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ソレは、
初めてのロンドン留学である有名コーチャーに、

タンゴを習ったときだった。

180センチ以上もの長身の彼、
フレームもワイドで、空気のような組心地だ。
「立ち位置はココでいいのだろうか?」
そんなことを考えながら
ワタシは緊張し、彼がスタートしてくるのを、
今かイマかと待っていた。

突然、彼が叫んだ。
「GO!GO!ジューン」
(ジュンコのこと。海外ではこう呼ばれていた)

え、行けって?

女性のワタシに、

スタートを切らせようとしている
の?

で、彼はと言えば、ワタシがスタートを切り、
後退するのを待っている様子。
戸惑っていると、今度は、

Pull(引っ張れ)Pull

と言うわけ。

引っ張れって・・・コーチャー、アナタをデスか?

確かに、彼の右手のひらは、ワタシの背中にある。
で、どうも、その手のひらに向けて
カラダをどんどん後退させる
・・・
つまりは“男性を引っ張る”ことを
要求しているみたいなんだな。

果たして、ワタシが指示通り“引っ張る”と、
彼は言った。
「MORE(もっと)」

え?もっと? 
そんなに引っ張って良いの?
ワタシは言われるまま、
もっとシッカリ引っ張ってみたんだ。
お腹に力が入ってくるのが
ハッキリと感じられるほどに


すると、
「GOOD! ジューン」
彼はそう言い、
そして、やや遅れてワタシに付いてきてくれるんだ。
2ウォークを終え、3歩目を引っ張ったとき、
その引っ張る力を上手く利用して、
“リンク・アクション”へ。
バッチリ、決まった。

次に、リーダーと組んでやってみるように促され・・・
と、彼は言った。

Pull ジューン、

Stay テディ(リーダーの呼び名)」


直訳すると
「引っ張れ、ジュン。 
その場にとどまれ、テディ」

やはり、
女性にスタートを切らせようとしているようだ。
男性は、その場にとどまって、
女性に引っ張る“的”を提供しているかのよう。

最初は???だったレッスン、
しばらくしてようやく意味がわかってきた。
コーチャーの教えは、実はこういうことだったんだ。
「後退側が、前進する側より、
優先的に積極的に動きなさい」

スタートの時は女性が後退だから、
女性であるワタシに 

Pull(引っ張れ)

リーダーには、

Stay(とどまれ)という言葉を用いたんだというわけ。

さて、そのレッスンを境にワタシのダンスに対する意識が、
大きく変わったのを今でも覚えている。
「ソウか、男性をリードするくらい
踊らないとダメなんだ」
だって、男性を引っ張るなんて、
絶対に、
やってはいけないことだと思っていたんだもの。
それに、何より、
女性からスタートを仕掛けるなんて・・・
でも、確かにそうすることで
お腹は締まるし、
踊った実感もあるし、
男性にとっても良いみたい!?
して、今現在、
スタート時における
後退側 Pull(引っ張れ)
前進側 Stay(とどまれ)
プラクティスは、
自分のレッスンにもふんだんに取り入れているよ。

そして・・・
生徒サンを教え、導く過程の中で
あのときのレッスンで習ったことの、さらなる深み
おそらくは、コーチャーが伝えたかった“真意”
理解できるようになってきたんだな。


何を隠そう、ソレこそが、

床と組むということなんだ。


      続く第974話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.142 ~ 師匠のアソシエート合格基準 ~
 
以下は、アル先生との会話。

「ねぇ、ジュンコ先生、
アソシエート受験者の指導の勉強に
○○先生(師匠の苗字)の個人レッスン受けているんだって!?」

「あ、はい。
自分の生徒サンを受験させるの、初めてなものですから」

「○○先生、厳しいでしょ?」

「え?」

「○○先生のアソシエートの合格基準、高いから。
○○先生がもし試験官だったら、
誰も合格できないでしょうねぇ。
特に、ラテンは」

「あ、そうなんですね。
レッスン受けていて
『コレ、アソシエート試験にしては、高度な内容かな?』
とは思っていましたけど、やっぱり・・・」

「そうでしょ?
でも大丈夫よ。
実際の試験の基準は、もっともっと低いから(笑) 
だけど、○○先生に習っていたら、いいわよ。
(受験する)生徒サンにちゃんとしたこと、
教えることができるからね」


この会話がなされたのは、
教師試験まで後1ヶ月とせまった、講習の時です。
話をした相手の先生は、師匠とは古い仲。
ソノ彼女の言葉に、
あぁ、やっぱりソウだったのか。
師匠には“葛藤”があったのだな。

と思ったものです。

つまり、師匠は、
世間一般のアソシエートの合格基準に不満を持っている・・・
いや、もっと言えば、
プロ免許試験のやり方から、あり方に至るまで、
疑問を持っている。
もっと、いい方法があるのでは、と思っている。
でも今は、どうすることも、できない・・・

このことは、彼女の話を聞くまでもなく
レッスン中、ウッスラとは感じていました。

師匠は、昔からベーシックにすごくうるさい人だったモンな。
そりゃ、プロになる人は“ココまで”できないとダメ出しでしょ。
でも、アソシエート受験で“ココまで”踊れる人、
果たしているのだろうか?

ソウ思うシーンがレッスン中、たくさんあったのです。

例えば・・・



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