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さてさて、いきなりのクエスチョン、いいかなぁ?

“求心力”ってなーんだ?

あ、ソレって毎日のようにテレビで言ってるジャン!
「求心力の低下」とか「求心力を保った」とか。
選挙の頃なんてヒンパンに耳にしたけど。
ってことは・・・
「当てにできる」「頼れる」「安心できる」・・
例えば理想のリーダー※像が有しているような、
※この場合のリーダーとはダンスのそれとは違うけどね

人をひきつける力のことなんじゃないの?

フンフン、そういう意味でもある。


でも、この求心力って物理学用語でもあるんだよ。
して、辞典にはこんな風に書いてある。

向心力と同じ。

円運動をしている物体が受ける

慣性力のひとつ。

円の中心に向かって働く」

「反対の力を“遠心力”と言う」

ムムム・・・
向心力?
慣性力?(かんせいのちから)
遠心力?
なにやら難しそうな言葉ですが、
そんなモン、ダンサーに必要な知識なんですか?
と尋ねられれば
答えは、YES!
なぜなら、
慣性力も、求心力も、遠心力も、
ダンスをするにおいて、
絶対、無視できない非常に大事な力なんだよ。
そう、あの“重力”と同じくらいに・・・。

それゆえ、自然な力でもあるわけで、
たとえ知識なんてなくっても、
ダンスの中で
知らない間に使用しているものではあるけどね。
でも、チャンとした知識を手にした上で、
ダンスの中で意識的に取り入れるのと、
「ハァ? 慣性力? 求心力? 
ナンですかぁ、ソレって・・・」
てな感じの全く無意識とは、
一味もふた味も違うからなぁ。

ってことで、
いつものように、ダンサー的必要最小限、
一緒にお勉強しましょね

さて、上記、求心力の説明のところで、
「円運動をしている物体が受ける

慣性力のひとつ」

と、あったでしょ?
ってことは、
求心力の前に慣性力を学ばないとってモン。

して、慣性力とは?
をおおざっぱに言えば、
「モノが慣性(かんせい)をもつために現れる力のこと」
ジャ、慣性とは?

「止まっているものは、

止まり続け、

等速度で動いているものは、

等速度で動き続けようとする性質」
のこと

なんとなく分かったかなぁ?
例えば、
あなたは停止している電車に、
進行方向を向いて立っているとする。
電車が急に走り出したら、
「おっとっと」
あなたは後ろに倒れそうになる。
電車が動きだしただけで、
あなたには何の力も働いていないのに、
後ろに引っ張られるように感じたわけ。
この後ろに引っ張られる感じの力を慣性力と呼ぶんだ。
ソコに止まり続けようってする、力だね。

次、停車の時、
電車がブレーキをかけて速度を落とすと今度は進行方向に
「おっとっと」
つんのめる。
これも慣性。
あなたのカラダは、
そのままの速度で動き続けようとするからなんだな。

さて、
ココから、遠心力の話にかかっていくよ。

電車が直線を走り、カーブに差し掛かったとしよう。
あなたは電車が曲がる方向と反対側に引っ張られ、
「おっとっと」
カラダが傾く。
ここにも慣性力が働いているわけだ。
あなたは電車とともに直線運動をしていて、
電車がカーブを曲がっても、
あなたの体はそのまま直線運動を続けようとして、
カーブと反対方向にカラダが傾くって次第。
このとき働く“外向きの力” の慣性力を、

“遠心力”と呼ぶんだ。

もし電車が同じ場所をグルグル回ったとしよう。
あなたのカラダは、
慣性の法則でまっすぐ進もうとしているので、
常に回転する円の外側に引っ張られる感じがするよね?

ソノ遠心力のサカサマに働くのが求心力・・・
ん?
頭の中が疲れてきたって?
ハイ、ワタシも。

では、求心力のお話と、
ダンスとの関連については次回・・・


      続く第1028話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.182 ~フラット探索 ~

独りになったワタシはフラットの中の“探索”を始めたのです。

まずは、自分たちの部屋から。

2階。
12畳ほどのスペース。
天井が高いせいか、広く感じます。
ドンと置かれた2台のシングルベットが目立っています。
出窓にかかった、レースのカーテン
農村の風景画
造りつけのタンス・・
調度品はどれも古く、高価そうなものでもありませんが、
メイン・カラーは小豆色・こげ茶色といった暖色で、
「居心地良く、落ち着けそう」
印象は悪くありません。

壁にくっついている、
トタンのような波打ったものは何でしょう?
オイル・ヒーターであることは、後で知りました。

キッチン・スペースは想像以上にちゃんとした設備で、
一目で気に入りました。
コンロが3つもついています。
シンクも広目。
流し台は高さがあるため、使い良さそうです。

部屋から外に出ると、
廊下続きに扉が2つ。
違う“住人”がいる気配です。

階段をそっと下りて、
玄関方向とは反対に廊下をズーッと行くと、
小さな庭に出ました。
名も知らぬ花が咲いています。

共同で使う、風呂、洗濯スペース・・を見学してから、
玄関から、外にも出てみました。

やや広めの道路を隔てて、
ココと同じような家がずらっと立ち並んでいるのが見えます。
ドコを見ても同じような風景・・・

「ダメだ。
あまりウロウロしていると、迷子になっちゃう」

ソウ思ったワタシは、近所の“探索”はあきらめ、
部屋に戻り、内側からカギをかけました。
荷物を整理しながら、みんなを待っているつもりでした。
が、少し疲れを感じたため、
ベットの上に寝転んだのです。

「アァ、気持ちいい」

・・・ソコから覚えていません。
そう、眠ってしまったのです。

そして “事件”は起きました。



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