2010.01.26 (第1099話)新天地へ・未知なるパソドブレへの道ⅩⅧ ~テキスト的パソドブレ姿勢~
初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 第1話へ
第1090話からの続き。
ハーイ、
パソドブレのシリーズに戻って来ましたよぉ。
ジュンコ先生のグループレッスンでどうぞ!
「ブログ内グループレッスンのご紹介」
「今日から実際のパソドブレのアクションを通して、
さらに理解を深めていきましょう」
すると、佐藤さんが手を挙げて、
「今まで、フラメンコを通して、
“パソドブレを踊る前の姿勢作り”みたいなものを
習ってきましたが、
結局のところ、
パソドブレの姿勢とはどういうものか、まだよくわかりません。
どうしたらパソドブレらしい格好になるのか、
一般的な定義みたいなものはないのですか?」
ジュンコ先生は、
「OK、
では、テキストにはどんな風に書いてあるのか、
ポイントを上げてみましょうね」
そう言って白板に整理し始めた。
① 両足はそろえる(つま先をそろえる)
② 両膝は真っすぐにするが、伸ばしきらない(ゆるめ過ぎない)
③ 体重は前、両足のボール
④ 背中が弓なりにならないように、
腹部を引き上げ、位置を高くし、臀部(でんぶ)を引き締める
⑤ 男性は背中をまっすぐにし、
女性は対照的に(背中が)なだらかなカーブを描くようにする
⑥ 胸は上げて背筋を伸ばし、誇り高く張り続ける
⑦ 肩甲骨をしっかり保ち、肩を後ろに引き下げる
⑧ 肩甲骨を引き下げると同時に首が伸び、
頭部への均整のとれたラインを作る
「ほぼテキストの内容通りなんだけど、
コレを見ながら実際に姿勢を作ってみましょうか。
質問があったら言ってね」
みんなはそれぞれに姿勢を作り始めるが・・・
「言葉通りをつかまえると、難しいですね。
②でもう、行き詰まっています。
膝を伸ばし過ぎず、ゆるめ過ぎず
どんな感覚なんでしょう?」
坂田さんだ。
ジュンコ先生が答える。
「この辺りは非常にキーになるわね。
気をつけるべきは、
この膝のカタチは“結果そうなる”というものなの。
意識的にこのカタチになるようにしなくても良いわ」
すると坂田さんは
「あぁ、きっとそうなんでしょうね。
膝を曲げるようで曲げない、
しかも突っ張らない・・・
この辺り、タンゴと似ているのかも」
(第335話参照)
するとケイコさんが、
「フラメンコのエクササイズ習った
“拮抗バランスで立つ”をやったとき、
(第1088話参照)
ちょうどいい感じの膝になったわよ。
ソウいう理解で良いのでしょうか?」
「その通り!ケイコさん大当たりよ」
とジュンコ先生。
「パソドブレって、
カカトから出るステップが多いというイメージだったのですが、
体重はボールなんですね?」
トシ子さんだ。
すると、紀子さんが
「カカトから出るアクションは、
“マーチ”と呼ばれるものですよ。
その場合のフットワークはHフラット
(ヒールフラット=かかとから出る)だけど、
他のベーシックはB(ボール)からが多いですよ。
そうですね?先生」
(フットワークに関しての詳しい記事は第631話参照)
ジュンコ先生はうなずいている。
カナちゃんが声を上げる。
「⑤が面白い!
男性と女性で、姿勢が違うんだ。
コレって、表現するモノの違いかなぁ?
男性は闘牛士で男らしく、
女性はケープで、しなやか
ソウいう理解で良いのかなぁ」
ジュンコ先生は、
「そうね。
基本的な姿勢は男女同じだけど、
モチーフとしての表現の違い
(第1076話参照)
そのくらいの理解でいいわよ」
平田さんが手を挙げて、
「イヤイヤ、
書かれた言葉通りで、姿勢を作ると、
かちかちに固まってしまいますなぁ。
ココに書かれていることは、
ほとんどが“結果そうなる”モノなんでしょうなぁ」
すると、佐藤さんが尋ねた。
「何をやった結果、
書いてあるようになるんですかね?」
平田さんが答える。
「ソレは、
“床からの反作用エネルギー”
ですわな、きっと。
床をプレスした結果そうなるものばかりだと思います」
ジュンコ先生はうなずきながら聞いている。
和夫が手を挙げて、
「気がついたことがあるんですが。
⑧が、パソドブレの姿勢を作る際の
大きなポイントのように思うのですが、
どうでしょう?」
ジュンコ先生は、目を輝かせ
「良いところに気がついたわね。
実はその通り!
