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another point of view(別観点)vol.3 

自己嫌悪の投影同一視

~思い込み・プログラミングからの脱出・ガイド(18)~


投影同一視 

(例)
俺、大嫌いな同僚がいるんだ。

ヤツは、ものすごく、エエかっこしい。
「自分はこんなに頑張っていますよぉ」
と、まわりへのアピールが、すごいのだ。
ところが、本人は、そういった自分を認めない。
よく気の利く、誠実でいい人だと思っている。
それがまた、腹の立つところだ。

最近、
俺のヤツへの“キライ度”が、激化した。
ヤルことナスこと、腹が立つ。
仕事をしていても、
ヤツのことが気になって仕方がないまでになった。

なんとかしないと、アカン・・・

ふと、考えた。

俺は、なぜ、

ここまで、

ヤツのことが、嫌いなのだ?


ヤツのことで、

どーして、

こんなに、怒っているのだ?


思い当たることがあった。
それは・・・
俺には、ヤツの“気持ち”がわかる。

無意識的なココロが、わかるのだ。

もっと言えば、ヤツの“下心”が、わかる。
わかるから、嫌なのだ。
なぜ、わかるのかというと・・・
あっ!
と気がついた。

それって、俺、じゃないか!?

俺自身の、下心・・・・
俺自身の嫌なところを見ているから、
これだけ、キライで、腹がたつんだ。

ある言葉が、目に飛び込んできた。

投影同一視・・・


投影性同一視とは、

他者を鏡のように使う自己防衛だ。

他者という鏡に映る自分に向かって、
自己愛的な賞賛を投げかけたり、
または、
他者という鏡に映る自分の嫌な姿に向かって、
嫌悪感をむき出しにしたりするもの。

なぜそんなことをするのか?
ズバリ言えば・・・

自分と向き合うことができないからだ。

自分と本気で向き合うと、
どうしても見たくもない
都合の悪い自分がたくさん出てくる。
それから、目を背けたいのだ。
だから、
他者という鏡に自分を映し出し、
そこに自己愛や自己嫌悪を向けるってわけだ。

ちなみに、上記は、自己嫌悪の例だ。

また、投影同一視は、

”弱者の救済”という形で表現されることもあるという・・・


      続く第3183話へ