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社交ダンスを始めるということ 第297話へ


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チョット中休み エッセイvol.123 

一流のスタジオで、ダンスを習うと、上手くなる?

~社交ダンスが上手くならない本当の理由(9)~


「社交ダンスが上手くならない本当の理由」

ジュンコ先生と、
ターン・プロ1年目のジュンコさんとの対話。

前回の続きです。


ジュンコ先生
「一流のスタジオで、
ダンスを習うと、上手くなる・・・
それについて、ジュンコさんは、どう思う?」


ジュンコ
「そりゃぁ、一流の方がいいでしょ?
一般の人が『ダンスを学びたいな』
と思ってスタジオを探すとき、
目安にすると思うのよ、一流かどうかって。
チャンピオン・ダンサーを輩出している
ウチのようなスタジオだと
『ここへ行くと、早く上達できる』
って、思うだろうし、なぁんか、安心でしょ」


ジュンコ先生
「でも、ジュンコさんも、教えているんでしょ?」


ジュンコ
「そうよ。
それがどうしたの?」


ジュンコ先生
「ジュンコさんは、一流?」


ジュンコ
「ワタシは、ダメダメ!
まだ、ペーペーよ。
ちゃんと、教えられないもん」


ジュンコ先生
「教える勉強はしているの?」


ジュンコ
「そんなの、していない。
でもね、特に、していなくても、
一応教えることはできるのよ。
だって、ダンスの練習はしているもん。
レッスンも、受けているし」


ジュンコ先生
「それは、自分用の、
しかも、競技用のダンスでしょ?
生徒さんは、競技をやりたい人なの?」


ジュンコ
「それは聞いていない。
ただ、ダンスを習いたいって・・・」


ジュンコ先生
「その方に、競技仕様のダンスを教えているの?」


ジュンコ
「そんなの、社交用とか競技用とか、
違いがよくわからないわ。
ただ、自分が知っている範囲で、
ちゃんと誠実には教えるように努めているもん」


ジュンコ先生
「その方たちは、上手くなった?」


ジュンコ
「うーん・・・自信はない。
っていうか、正直、なっていないと思う。
特に、競技に関係のない人は、
上手くなっていないんじゃないかって、心配。
でもね、何をどう、教えていいかわからないし、
第一、社交ダンスが上手いという基準さえ、
わからないのよ。
競技会だと、審査員がいるから、
そこが基準になるんだろうけど」


ジュンコ先生
「じゃぁ、一流のスタジオに来ても、
ジュンコさんのような先生にあたって
上手くならないということもあるわけね」


ジュンコ
「申し訳ないとは、思っているわ。
でもね、オーナー夫妻は、違う。
ソウ言えば、実際、
遠くからも“オバ様方”が習いに来ているのよ。
オーナーに、直接習いたいって。
競技会で観て、ファンになったからって」


ジュンコ先生
「その方々、上手くなった?」


ジュンコ
「それもね・・・実は、よくわからないの。
でもね、オーナーと踊れるだけで満足している。
すぐに、デモに誘われて、すごく喜んでいたわ」


ジュンコ先生
「改めて聞くけれど、
一流のスタジオで、ダンスを習うと、
上手くなるものなのかしら?」


ジュンコ
「一流の先生から習えると、
良いんだろうけど・・・混乱してきたわ」


ジュンコ先生
「ジュンコさんの言う、
一流ってどういうものなのかしら?
競技で活躍している、
または、そういう実績のある人かしら?」


ジュンコ
「そうね。
わかりやすいところでは・・・
ヒリアーとか、ジョン・ウッドとか、
ドニーバーンズとか・・」


ジュンコ先生
「現役の競技選手ね」


ジュンコ
「あぁ、その選手のコーチャーも、すごい一流よ。
グリーブとかピーターとか、ニーナ・ハントとか・・」


ジュンコ先生
「そういう世界のトップ・ダンサーのレッスンを受けると
ダンスが上手くなるのかしら?」



ミニ・ミニ ボイス

“東京”ワークショップ終了。

休憩時間も惜しんでの、
レッスン、練習となりましたが、
ホント!よく、できました。
パソドブレ、短期間での成長、見事です。
感動シーン、いっぱいでした。
詳しくは、大阪に戻ってから、報告しまーす。


      続く第3276話へ