⑧はカラダで理解できれば、
②④⑥⑦も解決できるでしょうね。
その前に、なぜ⑧がポイントだと思ったのか
和夫さんの考えを聞かせてもらおうかな」
続く第1100話へ
Real Junko Voice
(目次)
スペシャルバージョン23
~ワタシもブログも3歳に・・・~
「ロンドン留学物語」に戻る前に、特番だ。
“この日”の熱い想いを忘れないためにも書き記しておきたい。
ブログ&マイ・ハッピーバースデー・セレモニー
ワークショップを通して出会った有志の方々が集い、
お祝い会を持ってくれたのだ。
告白・・・実は、ワタクシ、
この手の(自分にスポットライトが当たるような)
イベントは、全く得意で、ない。
理由はシンプルに、
「自分に似合わないと思う」からだ。
気恥ずかしさでどうしようもなくなるだろうし、
また、
他者の時間とエネルギーを無理にいただいてしまったような、
申し訳ない想いから、
胸が苦しくなったり、
気持ちが落ち着かなくなったりしてしまうからだ。
ダンス界という華やかな世界に、
時に、ものすごい相容れなさを感じてしまう原因も、
どうもこの辺りにあるようだ。
しかも、
“お誕生会”とは、初めての体験だ。
いや、ほんの幼い頃、
毎年、家族が祝ってくれていた・・・でも、記憶がない。
古いアルバムの中にある写真だけが、その“手がかり”だ。
最後の“お誕生会”となったのは、3歳の誕生日。
モノクロ写真が1枚だけ残っている。
テーブルの上に並べられた、母・手作りのごちそう。
真ん中に、大きなケーキがドン。
ソノ傍らに置かれた
「お誕生日おめでとう ジュンコ 3歳」
父・手書きの“札(ふだ)”がかなり目立っている。
主役であるワタシは、母・手編みの毛糸のワンピース姿で、
大きなウサギのぬいぐるみを抱えこみ、
はち切れんばかりの笑顔。
さぞ、大はしゃぎだったことだろう。
不思議に思うのは、
「カラダに悪いから」と言って、
食べさせてもらえなかったはずのケーキが写真に写っていることだ。
この日ばかりは特別だったということか。
まさか、撮影用のダミーではないだろうし。
あれから43年後の、1月23日
ワタクシ、46歳
子供であるブログは3歳
ところが、真実は、
ブログもワタシも、3歳・・・??
ありがとう、みんな。
ワタシはこの日のセレモニーのおかげで、
もう一度、“3歳に戻る”ことができたのです。
あの無邪気・無心だった、自分に。
ソレができたことで、
46歳のジュンコ先生は、
また、
新たな勇気を持って進んでいくことができるでしょう・・・
さて、一体どういうことなのか、少し話してみよう。
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
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ハーイ、
パソドブレのシリーズに戻って来ましたよぉ。
ジュンコ先生のグループレッスンでどうぞ!
「ブログ内グループレッスンのご紹介」
「今日から実際のパソドブレのアクションを通して、
さらに理解を深めていきましょう」
すると、佐藤さんが手を挙げて、
「今まで、フラメンコを通して、
“パソドブレを踊る前の姿勢作り”みたいなものを
習ってきましたが、
結局のところ、
パソドブレの姿勢とはどういうものか、まだよくわかりません。
どうしたらパソドブレらしい格好になるのか、
一般的な定義みたいなものはないのですか?」
ジュンコ先生は、
「OK、
では、テキストにはどんな風に書いてあるのか、
ポイントを上げてみましょうね」
そう言って白板に整理し始めた。
① 両足はそろえる(つま先をそろえる)
② 両膝は真っすぐにするが、伸ばしきらない(ゆるめ過ぎない)
③ 体重は前、両足のボール
④ 背中が弓なりにならないように、
腹部を引き上げ、位置を高くし、臀部(でんぶ)を引き締める
⑤ 男性は背中をまっすぐにし、
女性は対照的に(背中が)なだらかなカーブを描くようにする
⑥ 胸は上げて背筋を伸ばし、誇り高く張り続ける
⑦ 肩甲骨をしっかり保ち、肩を後ろに引き下げる
⑧ 肩甲骨を引き下げると同時に首が伸び、
頭部への均整のとれたラインを作る
「ほぼテキストの内容通りなんだけど、
コレを見ながら実際に姿勢を作ってみましょうか。
質問があったら言ってね」
みんなはそれぞれに姿勢を作り始めるが・・・
「言葉通りをつかまえると、難しいですね。
②でもう、行き詰まっています。
膝を伸ばし過ぎず、ゆるめ過ぎず
どんな感覚なんでしょう?」
坂田さんだ。
ジュンコ先生が答える。
「この辺りは非常にキーになるわね。
気をつけるべきは、
この膝のカタチは“結果そうなる”というものなの。
意識的にこのカタチになるようにしなくても良いわ」
すると坂田さんは
「あぁ、きっとそうなんでしょうね。
膝を曲げるようで曲げない、
しかも突っ張らない・・・
この辺り、タンゴと似ているのかも」
(第335話参照)
するとケイコさんが、
「フラメンコのエクササイズ習った
“拮抗バランスで立つ”をやったとき、
(第1088話参照)
ちょうどいい感じの膝になったわよ。
ソウいう理解で良いのでしょうか?」
「その通り!ケイコさん大当たりよ」
とジュンコ先生。
「パソドブレって、
カカトから出るステップが多いというイメージだったのですが、
体重はボールなんですね?」
トシ子さんだ。
すると、紀子さんが
「カカトから出るアクションは、
“マーチ”と呼ばれるものですよ。
その場合のフットワークはHフラット
(ヒールフラット=かかとから出る)だけど、
他のベーシックはB(ボール)からが多いですよ。
そうですね?先生」
(フットワークに関しての詳しい記事は第631話参照)
ジュンコ先生はうなずいている。
カナちゃんが声を上げる。
「⑤が面白い!
