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生徒のみなさーん、
手探り遊びをしましょう。
ブラック・ボックスの中に
これから色々なものを入れていきます。
りんご ジャガイモ たわし 野球の球
ちっちゃなクマのぬいぐるみ 電球・・
さぁ、穴の中から中に手を突っ込んで、
持ったものが何かを当てるんですよ。
では、カナちゃんどうぞ。
あ、痛っ。このトゲトゲは・・・たわしだ。
本当にソウか、持ったまま箱から手を出してみて。
あ、正解!
次は、平田さん、やってみましょうか?
硬くてゴツゴツ・・・ジャガイモだ。
OK!
じゃぁ、トシ子さん、いってみよう。
フワフワして柔らかい・・・クマのぬいぐるみ。
大当たり!
では、和夫さんにバトンタッチ。
ただし、
箱の中の手に力を入れてみましょうか?
それで、持ったものを当ててみて。
ウーン?難しいな。
だって、手に力を入れると、
箱の中で、モノに触れるのさえうまくいかないんだもの。
ようやく、何かに触れても、指もうまく曲がりにくいし
その形状・表面の肌触り・大きさ・・よくわからない!!
じゃぁ、力を抜いて良いわよ。
・・・あぁわかった、コレ、リンゴだ。
正解!
ということは、
箱の中で手探り状態のときって、
知らず知らずに手の力が抜けていたんだな。
そりゃぁそうか。
力を抜かないと
いろいろな情報を得ることができない、もんな。
じゃぁ、今度は真理チャン、
わざと最初から力を抜いてやってみましょうか?
アララ、これもうまくいかないわね。
意味もなく力を抜いても、ダメ。
情報収集のためには
ちょうど良いくらいに
力が抜けることがベストなのね!
「ブラック・ボックスに入ったときの手って、
情報を集めるための“センサー・モード”になっているのよ。
筋肉をなるべく緩めて状況を知ろうとしているわ。
大きさ・表面の形状・重さ・・
いろんなことがソレによってわかってくる。
そして、情報収集が終わったら、
自分の今までの経験知と照らし合わせて
『これは、りんごだ』とか『もちろん、たわしよ』という風に、
手に持っているものを当てている・・・そうね」
みんなはソウソウとうなずいている。
「手探り状態、つまり、
刻々変わる状況をズッと把握し続けなければならないとき、
このようなセンサーもズッと働いているものなのよ。
そして、このセンサーはもっともっと高性能にすることも可能。
より的確な情報をスピーディーに得るためにと、
感受力を鍛えていくと、
誰だって
高感度なセンサーを手に内蔵できるようになってくるわ」
へぇ~とみんなは驚いているが
「さぁ、もうおわかりね。
ダンスで相手と触れ合っているときの手も、
そうでなくちゃいけないのよ。
まぁ、実際、手は情報収集のために
高感度なセンサー・モードに
切り替わっているはずなんだけれどもね。
ワザワザその性能を
落としてしまっている人がとっても多いわ。
・・・ナゼって手がリキんでいるから」
教室はシーンとなってきた。
みんな真剣なまなざしだ。
「その問題をもっとも感じるのが、
スタンダード種目における
男性の右ホールドの手ね。
ベストな状態で女性の背中に在り続ける、
右手ってめったにお目にかからないわ。
本来ならば、
上級者になればなるほどにセンサーは高性能になっていて、
女性が“夢見心地”になるような
“スペシャルな手”に成長していなければならないんだけれど、
なかなかソウはいかないのね。
しかも・・・」
ジュンコ先生は、ここで一呼吸おき、
ちょっと厳しい目をしながらみんなに言った。
「自分の右手の状況さえ感じなくなっている男性が多いのよ。
『アラアラ、そんな手で女性に触れたら、ダメじゃない!
嫌われてしまうわよ』と驚いて注意しても、
『え?そんなひどいですか?』
なんていうくらいセンサーが鈍ってしまっている人もかなりいる・・・。
そこまでヒドクはなく、ある程度は良い“手”の人でも、
“女性の動きをちゃんと理解して背中に触れている人”
となれば、非常に少なくなっちゃう。
男性の右手によって、女性の良い動きを引き出せるように、
本来は勉強するべきものなんだけれども、
反対に男性の右手のせいで、
女性の動きをさえぎってしまっているケースもいっぱいあるのよ」
男性陣は、
ちょっと緊張した面持ちで聞いている。
「『自分は絶対大丈夫だ』と思っている男性も、
どうかこの機会にこんな風に思ってみて欲しいのよ。
今現在の自分の手よりも
もっと良い“右手”に絶対になれる!!
潜在能力がまだ眠ったまま・・・なのだ。
そして女性も、コウ思ってね。
そういう男性の手の
潜在能力を引き出すために、
自分にもできることがある!!
