにくい)
と、ここまで授業が進んだところで、
物知り田島さんが、こんな話を始めた。
「“カラダ言葉”が多いのは、日本語の特徴ですね。
(第1126話参照)
昔の人が作った言葉ですが、
その昔の人たちは、どうも現代人より、
ずーっとカラダがほぐれていて、柔らかくって、
カラダに対する感受力があったのでは、
と言われているんですよ。
その感受力の豊さでもって、
カラダ言葉が生まれた・・・。
なんでも、
実際、カラダ言葉通りの現象が、昔の人のカラダには、
起きていたというです」
するとカナちゃんが、声を上げ
「へぇ~面白い!
胸を張るとか、胸を開くとか、胸を膨らませるって、
ホントウに、胸がボンって張ったり、
胸が扉みたいに開いていったり、胸がふゎ~って膨らむ
実感を伴っていたってことですね!」
田島さんはニコニコしながらうなずき、
「そうなんです」
ジュンコ先生もうなずきながら聞いていたが、
こんな質問を投げかけた。
「胸を張る・胸を開く・胸を膨らませる
ダンスでOKなこれら、カラダ言葉って、
本来、どういう意味かわかるかしら?
または、日頃、どんなシーンで使っているかな?」
真理がサッと手を挙げた。
「胸を張るは、
積極的で自信がある様子です。
やる気や闘志を、
かき立てたりする場合にも使います」
ケイコさんが続いて、
「胸を開くは、
『胸を開いてお話ししましょう』のように使いますわ。
隠し立てをしないで、
心の中に思っていることをすべて話す
という意味ですね」
坂田さんは、
「胸を膨らませるは、
『期待に胸を膨らませる』みたいな感じですよね。
胸が期待・希望でいっぱいになる意味じゃないですか」
田島さんが、声を上げた。
「みなさんも、物知りですな(笑)
でも、こうやってみて見ると、
良い意味の言葉ばかりですねぇ。
だから、
ダンスのときにやってOKなんでしょうけれど」
するとカナちゃんがこんなことを言い出した。
「でも、昔の人は、
生々しく実感があった訳でしょ!?
ホントウに、自信があるときに、
胸を張ったんだろうし、
胸をスーッと開きながら、お話ができたんだろうし
希望がいっぱいで、
うれしくって胸が膨らんだってことですよね?
見ていても嘘っぽくなかったでしょうね。
ってことは、
ダンスを踊るときも、
昔の人のように“ホンモノ”でないと、
見た目に変かも・・・と、思うんですけど」
と、田島さんがうれしそうに、
「カナちゃんの言う通り!だと、僕も思いますよ。
実際に“そういう想い”になっていないのに、
ダンスの中でカタチだけやったって、
滑稽(こっけい)じゃないかなぁって」
すると、坂田さんも苦笑しながら、
「全然、ダンスに自信もないのに、
パソドブレだからって
“胸を張ったり”“膨らませたり”・・僕、やってました(笑)
だから、ミョーな格好にしかならなかったんだ」
ケイコさんは、
「『この人と踊るの嫌だな』なんて思いながら、
ホールドのとき、胸を開いて・・・も、
上手くはいかないって話ですね。
思い当たります」
カナちゃんが言う。
「そうか!わかりました。
胸を張ったり、胸を開いやり、胸を膨らませたり、
ダンスのテクニックで表面的にダケやっているから、
なーんか、変なんだ。
本来は、気持ちが伴っているべき
ってことですよね」
ジュンコ先生は、
静かにうなずきながら聞いていた。
続く第1228話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.289 ~左足首をかばう癖~
左の足首が痛み始めたのです。
古傷でした。
高校のとき、部活でハンドボールをやっていて、踏み切りに失敗。
左足首を、ねんざしました。
しばらくは松葉杖をついての生活を強いられました。
きついねんざであったにも関わらず、
医師の言う
「安静にしなさい」
を、守りませんでした。
完全に治らないうちから、普通に動き始めたのです。
後遺症に苦しみだしたのは、学連でダンスを始めてからでした。
ハイヒールをはいて踊るという行為で、
痛みがぶり返したかのようでした。
痛みは、時折のものでしたが、
足首の関節が納まるべきところに納まっていない感じは、
ずっとありました。
練習がハードになり、
足が疲れてくると、激痛が走るときもありました。
プロになってからも、後遺症を引きずっていました。
ティーチャーズ・シューズがなかった当時は、
長時間にわたる生徒さんのレッスンにも、ハイヒールが必須。
足首が鈍い痛みを発することはしょっちゅうでした。
たまに、レッスン中、
生徒さんの足元を見るふりをして、しゃがみ込むほど、
立っていることも、つらいときもありました。
痛みそのものよりもやっかいなのは、左足首をかばう癖・・・
見えないところで、
後遺症は全身に影響を与えていたように思います。
さて、103でのルンバウォークの練習中、
久しぶりに痛みを感じたワタシは、
ラテンシューズを脱いで、足首に触れてみました。
少し、熱を持っているようです。
先ほどレッスンを受けたばかりの、
あるテクニックがこの痛みの原因のよう・・・
そのテクニックとは、“足指を使う”こと・・・!?