男性と女性で、姿勢が違うんだ。
コレって、表現するモノの違いかなぁ?
男性は闘牛士で男らしく、
女性はケープで、しなやか
ソウいう理解で良いのかなぁ」
ジュンコ先生は、
「そうね。
基本的な姿勢は男女同じだけど、
モチーフとしての表現の違い
(第1076話参照)
そのくらいの理解でいいわよ」
平田さんが手を挙げて、
「イヤイヤ、
書かれた言葉通りで、姿勢を作ると、
かちかちに固まってしまいますなぁ。
ココに書かれていることは、
ほとんどが“結果そうなる”モノなんでしょうなぁ」
すると、佐藤さんが尋ねた。
「何をやった結果、
書いてあるようになるんですかね?」
平田さんが答える。
「ソレは、
“床からの反作用エネルギー”
ですわな、きっと。
床をプレスした結果そうなるものばかりだと思います」
ジュンコ先生はうなずきながら聞いている。
和夫が手を挙げて、
「気がついたことがあるんですが。
⑧が、パソドブレの姿勢を作る際の
大きなポイントのように思うのですが、
どうでしょう?」
ジュンコ先生は、目を輝かせ
「良いところに気がついたわね。
実はその通り!
⑧はカラダで理解できれば、
②④⑥⑦も解決できるでしょうね。
その前に、なぜ⑧がポイントだと思ったのか
和夫さんの考えを聞かせてもらおうかな」
続く第1100話へ
Real Junko Voice
(目次)
スペシャルバージョン23
~ワタシもブログも3歳に・・・~
「ロンドン留学物語」に戻る前に、特番だ。
“この日”の熱い想いを忘れないためにも書き記しておきたい。
ブログ&マイ・ハッピーバースデー・セレモニー
ワークショップを通して出会った有志の方々が集い、
お祝い会を持ってくれたのだ。
告白・・・実は、ワタクシ、
この手の(自分にスポットライトが当たるような)
イベントは、全く得意で、ない。
理由はシンプルに、
「自分に似合わないと思う」からだ。
気恥ずかしさでどうしようもなくなるだろうし、
また、
他者の時間とエネルギーを無理にいただいてしまったような、
申し訳ない想いから、
胸が苦しくなったり、
気持ちが落ち着かなくなったりしてしまうからだ。
ダンス界という華やかな世界に、
時に、ものすごい相容れなさを感じてしまう原因も、
どうもこの辺りにあるようだ。
しかも、
“お誕生会”とは、初めての体験だ。
いや、ほんの幼い頃、
毎年、家族が祝ってくれていた・・・でも、記憶がない。
古いアルバムの中にある写真だけが、その“手がかり”だ。
最後の“お誕生会”となったのは、3歳の誕生日。
モノクロ写真が1枚だけ残っている。
テーブルの上に並べられた、母・手作りのごちそう。
真ん中に、大きなケーキがドン。
ソノ傍らに置かれた
「お誕生日おめでとう ジュンコ 3歳」
父・手書きの“札(ふだ)”がかなり目立っている。
主役であるワタシは、母・手編みの毛糸のワンピース姿で、
大きなウサギのぬいぐるみを抱えこみ、
はち切れんばかりの笑顔。
さぞ、大はしゃぎだったことだろう。
不思議に思うのは、
「カラダに悪いから」と言って、
食べさせてもらえなかったはずのケーキが写真に写っていることだ。
この日ばかりは特別だったということか。
まさか、撮影用のダミーではないだろうし。
あれから43年後の、1月23日
ワタクシ、46歳
子供であるブログは3歳
ところが、真実は、
ブログもワタシも、3歳・・・??
ありがとう、みんな。
ワタシはこの日のセレモニーのおかげで、
もう一度、“3歳に戻る”ことができたのです。
あの無邪気・無心だった、自分に。
ソレができたことで、
46歳のジュンコ先生は、
また、
新たな勇気を持って進んでいくことができるでしょう・・・
さて、一体どういうことなのか、少し話してみよう。
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