続く 第125話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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とても励みになっています。(ジュンコ)
生徒のみなさーん、
手探り遊びをしましょう。
ブラック・ボックスの中に
これから色々なものを入れていきます。
りんご ジャガイモ たわし 野球の球
ちっちゃなクマのぬいぐるみ 電球・・
さぁ、穴の中から中に手を突っ込んで、
持ったものが何かを当てるんですよ。
では、カナちゃんどうぞ。
あ、痛っ。このトゲトゲは・・・たわしだ。
本当にソウか、持ったまま箱から手を出してみて。
あ、正解!
次は、平田さん、やってみましょうか?
硬くてゴツゴツ・・・ジャガイモだ。
OK!
じゃぁ、トシ子さん、いってみよう。
フワフワして柔らかい・・・クマのぬいぐるみ。
大当たり!
では、和夫さんにバトンタッチ。
ただし、
箱の中の手に力を入れてみましょうか?
それで、持ったものを当ててみて。
ウーン?難しいな。
だって、手に力を入れると、
箱の中で、モノに触れるのさえうまくいかないんだもの。
ようやく、何かに触れても、指もうまく曲がりにくいし
その形状・表面の肌触り・大きさ・・よくわからない!!
じゃぁ、力を抜いて良いわよ。
・・・あぁわかった、コレ、リンゴだ。
正解!
ということは、
箱の中で手探り状態のときって、
知らず知らずに手の力が抜けていたんだな。
そりゃぁそうか。
力を抜かないと
いろいろな情報を得ることができない、もんな。
じゃぁ、今度は真理チャン、
わざと最初から力を抜いてやってみましょうか?
アララ、これもうまくいかないわね。
意味もなく力を抜いても、ダメ。
情報収集のためには
ちょうど良いくらいに
力が抜けることがベストなのね!
「ブラック・ボックスに入ったときの手って、
情報を集めるための“センサー・モード”になっているのよ。
筋肉をなるべく緩めて状況を知ろうとしているわ。
大きさ・表面の形状・重さ・・
いろんなことがソレによってわかってくる。
そして、情報収集が終わったら、
自分の今までの経験知と照らし合わせて
『これは、りんごだ』とか『もちろん、たわしよ』という風に、
手に持っているものを当てている・・・そうね」
みんなはソウソウとうなずいている。
「手探り状態、つまり、
刻々変わる状況をズッと把握し続けなければならないとき、
このようなセンサーもズッと働いているものなのよ。
そして、このセンサーはもっともっと高性能にすることも可能。
より的確な情報をスピーディーに得るためにと、
感受力を鍛えていくと、
誰だって
高感度なセンサーを手に内蔵できるようになってくるわ」
へぇ~とみんなは驚いているが
「さぁ、もうおわかりね。
ダンスで相手と触れ合っているときの手も、
そうでなくちゃいけないのよ。
まぁ、実際、手は情報収集のために
高感度なセンサー・モードに
切り替わっているはずなんだけれどもね。
ワザワザその性能を
落としてしまっている人がとっても多いわ。
・・・ナゼって手がリキんでいるから」
教室はシーンとなってきた。
みんな真剣なまなざしだ。
「その問題をもっとも感じるのが、
スタンダード種目における
男性の右ホールドの手ね。
ベストな状態で女性の背中に在り続ける、
右手ってめったにお目にかからないわ。
本来ならば、
上級者になればなるほどにセンサーは高性能になっていて、
女性が“夢見心地”になるような
“スペシャルな手”に成長していなければならないんだけれど、
なかなかソウはいかないのね。
しかも・・・」
ジュンコ先生は、ここで一呼吸おき、
ちょっと厳しい目をしながらみんなに言った。
「自分の右手の状況さえ感じなくなっている男性が多いのよ。
『アラアラ、そんな手で女性に触れたら、ダメじゃない!
嫌われてしまうわよ』と驚いて注意しても、
『え?そんなひどいですか?』
なんていうくらいセンサーが鈍ってしまっている人もかなりいる・・・。
そこまでヒドクはなく、ある程度は良い“手”の人でも、
“女性の動きをちゃんと理解して背中に触れている人”
となれば、非常に少なくなっちゃう。
男性の右手によって、女性の良い動きを引き出せるように、
本来は勉強するべきものなんだけれども、
反対に男性の右手のせいで、
女性の動きをさえぎってしまっているケースもいっぱいあるのよ」
男性陣は、
ちょっと緊張した面持ちで聞いている。
「『自分は絶対大丈夫だ』と思っている男性も、
どうかこの機会にこんな風に思ってみて欲しいのよ。
今現在の自分の手よりも
もっと良い“右手”に絶対になれる!!
潜在能力がまだ眠ったまま・・・なのだ。
そして女性も、コウ思ってね。
そういう男性の手の
潜在能力を引き出すために、
自分にもできることがある!!
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