初めての方へ 目次 テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ 快刀乱麻クリニック目次
社交ダンスを始めるということ 第297話へ
フォロー・アップ・システムのご案内
ジュンコ先生の教室のホームページ
チョット中休み エッセイvol.123
上手いコーチャーと踊ると、
自分がわからなくなる
~社交ダンスが上手くならない本当の理由(11)~
「社交ダンスが上手くならない本当の理由」
ジュンコ先生と、
ターン・プロ1年目のジュンコさんとの対話。
いかがでしょうか?
続きです。
ジュンコ先生
「ジュンコさん、さっきの質問に、戻っていい?
自分のダンスのどういうところがダメだって思っているの?
コーチャーの意見ではなく、
あなたの意見が聞きたいのよ」
ジュンコ
「私の、意見?
自分が踊れていない、
すっごく、下手っていうことは、ワカる。
でもね、それ以上は、自分ではよくわからない」
ジュンコ先生
「じゃぁ、
自分では気づいていないことばかり、
注意を受けているという感じなのかしら?」
ジュンコ
「そうなの。
例えば、
『手を突っ張らないで』と注意されても、
へ?誰のことって感じ。
どうせ、悪いことは、ぜーんぶ、わ・た・し。
練習中は、リーダーからも注意されるから、
もうヘトヘトよ。
言われたことに対して、
なんとかしなきゃって、がんばっているんだもの、
自分についてなんて、考える余裕もないわ」
ジュンコ先生
「自分のカラダに“聞く”ことはないのかな?」
ジュンコ
「カラダに聞くって・・・何を?
なぜ、動いてくれないの、とか?」
ジュンコ先生
「そうね」
ジュンコ
「聞いても、ウンともスンとも言わないわよ、
きっと」
ジュンコ先生
「自分を感じるとかは、ないの?」
ジュンコ
「う〜?
言っている意味がよくわからない」
ジュンコ先生
「そうか・・・
じゃぁ、他人から指摘される以外で、
どういうときに、『自分が踊れていない』と、
気づくのかしら?」
ジュンコ
「新しいステップを覚えなきゃダメなとき。
すぐに、できない。
なかなか覚えられないのよ。
できても、格好が悪い。
それから・・・バランスが悪いとき。
一人で踊ると、グラグラするもん。
回転系は、ちょー苦手。
目が回る。
シャドウしろ!って言われて、できないとき
あ、それから、
男性のリードをフォローすることも、
できていない。
リーダーやコーチャーの動きに、
ついていけないモン。
それに・・・
ホールドすると、右肩が上がるし、首が縮む。
前進するとき、腰がひける・・・
そういうとき、
あぁ、自分は下手なんだぁって思うわ」
ジュンコ先生
「たくさん、気づいているじゃない!?
いい?ジュンコさん、
そういった、
自分自身の気づきって大事なのよ」
ジュンコ
「自分自身の気づき?
(笑いながら)
そんなこと、気づいたって、
どうしようもないでしょ?
あぁ、できていないなぁ、
カッコ悪いなぁって、気づいても、
嫌な気分になるだけだわ。
どうやったら、そういった問題を解決できるのか、
わからないんだもん」
ジュンコ先生
「わからないから、わかるために、
コーチャーにレッスンを受けているんじゃないの?」
ジュンコ
「だから・・・まだ、ソコまでいっていないの」
ジュンコ先生
「ソコまでいっていない?」
ジュンコ
「コーチャーは、
私に『わからせよう』としているんだと思うけど、
すごく上手いなというコーチャーと踊ると、
余計に、自分が何をやっているのかわからなくなる。
レッスンを受けるたびに、
問題が、もっと増えていく感じ」
ジュンコ先生
「世界のトップコーチャーにレッスンを受けても、
問題は解決しないのね?」
ジュンコ
「何度も言っているように、
あの人たちは、上手すぎてわからないのよ。
解決するどころか、
『あぁ、自分は、まだまだだなぁ』
って、自己嫌悪。
できない部分の指摘を受けることで、
余計にできなくなっていく感じさえあるわ」
ジュンコ先生
「一流のコーチャーにレッスンを受けることで、
余計に、自分を見失っているようだけど?」
ジュンコ
「そうね・・・」
ミニ・ミニ ボイス
お父さんの状態が良くないと、
お姉ちゃんから連絡あり。
病院に向かいます・・・
何かが一気に変わりそう。
続く第3278話へ
読者限定ワークショップ 快刀乱麻クリニック目次
社交ダンスを始めるということ 第297話へ
フォロー・アップ・システムのご案内
ジュンコ先生の教室のホームページ
チョット中休み エッセイvol.123
上手いコーチャーと踊ると、
自分がわからなくなる
~社交ダンスが上手くならない本当の理由(11)~
「社交ダンスが上手くならない本当の理由」
ジュンコ先生と、
ターン・プロ1年目のジュンコさんとの対話。
いかがでしょうか?