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 更新しました
ジュンコ先生のパソドブレのレッスンが続いている。
「ブログ内グループレッスンのご紹介」
ジュンコ先生は言う。
「胸を張る・開く・膨らませるはOK
でも、胸を上げるはNGよ。
その理由は、
肋骨の
前面のみを持ち上げてしまい
背中側の
肋骨は締め付けられてしまう
もう一点、
肋骨の下部が開いてしまい
身体操作が上手くできないからなの」
(大腰筋使えない・
床からの反作用エネルギー感がわかりにくい)
と、ここまで授業が進んだところで、
物知り田島さんが、こんな話を始めた。
「“カラダ言葉”が多いのは、日本語の特徴ですね。
(第1126話参照)
昔の人が作った言葉ですが、
その昔の人たちは、どうも現代人より、
ずーっとカラダがほぐれていて、柔らかくって、
カラダに対する感受力があったのでは、
と言われているんですよ。
その感受力の豊さでもって、
カラダ言葉が生まれた・・・。
なんでも、
実際、カラダ言葉通りの現象が、昔の人のカラダには、
起きていたというです」
するとカナちゃんが、声を上げ
「へぇ~面白い!
胸を張るとか、胸を開くとか、胸を膨らませるって、
ホントウに、胸がボンって張ったり、
胸が扉みたいに開いていったり、胸がふゎ~って膨らむ
実感を伴っていたってことですね!」
田島さんはニコニコしながらうなずき、
「そうなんです」
ジュンコ先生もうなずきながら聞いていたが、
こんな質問を投げかけた。
「胸を張る・胸を開く・胸を膨らませる
ダンスでOKなこれら、カラダ言葉って、
本来、どういう意味かわかるかしら?
または、日頃、どんなシーンで使っているかな?」
真理がサッと手を挙げた。
「胸を張るは、
積極的で自信がある様子です。
やる気や闘志を、
かき立てたりする場合にも使います」
ケイコさんが続いて、
「胸を開くは、
『胸を開いてお話ししましょう』のように使いますわ。
隠し立てをしないで、
心の中に思っていることをすべて話す
という意味ですね」
坂田さんは、
「胸を膨らませるは、
『期待に胸を膨らませる』みたいな感じですよね。
胸が期待・希望でいっぱいになる意味じゃないですか」
田島さんが、声を上げた。
「みなさんも、物知りですな(笑)
でも、こうやってみて見ると、
良い意味の言葉ばかりですねぇ。
だから、
ダンスのときにやってOKなんでしょうけれど」
するとカナちゃんがこんなことを言い出した。
「でも、昔の人は、
生々しく実感があった訳でしょ!?
ホントウに、自信があるときに、
胸を張ったんだろうし、
胸をスーッと開きながら、お話ができたんだろうし
希望がいっぱいで、
うれしくって胸が膨らんだってことですよね?
見ていても嘘っぽくなかったでしょうね。
ってことは、
ダンスを踊るときも、
昔の人のように“ホンモノ”でないと、
見た目に変かも・・・と、思うんですけど」
と、田島さんがうれしそうに、
「カナちゃんの言う通り!だと、僕も思いますよ。
実際に“そういう想い”になっていないのに、
ダンスの中でカタチだけやったって、
滑稽(こっけい)じゃないかなぁって」
すると、坂田さんも苦笑しながら、
「全然、ダンスに自信もないのに、
パソドブレだからって
“胸を張ったり”“膨らませたり”・・僕、やってました(笑)
だから、ミョーな格好にしかならなかったんだ」
ケイコさんは、
「『この人と踊るの嫌だな』なんて思いながら、
ホールドのとき、胸を開いて・・・も、
上手くはいかないって話ですね。
思い当たります」
カナちゃんが言う。
「そうか!わかりました。
胸を張ったり、胸を開いやり、胸を膨らませたり、
ダンスのテクニックで表面的にダケやっているから、
なーんか、変なんだ。
本来は、気持ちが伴っているべき
ってことですよね」
ジュンコ先生は、
静かにうなずきながら聞いていた。
続く第1228話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.289 ~左足首をかばう癖~
左の足首が痛み始めたのです。
古傷でした。
高校のとき、部活でハンドボールをやっていて、踏み切りに失敗。
左足首を、ねんざしました。
しばらくは松葉杖をついての生活を強いられました。
きついねんざであったにも関わらず、
医師の言う
「安静にしなさい」
を、守りませんでした。
完全に治らないうちから、普通に動き始めたのです。
後遺症に苦しみだしたのは、学連でダンスを始めてからでした。
ハイヒールをはいて踊るという行為で、
痛みがぶり返したかのようでした。
痛みは、時折のものでしたが、
足首の関節が納まるべきところに納まっていない感じは、
ずっとありました。
練習がハードになり、
足が疲れてくると、激痛が走るときもありました。
プロになってからも、後遺症を引きずっていました。
ティーチャーズ・シューズがなかった当時は、
長時間にわたる生徒さんのレッスンにも、ハイヒールが必須。
足首が鈍い痛みを発することはしょっちゅうでした。
たまに、レッスン中、
生徒さんの足元を見るふりをして、しゃがみ込むほど、
立っていることも、つらいときもありました。
痛みそのものよりもやっかいなのは、左足首をかばう癖・・・
見えないところで、
後遺症は全身に影響を与えていたように思います。
さて、103でのルンバウォークの練習中、
久しぶりに痛みを感じたワタシは、
ラテンシューズを脱いで、足首に触れてみました。
少し、熱を持っているようです。
先ほどレッスンを受けたばかりの、
あるテクニックがこの痛みの原因のよう・・・
そのテクニックとは、“足指を使う”こと・・・!?
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
<<(第1228話)新天地へ・未知なるパソドブレへの道CⅨ~とんがりアバラを引っ込め、腹横筋を選び出せ!?~ | Home |
(第1226話)新天地へ・未知なるパソドブレへの道CⅦ~アバラの下部を締める~>>
| Home |