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社交ダンスを始めるということ 第13話へ




ジュンコ先生のパソドブレのレッスンが続いている。
「ブログ内グループレッスンのご紹介」

ただいま“ユイット”の勉強中。


「基本的な動きが分かったら、
徐々に、
パソドブレらしくにつながるテクニックを足して行くわよ」
とジュンコ先生。

「まず、男性の動きに、

ザ・プロムナード・シェープ

ザ・カウンター・プロムナード・シェープ


を加えるの。
(第1129話参照)
さぁ、どこでどのシェープをしたら良いかわかるかな?
ヒントは、
“シェープによって女性の動きをリードする”


みんな試している。


と、
トシ子さんと組んで練習をしていた平田さんが、
「こうですかな?」
と、説明しながらやってみせる。

「最初は、
プロムナード・ポジションから始まっている、
そして、
2・3歩目で、女性の向きを変えることで、
ザ・カウンター・プロムナード・シェープ
次に
5・6歩目で、また、女性の向きを変えることで今度は、
ザ・プロムナード・シェープになる」



みんなから拍手が起こった。


カナちゃんが、
「平田さん、カッコいい!」


すると、平田さんは、
「イヤイヤ、トシ子さんが上手いんですわ。
ちゃんと自分の動きをしながらも、
1人勝手に動かずにいてくれるので、
どういうシェイプをしたら良いのかが、
分かりやすいんです」



平田さんとトシ子さんの動きをお手本に
みんな、自分たちの練習を再開・・・


すると、和夫から質問が・・・
「男性は、
ハッキリとスウェイしていいのですか?」



ジュンコ先生は、
「エエ、してOKよ。
2・3歩目の
ザ・カウンター・プロムナード・シェープで、右へ
5・6歩目の
ザ・プロムナード・シェープで、左へ


すると真理も質問
「女性も、
スウェイを自分でやっていいんですか?」



ジュンコ先生は、
「どう思うかな?」
みんなにも一緒に考える様に促している。


するとトシ子さんが、
「(自らスウェイを)やってみたのですが、
変になってしまうのです。
男性の動きとしっくり合いませんでした。
女性は正確な回転運動をするにとどめて、

女性のボディのシェイプは、

男性(ボディのシェイプ)から

生まれるような感じ
の方が良いのではないでしょうか」



するとカナちゃんが、
「あ、私もそう思う!
だって、

女性はケープなんだもの。

男性の動きから生まれないと変ですよね!」



ジュンコ先生は微笑みながらうなずいた。


       続く第1142話へ





Real Junko Voice
(目次)

スペシャルバージョン28

~ボクからの電話~ 

察しの良い読者の方なら、
もしくは、
このReal Junko Voiceの最初の方のお話を覚えている方なら、
快方に向かった“第3の人間関係”が誰のことであるのか、
もうすでにお気づきのはずだ。
大学入学時より実に17年もの間、多くの時間をともに過ごし、
第3の父親のような役割を受け持ってくれていた、“その人”である。
(vol.14

“その人”とは、ラスト・コール(vol.34)の後、連絡は取っていなかった。
イヤ、正確には、たった一度だけ・・・
Y氏と巡り会い、結婚、引っ越することを告げるために、
非常に簡単なやり取りの電話の機会を持っていた。

祝福してくれた、と記憶している。

“その人”も、
例の年下の彼女(vol.21)と一緒に暮らし始めていることを告げた。
ソレに対し、祝福もした。
感情的な会話はほとんど交わさなかったため、
お互いの本心は分からないままだったように思う。
が、いずれにしても、ソレ以後のワタシは、
“その人”にとって、消息不明人物であり、また、そうであっても、
何も問題は生じていなかったはずだ。
お互い、全く別の人生に乗り出している状態だったからだ。

それなのに、
ある晩、突然、電話がかかってきたのだ。
夕食時、夫婦で祝杯をあげている最中であった。

祝杯は、
「レッスン復帰、おめでとう」
を意味していた。
退院後、初回のグループレッスンを無事やり終えた、
そんな特別な日であった。
晴れ晴れとした気持ちで満たされていたワタシは、
思いがけない電話に動揺した。

受話器を取ったのはワタシだった。
「・・・もしもし、“ボク”です」
が、第1声。

“ボク”?

ワタシの頭の中は超高速回転を始めていた。
色んなものを“整理・分析”しなければならない・・・

「ボクって、どなた?」
などと、とっさに分からないフリをしてしまったのだが、
実は、聴いてすぐ、誰の声は識別できていた。
でも、信じられなかったし、認めたくなかったし、
なぜ、 “ボク”なのかが、分からなかったのだ。
自分のことを、“ワタシ”と呼んでいたはずなのに。
なぜに、
“ボク”と、名乗っているのか?
自分のことを“ボク”と呼んでいたのは、
確か、恋愛期間中と夫婦になってからも、
とても仲良し関係でいるときだけ、だったハズ・・・

と、
ワタシの様子を、心配そうにY氏が見つめている姿が目に入った。
Y氏とワタシの間で、“その人”についての話は“タブー”ではなかった。
“その人”と生きて来た人生について、かなり詳しい話もしていたが、
Y氏は、非常に理解を示しながら聴いてくれていた。
でも、この今の事態を知ったら、
さすがのY氏でもワタシ以上に動揺するに決まっている。

そう感じたワタシは、受話器を手で塞ぎ小さな声で説明した。
正直に誰からの電話かを、告げ、
「何の用事か、詳しくはわからない」
でも、大丈夫というふうに、目と手で合図した。

Y氏が静かに見守る体制に入ってくれるのを見届け、
ワタシは電話の世界に戻っていった。

“ボク”は、ゆっくりと話し始めた。



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