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第1008話の続き。

インナー・マッスルがシッカリ機能、
正しく“みぞおちから脚状態”になった頃、
ロング・コンタクト、ようやく解禁!!
解禁OK目安は・・・

“進化版・後退ウォーク”

になっているか、どうか・・・!?
進化版・後退ウォークって、ナンゾヤ?

と、ソノ辺りの話をジュンコ先生の授業で、どうぞ。
「ジュンコ先生のブログ内グループレッスンのご案内」


新しいリーダーと組み、
競技会に向けて練習を開始したハナコさんから質問だ。
「リーダーとは、
彼が以前のパートナーとソウしてきたように、
“ロング・コンタクト”をとってみているのですが、

(第1004話参照)
なんだか上手く行きません。
彼曰く、ワタシに『もっと踊って欲しい』なのですが、
ワタシはちゃんと踊っているつもりなもので・・・
嫌な気分になってしまいます」

 

すると、カナちゃんが声を上げた。
「思い出した!
ワタシもすごくイヤなことがあったんです。
この間パーティで、
一緒に踊った変なおじさんから、
こう言われたんです。
『もっと、カラダを僕に預けて。
ボディがないと、踊りにくい』
って。
で、されるがまんまに、
カラダをくっつけて踊ったら、今度は、
『もっと下がってくれないと、
ジーッとしているだけではダメだ』
と言い出して、教え魔に変身。
フロアーの隅に連れて行って、
後退練習させられたんです」



女性軍からどよめきが上がった。
「ソレは嫌よねぇ」といった感じだ。


ジュンコ先生が尋ねる。
「カナちゃん、
ソノ男性と何の種目を踊ったの?」


「スロー・フォックストロットです。
最初のフェザーステップから、
すごくやりにくかったんです」

とカナちゃんは口を尖らせている。


「OK、では全員で、やってみましょうか、
スロー・フォックストロット。
ソノ中で少し、
ロング・コンタクトを試してみましょう。
要領が分からない人は、
お互い、いつもより接近して組んでみてね」


みんな指示どおりに組み、踊り始める。


しばらくすると適当にパートナー・チェンジ、
を何回か繰り返す。


ジュンコ先生はココロの中で思った。
「ハナコさんもカナちゃんも、アノ様子だと
『もっと踊れ、下がれ』
と男性から言われてしまうでしょうね」


「ハナコさんは、

骨盤が前に残ってしまっているわ。

カナちゃんは、相手にくっつこうとしているせいか、

男性への前面圧力が強すぎる


「ケイコさんも、男性にとって重そうね。
先に足を後ろに下げて後退準備をしているのは、
いいとしても、
ケイコさんの場合、それが災いして、
やはり

男性の動きを止めてしまっているわ」 


「真理チャンは活発に動けるようになったけど、
彼女も足の動きが目立つわね。
それに、

足の床へのタッチがずい分速いようね」


「後退アクションが
スムーズにできている女性はいるかしら?
トシ子さん、紀子さん・・
見た感じでは男性を比較的上手に
インバイト(迎える)できているようだけれど。
実際のところは、一緒に踊ってみないと分からないわ」


ジュンコ先生は、
順番に女性と組んで踊り始めた。
「OK」
診断終了。


「女性の方の後退に注目していたんだけれど、
なかなか、難しいようね」


カナちゃんが言った。
「後退、ダメ! むずかしい!!
せっかく、チャンとコンタクトできて、
キレイにホールドできても、
後退が上手く行かないんで、すぐに崩れちゃう」



ジュンコ先生が言う。
「ソノ通りね。

男性の前進と女性の後退が

かみ合っていないカップルのコンタクトは、

すぐに破綻してしまう
わ」

と、みんなの方に向き直り、

ロング・コンタクトの難しさはソコにあるのね。
みぞおちから、ヒザのあたりまでのコンタクトをキープし、
心地よいフィット感で踊り続けるためには、
後退側の

かなり精度の高いテクニックが必要
なの。

それがかなわないうちに、
ロング・コンタクトを求めたら、無理を生じてしまう。
結果ホールドも
最初に作ったカタチを維持することができない
わ」

「今から、

徹底!後退練習やってみましょうか。

男性の方も一緒にね」


      続く第1010話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.164 ~はかない“春”へのプレリュード ~

話がずい分さかのぼり、
先日からロンドン留学の話題が続いていますが、
ココこそが
「ダンス人生の中での最大の分岐点」
現在のジュンコおよびジュンコ・ダンス形成に大いなる影響を与えた、
さまざまな体験も満載予定。
もうしばらく、お付き合いくださいませ。

さて、現役時代は2回の留学経験があります。
どちらもロンドン。
今でこそ、
イタリア、アメリカ勢などが競技会決勝のフロアーに上るのは、
当然のシーンであり、
優勝までかっさらっていく事態でありますが、
当時はまだまだロンドン勢圧勝の頃。
留学するならロンドンへ、が常識でした。

1度目の留学は、
西部日本ラテン戦で初めて決勝入りを果たした、
翌々日のことであったと覚えています。
決勝に残る・残らないに関係なく、留学は決まっていたわけで、
競技会直後、
とあるホテルの一室で開催された「留学壮行会」に、
“西部日本戦5位入賞”が華を添えるという、
うれしい事態になったわけです。
学連からプロ転向後、4年目の春。
今から思えば、この辺りが私たちカップルの全盛期だったようです。
はかない、春、爛漫・・・。

「なぜ、この時期に第1回目の留学を?」
には、実の話、
師匠のオモワクがあったのです。

約半年の留学を終えて帰国後
すぐに大きな競技会が待っているのです。
西部日本スタンダード戦。
A級になって初めての西部日本戦ということになります。

と、師匠のオモワクはこうです。
「“ロンドン帰り”を印象つけて、
いきなりの“決勝入り”を果たさせる」

当時の“ロンドン帰り”には、
いわゆる“箔(はく)”があったようなのです。
審査員の間で、
「ソウか!あのカップル、
ロンドンで勉強、積んで帰ってきたばかりか。
いったいどんなダンスするんやろ」
と、話題になり、注目を集めるというのです。

そして、
「ソコで、エエ踊りをして、
一気にファイナリスト(決勝進出者)の仲間入りや」
師匠がワタシの肩を叩きそう言います。

ワタシの気分は重く・・・



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