2010.04.16 (第1179話)新天地へ・未知なるパソドブレへの道LⅩⅩⅩⅥ~仙腸関節のお話~
初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 第24話へ
ダンサーが知っておくべき
ザ・関節
骨盤に関する関節のなかでも、
最重要関節である“仙腸関節”だ。
以前にも紹介したけれど
(第197話参照)
今回、もうチョイ詳しく取り上げるね。
まずは、ドコにアル関節かの確認を。
骨盤は仙骨と2つの腸骨で構成されている。
触れてみよう。
手を腰に当てたときに、手に当たる骨が腸骨だ。
腰に当てた手を、
そのまま腸骨の縁に沿って背中側にたどっていく。
仙骨は、骨盤の背中側にある骨で、
逆さまの三角形の形▽をしているよ。
三角形の下側の頂点が尾骨だ、と言えばわかるかな?
仙腸関節は、逆さま三角形▽の左右の2辺にあたる。
仙骨と左右腸骨のジョイント部分にアル関節だ。
昔の解剖学界では、
“不動の関節=動かない関節”と言われていたそうな。
でも、現在では、お医者様でも認める可動関節・・・
ではあるけれど、
ソレ(動くこと)を認知し、
使いこなしている人はメッチャ少ないだろう。
なぜか?
仙腸関節周辺は、強靭な靭帯で保護されているし、
動くと言っても3~5ミリ程度。
動くというより“ずれる”って感じ。
まぁいや、
非常に動きの少ない関節なわけ。
だもんで、
この関節を(意識的か無意識的かはさておき)
上手く操作でき、
自らのパフォーマンスに活かしているひとは、
その道の超一流 “達人”ナァンて呼ばれているそうで。
つまり、そのほんの少しのズレができるorできない
が、すごく大きな差になってくるんだな。
ダンス的、お役立ち観点から見てみよう。
骨格的には、
この“仙腸関節から”がいわゆる“脚”になっている。
右仙腸関節から先が右足
左仙腸関節から先が左足
ということ。
さて、筋肉的には、
インナーマッスルのついている“みぞおちから”が脚だったね?
で、ココからが、すごく大事なことなんだけど
この
“みぞおちから脚”の身体操作を
本当ににできるようになるためには、
“仙腸関節から脚”とのセット使いが、
不可欠なんだ。
さらに、
この仙腸関節は、アノ胸鎖関節(きょうさかんせつ)
体内リンクして動いているんだ!
腕は、胸鎖関節から・・・だったね。
(第163話参照)
ってことは、
胴体の中の腕の付け根=胸鎖関節
胴体の中の脚の付け根=仙腸関節
が連動しているという話。
しかも、
対角線的につながっているんだよ。
まとめると、
右 胸鎖関節 と 左 仙腸関節
左 胸鎖関節 と 右 仙腸関節
が、つながっている。
両関節ともに胴体の中心ラインにある
のもミソだね。
2つに分かれた“腕・手”“脚・足”の動きに向かう前に、
この中心部のみの動きを感じてみる
・・・ソウいう練習を繰り返すと、
ベリーグッドなパフォーマンスができるようになるってな、
想像がつくことでしょう。
ってことで、次回
みぞおちから脚
&仙腸関節から脚
&胸鎖関節から腕
3セット使いができるようになるための
おもしろエクササイズをとりあげてみよう。
続く第1180話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.273 ~ソワスの驚くべき意味~
G氏が使っていた、言葉
ソワスとは?
詳しくは、ソウアス・メイジャ psoas majorと言います。
psoasの、
最初のPの文字は黙字といい、発音しないそうです。
ギリシャ語の、
プソア=腰の筋肉に由来する、言葉。
majorは大きいという意味。
して、psoas majorは?
なんと、
大腰筋のことではありませんか!?
“アル先生”が言った話がホントウなら、
G氏は当時から、
ソワス
つまり大腰筋の存在を知っていたことになるのです。
G氏は、
「失礼!」
と断ったあと、
自分の両股をおっぴろげ、
筋肉の位置を手で示しながら、説明してくれたとか・・・
ただ、
その筋肉を使う意義など、詳しい話はなかったそうです。
(コレはあくまで、聞いた話なので、真実のほどは分かりません)
でも、そうと知ると、
G氏の言葉(前号にて紹介)に、現実味が増し、
実践意欲が増してくるではありませんか。
「ダンスの世界チャンピオンとは、
世界でいちばん歩幅の広いダンサーのことである」
G氏の
“誰にも決してマネすることができない、グレイトパフォーマンス”
も、解明し、訓練し、マネができる。
そして、やがては、
超えて行ける時代が、やって来たように思います。
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
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ダンサーが知っておくべき
ザ・関節
骨盤に関する関節のなかでも、
最重要関節である“仙腸関節”だ。
以前にも紹介したけれど
(第197話参照)
今回、もうチョイ詳しく取り上げるね。
まずは、ドコにアル関節かの確認を。
骨盤は仙骨と2つの腸骨で構成されている。
触れてみよう。
手を腰に当てたときに、手に当たる骨が腸骨だ。
腰に当てた手を、
そのまま腸骨の縁に沿って背中側にたどっていく。
仙骨は、骨盤の背中側にある骨で、
逆さまの三角形の形▽をしているよ。
三角形の下側の頂点が尾骨だ、と言えばわかるかな?
仙腸関節は、逆さま三角形▽の左右の2辺にあたる。
仙骨と左右腸骨のジョイント部分にアル関節だ。
昔の解剖学界では、
“不動の関節=動かない関節”と言われていたそうな。
でも、現在では、お医者様でも認める可動関節・・・
ではあるけれど、
ソレ(動くこと)を認知し、
使いこなしている人はメッチャ少ないだろう。
なぜか?
