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さぁ、前回の続きを
ジュンコ先生のグループレッスンでやっていくよ。

「ジュンコ先生のブログ内グループレッスンのご案内」


みんなカップルになって、

スロー・フォックストロットの練習だ。

しかし、ジュンコ先生から出された難題
「スタートは女性が切ること。
男性を上手く誘ってね。
男性はちゃんとフォローしてあげて」

に、てこずっている模様。

どうも、女性軍が
“腕力”に訴えかけているようで・・・。
が、女性は誰もソレに気がついていないようだ。
ジュンコ先生が、ひとり一人の女性と組んで、
「こんな風になっていますよ」
と、みんなのマネをし(男性を腕力任せに引っ張る)、
気づかせている。


ジュンコ先生が言う。
「女性の方、

お腹の中の力で男性を誘ってみて」


それでも、みんな、
要領がわからないようだ。


そこで、ジュンコ先生
平田さんとトシ子サンにモデルになってもらい、
指示を出し始めた。
「少し間隔を開けて向かい合って
・・・そこでホールドしましょう」

「今、平田さんの右手のひらが、
トシ子さんの背中にアルわね?
トシ子さん、感じるかしら?」


トシ子さんはコクリうなずく。


「では、トシ子さん、感じていますよと、
平田さんに伝えるためにも、
(右手のひらの下の)肩甲骨を動かしてみて」


すると、平田さん
「あぁ、こうしてくれると、
わかりやすい!

右手をあてがいやすいですな」


喜んでいる。


「OK、じゃぁ、
この“背もたれ”の部分を
トシ子さんが引っ張ってごらん。
お腹の中に力を入れて


トシ子さんは、
言われるままにやってみている。


「平田さんは、
トシ子さんが引っ張りやすいように、
右手のひらを密着させつつ、
トシ子さんの引くのと反対側に、
カラダの中を引っ張ってあげて」


平田さんも、指示の通りに試みている。


「さぁ、そのまんま、トシ子さん、

お腹に中で引っ張り続け、

スタートを切って
みて」


すると、
平田さんが
「おぉ、良いですなぁ。
こうやって動いてくれると、
男性はラクですわ」



コレを聞いてトシ子さんは驚いている。
「男性は、イヤじゃないんですか?
女性に引っ張られて・・・」



と、平田さん
「イエ、全然。
引っ張られているようには感じないですがね。
すごくスタートが切りやすいですわ」



トシ子さんはキョトンとしている。


ジュンコ先生は微笑みながら次なる指示を与えた。
「じゃぁ、今度はね、
トシ子さん、
お腹の力は入れずに、直接、背中で
男性を引っ張ってごらん」
試してみるトシ子さん。


すると、平田さん
「あぁ、コレは本当に引っ張られた感じで、
きつ過ぎますな」


「なるほど・・・」
トシ子さんは何かが分かったようだ。

「カラダの中、つまり

インナーマッスルを使うと大丈夫で、

外の筋肉でヤルと、
嫌がられるみたいですね」


ジュンコ先生は言った。
「その通り!
インナーマッスルの連動で
相手のインナーマッスルを起動させて

・・・だとOKなの。
さぁ、みんなも今のトシ子さんと平田サンを
真似してやってみて」


と、カナちゃんから声が上がった。
「苦しぃ~、
こんなにお腹を締めるの?」



一緒に組んでいる坂田さんは
「すごく、スタートしやすいです」


他のカップルにも変化が現れ、みんなが
「女性が男性を誘って、スタートを切るには
お腹の中で引っ張る感じ」
をだいたい身につけたところで、
ジュンコ先生はこう言った。

「実際には、男女がもっと近寄って踊る分、
女性の背中と、
男性の右手のひらの関係は、
ハッキリと引っ張り合っているとは、
感じなくなるものなの。
それに、今は、引っ張る対象、
つまり、
女性のエネルギーのぶつけどころがあったほうが、
分かりやすいのでこういう方法を用いたのね」

「女性の方、ずい分、
お腹の中にエネルギーがいるってことがわかったでしょ?
では今度は、さっきと同じように、

お腹の中の力で男性を誘う

つもりでカラダの支度はちゃんとする。
でも、
カラダの中に充満したエネルギーを
直接的に男性の右手を直撃することなく

(そのエネルギーを)

床に向けるの、

それで、

間接的に男性を誘う・・・」


みんなはまたまた???


だが・・・ジュンコ先生の話は続く。
「直接男性に触れる、背中、手、腕にも
もちろんエネルギーは流れるけれど、
できるだけ柔らかなモノにスルの。
相手がビックリしないようにね。
ワタシが見本をやってみるわ・・・」


      続く第976話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.144 ~ 慰労の言葉 ~
 
アソシエートのルンバ・ソロデモのチェックから、
個人レッスンはスタートしました。

さぁ、師匠の目にワタシのダンスはどう映るのでしょう!?
“父”の審判や、いかに。

ワタシが
「ルンバの1番※をやってみます」
と言うや、
“父”は、ワタシから離れ、移動します。
3メートルくらい距離をとったところで
「エエよ。どうぞ」
スタートを促します。
ダンスの全体像が見えやすい位置に移ったようです。

スベリ出しは緊張していましたが、
いつものようにカラダの内側を感じることで、
すぐに自分を取り戻すことができました。
1番の男性ステップが終わりました。

“父”は何も言ってくれません。
「次は?」
といった、ムードです。

続いて、女性ステップ・・・
それでも沈黙なので、
2番の男性、女性へと向かいます。
そして、
3番・・・

と、“父”が、おもむろに近付いてきました。
そして、
ワタシにこう言ったのです。

「苦労したんやな」

苦労・・・した?
一瞬、意味がわかりませんでした。

しかし、それ以上の言葉は要りませんでした。
ワタシを見る“父”の優しい目が物語っていたからです。

スタジオを去った後、他に“師”を持つこともなく、
“その人”と二人きりでがんばってきたこと。
離婚して一人でのレッスンになった後は、
男性役を真剣に取り組まざるを得なかったこと。
大変だったのは、
一人になったからと言って、言い訳は通用しなかったこと。
“その人”と一緒の活動していた頃のレベルを保持、
さらなる期待に応えなければいけなかったこと・・・
それらすべてに対する
想いがこもった“父”の一言だと、受け取ったのです。

一呼吸置いて、短刀直入に尋ねました。
「ワタシのダンス、
“変”になっていないでしょうか?」

「イヤ・・・現役の頃と変わっていない」

褒めてくれている?

「ココで、基礎をシッカリやったからなぁ」
“父”の生真面目な声。

審判は下されました・・・合格

※ソロ試験の規定アマルガメーションの番号



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