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another point of view(別観点)vol.3 

思い込みの第二〜最終段階

~思い込み・プログラミングからの脱出・ガイド(32)~


前回の続き。


ジュンコ先生
「断片情報から、
とりあえずの結論を導き出して、安心した脳は、

その結論を長期記憶しようとするの。

つまり、記憶として固定化しようとするわけね。
これが、

『思い込みの第二段階』

この時点でも、まだ、修正の余地はある・・・
より的確な結論を導いて、
もう一度記憶しなおすことは可能なのよ。
でも、
省エネ・原理の脳は、よほどのことがない限り、
一度安定化させた結論・記憶を
わざわざ修正することなど、しないと言われているわ」


Q
「やだぁ。
脳の、省エネって、徹底しているのですね」


ジュンコ先生
「まぁ、そうね(笑)
さらに、やっかいなことに、
その固定化した記憶が、次に新たな情報を受け、
処理する際の、ベース・・・
いわゆる基準になるのよ」


Q
「その記憶が、正しいものではなく、
単なる思い込みであっても??」


ジュンコ先生
「もちろん。
本人は、思い込みとは気づいていないからね。
“思い込み”を基準にして、
情報処理する回数が増えるたびに、
さらに、その思い込みは強化されることとなる・・・
これが、

『思い込みの第三段階』

こうなっちゃうと、思い込みは修正されるどころか、
ますますどんどん膨らんでいって、
最後には、
それはもはや、思い込みではなくなる。
その人にとっては『事実』となるの。
これが、

『思い込みの最終段階』

出来上がった『事実』は、

圧倒的な真実や

事実に出会わない限り、

ずーっとその人の世界観となる



Q
「ってことは・・・
もし、圧倒的な真実・事実に
出会うチャンスがあれば・・・?」


ジュンコ先生
「人によっては、
『そうだったのか・・・』と、
自分の思い込みを認め、
正しい解釈をやり直すことは可能。
でもね、現実は難しいの。
圧倒的な真実・事実を前にしても
『これは偶然』『そんなはずはない』などと、
自分の思い込みを守ろうするケースの方が多いわ。
安心や安定を崩したくないのよ」


Q
「すごいなぁ・・・
人が、
変わろうとしても、変われない理由というか、
なかなか習慣から抜けられない理由、
みたいなものがわかってきました。
脳の機能、なのですね」


ジュンコ先生
「そうね。
人は、変われないのは、
ただ単に
やる気がない
意志の力が弱い
・・だけではない。
脳の思い込み・プログラミングが、
強固だからなの」


      続く第3199話へ