仙腸関節周辺は、強靭な靭帯で保護されているし、
動くと言っても3~5ミリ程度。
動くというより“ずれる”って感じ。
まぁいや、
非常に動きの少ない関節なわけ。
だもんで、
この関節を(意識的か無意識的かはさておき)
上手く操作でき、
自らのパフォーマンスに活かしているひとは、
その道の超一流 “達人”ナァンて呼ばれているそうで。
つまり、そのほんの少しのズレができるorできない
が、すごく大きな差になってくるんだな。
ダンス的、お役立ち観点から見てみよう。
骨格的には、
この“仙腸関節から”がいわゆる“脚”になっている。
右仙腸関節から先が右足
左仙腸関節から先が左足
ということ。
さて、筋肉的には、
インナーマッスルのついている“みぞおちから”が脚だったね?
で、ココからが、すごく大事なことなんだけど
この
“みぞおちから脚”の身体操作を
本当ににできるようになるためには、
“仙腸関節から脚”とのセット使いが、
不可欠なんだ。
さらに、
この仙腸関節は、アノ胸鎖関節(きょうさかんせつ)
体内リンクして動いているんだ!
腕は、胸鎖関節から・・・だったね。
(第163話参照)
ってことは、
胴体の中の腕の付け根=胸鎖関節
胴体の中の脚の付け根=仙腸関節
が連動しているという話。
しかも、
対角線的につながっているんだよ。
まとめると、
右 胸鎖関節 と 左 仙腸関節
左 胸鎖関節 と 右 仙腸関節
が、つながっている。
両関節ともに胴体の中心ラインにある
のもミソだね。
2つに分かれた“腕・手”“脚・足”の動きに向かう前に、
この中心部のみの動きを感じてみる
・・・ソウいう練習を繰り返すと、
ベリーグッドなパフォーマンスができるようになるってな、
想像がつくことでしょう。
ってことで、次回
みぞおちから脚
&仙腸関節から脚
&胸鎖関節から腕
3セット使いができるようになるための
おもしろエクササイズをとりあげてみよう。
続く第1180話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.273 ~ソワスの驚くべき意味~
G氏が使っていた、言葉
ソワスとは?
詳しくは、ソウアス・メイジャ psoas majorと言います。
psoasの、
最初のPの文字は黙字といい、発音しないそうです。
ギリシャ語の、
プソア=腰の筋肉に由来する、言葉。
majorは大きいという意味。
して、psoas majorは?
なんと、
大腰筋のことではありませんか!?
“アル先生”が言った話がホントウなら、
G氏は当時から、
ソワス
つまり大腰筋の存在を知っていたことになるのです。
G氏は、
「失礼!」
と断ったあと、
自分の両股をおっぴろげ、
筋肉の位置を手で示しながら、説明してくれたとか・・・
ただ、
その筋肉を使う意義など、詳しい話はなかったそうです。
(コレはあくまで、聞いた話なので、真実のほどは分かりません)
でも、そうと知ると、
G氏の言葉(前号にて紹介)に、現実味が増し、
実践意欲が増してくるではありませんか。
「ダンスの世界チャンピオンとは、
世界でいちばん歩幅の広いダンサーのことである」
G氏の
“誰にも決してマネすることができない、グレイトパフォーマンス”
も、解明し、訓練し、マネができる。
そして、やがては、
超えて行ける時代が、やって来たように思います。
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とても励みになっています。(ジュンコ)
おさむ
ジュンコ先生、おはようございます。
関節の話は、とても興味深いです。
ふっと思ったのですか、ルンバウォークの時、よく前に居る側のボディと、その反対側の骨盤あたりが対角線になる、つまりサイトリードになるように意識してますか、今回の話はこの動きにも関係あるんでしょうか?
エクササイズが気になるので、更新が待ち遠しいです。
関節の話は、とても興味深いです。
ふっと思ったのですか、ルンバウォークの時、よく前に居る側のボディと、その反対側の骨盤あたりが対角線になる、つまりサイトリードになるように意識してますか、今回の話はこの動きにも関係あるんでしょうか?
エクササイズが気になるので、更新が待ち遠しいです。
2010/04/16 Fri 08:33 URL [ Edit ]
ジュンコ
おさむさん
コメントありがとうございます。
対角の運動はたくさんのダンステクニックの中に活きています。
ルンバウォークの中にも・・・
ぜひ、意識してみてくださいね。
コメントありがとうございます。
対角の運動はたくさんのダンステクニックの中に活きています。
ルンバウォークの中にも・・・
ぜひ、意識してみてくださいね。
2010/04/17 Sat 00:46 URL [ Edit ]
ジュンコ
祐子さん
コメントありがとうございます。
腰仙関節の位置がキャッチできるとは、素晴らしい!
カラダは確かに素直・正直です。
日々変化しますし、
色々な情報を提供してくれます。
ご自分のカラダと仲良く・・・ソレが出来るにつれ、
”さじ加減”もわかってくると思われます。
コレからもヨロシクお願いいたします。
コメントありがとうございます。
腰仙関節の位置がキャッチできるとは、素晴らしい!
カラダは確かに素直・正直です。
日々変化しますし、
色々な情報を提供してくれます。
ご自分のカラダと仲良く・・・ソレが出来るにつれ、
”さじ加減”もわかってくると思われます。
コレからもヨロシクお願いいたします。
2010/04/17 Sat 00:57 URL [ Edit ]
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