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another point of view(別観点)vol.4
「良いダンサー」のコミュニケーションには
愛がある
~介護の世界にできること(5)~
テーマ
「ジュンコ・メソッド・
コミュニケーション・スキルが、
介護の世界にできること」
対談続きです。
ジュンコ先生
「真にレベルの高いダンスって、
一緒に踊りながら、
相手をキュアする感じ。
キュアされた側は、とても心地よく、大切に、
丁寧に扱ってもらえたと、心が満たされ、
心身共のリラックス状態になる」
Q
「キュアって何ですか?」
ジュンコ先生
「治療とか矯正という意味よ。
触れることで、
相手のエネルギーの流れを良くしたり、
活性を高めたりできる。
これが、相手の自立・支援につながるの」
Q
「すごい!
そういった辺り、
介護の世界に活かせそうですね」
ジュンコ先生
「そうなの・・・」
さて、
介護の世界に活かせるのは、
以下のような「良いダンサー」の、
コミュニケーション・スキルだ。
「良いダンサー」のコミュニケーションは、
相手と向かい合ったその時から、
ごく自然に始まり出す
出会いのための準備(プレパレーション)
非常にナチュラルながら、その精度は高い。
豊富な体験から得た、
知恵と勇気からなる“包容力”で、
相手を受け止めるための支度を
カラダ自らが開始するのだ。
結果・・・
相手を不安がらせることが、ない
相手に威圧的で、ない
出会った喜びと恥じらいが、ある
“ファースト・アプローチ”
準備段階で“信頼の絆”が結ばれることができる。
歩み寄り、手が触れ、
カラダの接触が増えるほどに、
相手を知っていくこととなる。
弱さも強さも、知る。
相手の重心の位置を感じ取り、
自分のあり方を決定させていく。
良いダンサーには、
呼吸で相手と関わるような、精妙さがある。
そして、相手の自立を奪うことは、決して、ない。
さらに、良いダンサーは、
踊りながらも、常に相手との会話を怠らない。
良いダンサーは“おしゃべり”だ。
「はい、いいですか?
これから、右に回転しますよ。
うまくいきましたね。
ありがとうございます」
相手に、何をするのか予告し、“お願い”する。
現状を“実況中継”
そして、感謝・・
自分を押しつけることなく、
相手を観察、見守りつつ、踊り続ける・・・
ジュンコ先生
「面白い話をしましょうか。
ダンスってね“気持ち”なの。
ダンス・スキルより、
コミュニケーション・スキルの方が、
ずーっと大事ってこと。
一緒に踊る相手に対し、
『あなたのことを、
とても大切に思っていますよ』
という気持ちで踊ると、
非常にイイコミュニケーションができるのね。
一方で
いくらテクニックがあって上手い人でも、
“ハート”がないと、冷たく感じるものなの」
Q
「なるほど。
人間って、
そーいうことがわかるものなんですね」
ジュンコ先生
「そう。
介護者による介護がないと、
自力で生きていくことができなくなった方々・・
特に認知症の方って、
人間本質の部分をカラダで、
読み取ってしまうようにと思うのね。
自分が、相手から大切に扱われているか
粗末にされているか・・
健常者よりわかると思うの」
Q
「そこに、愛があるか?が、
大切ってことですか・・・
さきほどお話にあった『良いダンサー』の
コミュニケーションには愛がある
ですね?」
ジュンコ先生
「そうね」
続く第3231話へ
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コミュニケーション・スキルが、
介護の世界にできること」
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ジュンコ先生
「真にレベルの高いダンスって、
一緒に踊りながら、
相手をキュアする感じ。
キュアされた側は、とても心地よく、大切に、
丁寧に扱ってもらえたと、心が満たされ、
心身共のリラックス状態になる」
Q
「キュアって何ですか?」
ジュンコ先生
「治療とか矯正という意味よ。
触れることで、
相手のエネルギーの流れを良くしたり、
活性を高めたりできる。
これが、相手の自立・支援につながるの」
Q
「すごい!
そういった辺り、
介護の世界に活かせそうですね」
ジュンコ先生
「そうなの・・・」
さて、
介護の世界に活かせるのは、
以下のような「良いダンサー」の、
コミュニケーション・スキルだ。
「良いダンサー」のコミュニケーションは、
相手と向かい合ったその時から、
ごく自然に始まり出す
出会いのための準備(プレパレーション)
非常にナチュラルながら、その精度は高い。
豊富な体験から得た、
知恵と勇気からなる“包容力”で、
相手を受け止めるための支度を
カラダ自らが開始するのだ。
結果・・・
相手を不安がらせることが、ない
相手に威圧的で、ない
出会った喜びと恥じらいが、ある
“ファースト・アプローチ”
準備段階で“信頼の絆”が結ばれることができる。
歩み寄り、手が触れ、
カラダの接触が増えるほどに、
相手を知っていくこととなる。
弱さも強さも、知る。
相手の重心の位置を感じ取り、
自分のあり方を決定させていく。
良いダンサーには、
呼吸で相手と関わるような、精妙さがある。
そして、相手の自立を奪うことは、決して、ない。
さらに、良いダンサーは、
踊りながらも、常に相手との会話を怠らない。
良いダンサーは“おしゃべり”だ。
「はい、いいですか?
これから、右に回転しますよ。
うまくいきましたね。
ありがとうございます」
相手に、何をするのか予告し、“お願い”する。
現状を“実況中継”
そして、感謝・・
自分を押しつけることなく、
相手を観察、見守りつつ、踊り続ける・・・
ジュンコ先生
「面白い話をしましょうか。
ダンスってね“気持ち”なの。
ダンス・スキルより、
コミュニケーション・スキルの方が、
ずーっと大事ってこと。
一緒に踊る相手に対し、
『あなたのことを、
とても大切に思っていますよ』
という気持ちで踊ると、
非常にイイコミュニケーションができるのね。
一方で
いくらテクニックがあって上手い人でも、
“ハート”がないと、冷たく感じるものなの」
Q
「なるほど。
人間って、
そーいうことがわかるものなんですね」
ジュンコ先生
「そう。
介護者による介護がないと、
自力で生きていくことができなくなった方々・・
特に認知症の方って、
人間本質の部分をカラダで、
読み取ってしまうようにと思うのね。
自分が、相手から大切に扱われているか
粗末にされているか・・
健常者よりわかると思うの」
Q
「そこに、愛があるか?が、
大切ってことですか・・・
さきほどお話にあった『良いダンサー』の
コミュニケーションには愛がある
ですね?」
ジュンコ先生
「そうね」
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