fc2ブログ
初めての方へ  目次  テーマ別インデックス  Real Junko Voice目次 

読者限定ワークショップ  快刀乱麻クリニック目次 


社交ダンスを始めるということ 第297話へ


フォロー・アップ・システムのご案内


ジュンコ先生の教室のホームページ


第28回 社交ダンスが上手くなるということ

読者限定 ワークショップのご案内はこちらへ





チョット中休み エッセイvol.123 

グループレッスンよりも、

個人レッスンの方が上手くなる?


~社交ダンスが上手くならない本当の理由(6)~


「社交ダンスが上手くならない本当の理由」

ジュンコ先生と、
ターン・プロ1年目のジュンコさんとの対話。

前回の続きです。


ジュンコ先生
「ジュンコさんの勤めているスタジオには、
競技選手、愛好家・・
以外には、どういう方が来られているのかしら?」


ジュンコ
「プロの先生ね。
競技はやっていない。
“レッスン・プロ“というらしいわ。
プロ免許を持っていて、自分の教室や、
サークルをヤっているという先生が、
習いに来ているんだけど・・・
ちょっと、不思議な感じなの」


ジュンコ先生
「どんな風に?」


ジュンコ
「高年齢の人とか、
あまり、上手くなさそうな人も多い。
うちのオーナー、
レッスン・プロの人って軽視している感じだわ。
第一、『サークル・ダンス』を
イイように思っていないみたいだもん」


ジュンコ先生
「ジュンコさんは、サークル・ダンスとは
どういうものか、知っているの?」


ジュンコ
「いいえ、全然、知らないわ。
でも、オーナーの話を聞いていると、
あまり上手い人はいないみたいね。
音楽を外すし、
意外に、我流で踊っている人が多いって。
私的には、
好き勝手に踊って、
楽しんでいる・・・って印象を持っているわ。
だから、そういうところで教える先生って、
気楽だろうな
で、そういう先生に習っても、
上手くはならないだろうなとも思っている」


ジュンコ先生
「でも、ジュンコさん、
サークルダンスを全然知らないわけでしょ?
それなのに随分イメージ、良くないのね」


ジュンコ
「だってね、サークルって、
結局は“グループレッスン”なわけでしょ?
基礎をしっかり学ぶためには、
やっぱり、個人レッスンでないと、
上手くならないと思っているもん」


ジュンコ先生
「マンツーマンが、良いと?」


ジュンコ
「うん。
一流の良い先生に、みっちり、
個人で習う方ことが、上手くなる早道だと思う」


ジュンコ先生
「その一流の良い先生って、どういう先生?」


ジュンコ
「それは・・・わかりやすいところで言えば、
A級の先生ね」


ジュンコ先生
「競技のランク、ね?」


ジュンコ
「もちろん」


ジュンコ先生
「もう一度聞くけど、グループレッスンでは、
さほど、上手くならないと?」


ジュンコ
「うん、遅れると思う。
それにね、グループレッスンって、
いろんな人と踊るわけでしょ?
上手くない人と踊ると、
変なクセがつくだろうし」


ジュンコ先生
「それは、本当?」


ジュンコ
「オーナーがよく、そう言っているから。
自分の生徒さんを怒るのを見たことがある。
『こらっ、どこかで、踊ってきたヤロ?』って。
あぁ、そういうことって、
わかるんだなと思ったわ」


ジュンコ先生
「ジュンコさんのスタジオも、
グループレッスン、やっているでしょ?」


ジュンコ
「やっているわよ。
私、オーナーがやっているグループレッスンに、
一緒について行っているんだけど
上手くなりたいって人は、個人に切り替えているわね」


ジュンコ先生
「それは、生徒さんからの申告で?」


ジュンコ
「それもあるだろうけど、
オーナーが声をかけているみたい。
『個人、受けたらどうや?』って」


ジュンコ先生
「それで(個人に切り替えることで)
その方、上達されていく?」


ジュンコ
「その辺はよくわからないけど。
デモに出る人が多いわね」


ジュンコ先生
「ジュンコさん、いろんな話を聴かせてもらえたわ。
改めて聞くけれど・・・
あなた、本当に、ダンスが上手くなりたい?」


ジュンコ
「もちろんです!!
なぜ、そんなこと聞くんですか?」


ジュンコ先生
「今のままでは、ジュンコさん・・・
その、あなたの望みが叶わないと感じたからよ」


ジュンコ
「え?」


      続く第3273話へ