続きです。
ジュンコ先生
「ジュンコさん、さっきの質問に、戻っていい?
自分のダンスのどういうところがダメだって思っているの?
コーチャーの意見ではなく、
あなたの意見が聞きたいのよ」
ジュンコ
「私の、意見?
自分が踊れていない、
すっごく、下手っていうことは、ワカる。
でもね、それ以上は、自分ではよくわからない」
ジュンコ先生
「じゃぁ、
自分では気づいていないことばかり、
注意を受けているという感じなのかしら?」
ジュンコ
「そうなの。
例えば、
『手を突っ張らないで』と注意されても、
へ?誰のことって感じ。
どうせ、悪いことは、ぜーんぶ、わ・た・し。
練習中は、リーダーからも注意されるから、
もうヘトヘトよ。
言われたことに対して、
なんとかしなきゃって、がんばっているんだもの、
自分についてなんて、考える余裕もないわ」
ジュンコ先生
「自分のカラダに“聞く”ことはないのかな?」
ジュンコ
「カラダに聞くって・・・何を?
なぜ、動いてくれないの、とか?」
ジュンコ先生
「そうね」
ジュンコ
「聞いても、ウンともスンとも言わないわよ、
きっと」
ジュンコ先生
「自分を感じるとかは、ないの?」
ジュンコ
「う〜?
言っている意味がよくわからない」
ジュンコ先生
「そうか・・・
じゃぁ、他人から指摘される以外で、
どういうときに、『自分が踊れていない』と、
気づくのかしら?」
ジュンコ
「新しいステップを覚えなきゃダメなとき。
すぐに、できない。
なかなか覚えられないのよ。
できても、格好が悪い。
それから・・・バランスが悪いとき。
一人で踊ると、グラグラするもん。
回転系は、ちょー苦手。
目が回る。
シャドウしろ!って言われて、できないとき
あ、それから、
男性のリードをフォローすることも、
できていない。
リーダーやコーチャーの動きに、
ついていけないモン。
それに・・・
ホールドすると、右肩が上がるし、首が縮む。
前進するとき、腰がひける・・・
そういうとき、
あぁ、自分は下手なんだぁって思うわ」
ジュンコ先生
「たくさん、気づいているじゃない!?
いい?ジュンコさん、
そういった、
自分自身の気づきって大事なのよ」
ジュンコ
「自分自身の気づき?
(笑いながら)
そんなこと、気づいたって、
どうしようもないでしょ?
あぁ、できていないなぁ、
カッコ悪いなぁって、気づいても、
嫌な気分になるだけだわ。
どうやったら、そういった問題を解決できるのか、
わからないんだもん」
ジュンコ先生
「わからないから、わかるために、
コーチャーにレッスンを受けているんじゃないの?」
ジュンコ
「だから・・・まだ、ソコまでいっていないの」
ジュンコ先生
「ソコまでいっていない?」
ジュンコ
「コーチャーは、
私に『わからせよう』としているんだと思うけど、
すごく上手いなというコーチャーと踊ると、
余計に、自分が何をやっているのかわからなくなる。
レッスンを受けるたびに、
問題が、もっと増えていく感じ」
ジュンコ先生
「世界のトップコーチャーにレッスンを受けても、
問題は解決しないのね?」
ジュンコ
「何度も言っているように、
あの人たちは、上手すぎてわからないのよ。
解決するどころか、
『あぁ、自分は、まだまだだなぁ』
って、自己嫌悪。
できない部分の指摘を受けることで、
余計にできなくなっていく感じさえあるわ」
ジュンコ先生
「一流のコーチャーにレッスンを受けることで、
余計に、自分を見失っているようだけど?」
ジュンコ
「そうね・・・」
ミニ・ミニ ボイス
お父さんの状態が良くないと、
お姉ちゃんから連絡あり。
病院に向かいます・・・
何かが一気に変わりそう。
続く第3278話へ
| Home |