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another point of view(別観点)vol.3 

思い込みは、自らの感情の投影

~思い込み・プログラミングからの脱出・ガイド(16)~


思い込み・プログラミングからの脱出・ガイド

対談、続きです。


Q
「『思い込み』の正体って、
一体ナニなのですか?」


ジュンコ先生
「Qさんはどう思う?」


Q
「うーん、そうですね・・・
正体とは関係ないかもしれませんが。
ある本で、
幼少期の失敗や、両親から禁止命令体験が、
ネガティブな思い込みの原点
なんて、書いてあったように思うのです」


ジュンコ先生
「そのあたりも大切ね。
ワタシの思い込みが、
母との関係から生まれたように、

幼少期における親との関係は、

非常にキーになる
わ」


Q
「あ、それに、
こういうことを本で読んだと思います。
思い込みは、

自らの感情の投影だと・・・」


ジュンコ先生
「お、良いわね。
Qさん、投影なんて、
難しい言葉、よく知っているわね」


Q
「いやぁ、
心理学か何かの本に書いてあったのを
覚えているだけで、
改めて、意味を尋ねられると困るのですが」


ジュンコ先生
「投影とは、
自分の感情や思考を、人やモノに映し出すことよ。
自分の感情や思考と言っても、
そのものは目に見えないし、
捉えどころがないでしょ?
なので、なにか対象物に映し出すわけ。
自分にとって都合の良いことも、
悪いことも投影するの。
例えば・・・
『この人は素晴らしい人だ!』
とある人のことを賞賛するとき、
実は、自分の理想像の投影であったりするの」


Q
「本当に『素晴らしい人』は、自分なのですね」


ジュンコ先生
「そう。
でも、自己愛の欠如から、
自分ではそう思えないから、他者に投影する」


Q
「へぇ、そうなんだ。
じゃぁ、自分勝手な人が、相手に向かって
『お前は自分勝手だ!』
なんて言う場合も、投影なのですか?」


ジュンコ先生
「その可能性は高いわね」


Q
「相手が自分の鏡になっている感じですね」


ジュンコ先生
「そう。
『お前は自分勝手だ!』と言っている人自身は、
自分の勝手さを受け入れることができないのよ。
それで、相手に投影する。
その上で、相手の中にあると感じられた
自己中心性を非難しているわけのなのよ」


Q
「なんだか、ややこしいですね。
なぜ、相手に投影する必要があるのですか?」


ジュンコ先生
「さっき言ったように、

自分では受け入れないのよ。

もっと言えば、相手に投影することで、
自分が自己中心的であるという事実から
目をそらすことができる・・・
こういうパターンを、専門的にいうと、

投影同一視というのよ・・・」


      続く第3181話へ