初めての方へ 目次 テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ 快刀乱麻クリニック目次
社交ダンスを始めるということ 第291話へ
フォロー・アップ・システムのご案内
ジュンコ先生の教室のホームページ
チョット中休み エッセイvol.102
ファミリー・トラブルの実態が明らかに
~ファミリー・トラブルは愛の勉強!?(5)~
前回の続き。
ワタシは、ヒロコのことを見直したんだ。
ヒロコって、昔から、
「(理数系的)賢いヒトだったけど、
あまり、深く考えてはいないンじゃないかな?」
と思っていたんだな。
ところが、ビックリするような発言が相次いだ。
ヒロコは、
ちゃーんと、愛を知っている
そして、
実践している人だったんだ。
それは、ファミリー・トラブルを目の当たりにした際の、
ヒロコの気づき、思い、
そして、選択、取った行動から感じとれたのだ。
ここからは、ヒロコとジュンコの会話になる。
と・・・始めに少々情報を。
ヒロコは、ワタシよりも、早口で、よく喋る。
気分が乗り出したら、
もう、機関銃の如くだ(笑)
関西弁丸出し。
頭の回転が早いため、
結構、話の組み立ても面白い。
芸人のコントを聞いているような感じ。
また、
ヒロコは、ワタシよりも “両親想い”だ。
両親が元気な時、
一緒に、毎月、お墓参りにも行っていた。
今まで、両親に同居を持ちかけたことも、何度かアル。
もちろん、そのすべてが、
オジャンになってしまったのではあるが・・・
ヒロコは、私と会って、
開口一番、やや興奮気味にコウ言った。
「○○家の“実態”が、明らかになったわ」
○○の中には実家の苗字が入る。
実態などと言ったら、
世間的には、やや大げさかも知れないね。
が、実態とはまさにファミリー・トラブルのことだ。
でも、2人の娘にしてみれば、
小さい頃から、両親に接して来て、
ずーっと潜在していた“ファミリー・トラブル”が
「お母さんが、認知症になったことで」
明らかになって来たというわけなのだ。
では、どういう“ファミリー・トラブル”が、
明らかになってきたのだろう?
ヒロコの話
「モノスゴク前から、
お母さんの様子は“変”だったハズ。
でも、最もそばにいるお父さんが、
気がついていなかったンヤ・・・」
ヒロコによれば、
2〜3年以上も前から、
母には異常な言動があったハズだと言うのだ。
そもそも、ヒロコがなぜ、母の病状を知ったのか?
それを聞いてワタシは、愕然とした。
母は数年来、リウマチ、膠原病など、
治りにくい多種の病気に苦しんでいるであろうことは、
ワタシも知っていた。
いつ電話をかけても
微熱がある
身体がだるい
むくんでいるなど
「カラダの大変さ」を訴えて来たからだ。
また、実際に、
地元のクリニックに定期的に通っていたのも知っていた。
が、ある日、突然、
その地元のクリニックからヒロコに電話が入ったのだ。
「どこも悪くないのに、
通って来られるから、困っている」
母は、カラダのどこも悪くない、というのだ。
リウマチ、膠原病・・???
「ご家族に伝えようとしても、
なかなか上手くいかないため」
ヒロコのところに電話したというのだ。
ご家族とは、もちろん、父のことだ。
「(クリニックまで)
自転車にノって来られるので、
途中、なにかあって、
コチラに責任がかかってきては困ります」
ヒロコは、平謝りしながら、
「コレは、大変なことになっているのではないか?」
と、感じたと言う。
ココロして、実家に乗り込んだ。
そして、分かったこと
「お父さん、
ずーっと“現実”から目を背けて来たんや。
お母さんとも、向き合ってない。
全然、2人は、コミュニケーションとっていなかったんや。
ずーっと、ずーっと
仮面夫婦やった・・・」
「仮面夫婦」
コレこそが、
“ファミリー・トラブル”だった・・・
続く第2927話へ
読者限定ワークショップ 快刀乱麻クリニック目次
社交ダンスを始めるということ 第291話へ
フォロー・アップ・システムのご案内
ジュンコ先生の教室のホームページ
チョット中休み エッセイvol.102
ファミリー・トラブルの実態が明らかに
~ファミリー・トラブルは愛の勉強!?(5)~
前回の続き。
ワタシは、ヒロコのことを見直したんだ。
ヒロコって、昔から、
「(理数系的)賢いヒトだったけど、
あまり、深く考えてはいないンじゃないかな?」
と思っていたんだな。
ところが、ビックリするような発言が相次いだ。
ヒロコは、
ちゃーんと、愛を知っている
そして、
実践している人だったんだ。
それは、ファミリー・トラブルを目の当たりにした際の、
ヒロコの気づき、思い、
そして、選択、取った行動から感じとれたのだ。
ここからは、ヒロコとジュンコの会話になる。
と・・・始めに少々情報を。
ヒロコは、ワタシよりも、早口で、よく喋る。
気分が乗り出したら、
もう、機関銃の如くだ(笑)
関西弁丸出し。
頭の回転が早いため、
結構、話の組み立ても面白い。
芸人のコントを聞いているような感じ。
また、
ヒロコは、ワタシよりも “両親想い”だ。
両親が元気な時、
一緒に、毎月、お墓参りにも行っていた。
今まで、両親に同居を持ちかけたことも、何度かアル。
もちろん、そのすべてが、
オジャンになってしまったのではあるが・・・
ヒロコは、私と会って、
開口一番、やや興奮気味にコウ言った。
「○○家の“実態”が、明らかになったわ」
○○の中には実家の苗字が入る。
実態などと言ったら、
世間的には、やや大げさかも知れないね。
が、実態とはまさにファミリー・トラブルのことだ。
でも、2人の娘にしてみれば、
小さい頃から、両親に接して来て、
ずーっと潜在していた“ファミリー・トラブル”が
「お母さんが、認知症になったことで」
明らかになって来たというわけなのだ。
では、どういう“ファミリー・トラブル”が、
明らかになってきたのだろう?
ヒロコの話
「モノスゴク前から、
お母さんの様子は“変”だったハズ。
でも、最もそばにいるお父さんが、
気がついていなかったンヤ・・・」
ヒロコによれば、
2〜3年以上も前から、
母には異常な言動があったハズだと言うのだ。
そもそも、ヒロコがなぜ、母の病状を知ったのか?
それを聞いてワタシは、愕然とした。
母は数年来、リウマチ、膠原病など、
治りにくい多種の病気に苦しんでいるであろうことは、
ワタシも知っていた。
いつ電話をかけても
微熱がある
身体がだるい
むくんでいるなど
「カラダの大変さ」を訴えて来たからだ。
また、実際に、
地元のクリニックに定期的に通っていたのも知っていた。
が、ある日、突然、
その地元のクリニックからヒロコに電話が入ったのだ。
「どこも悪くないのに、
通って来られるから、困っている」
母は、カラダのどこも悪くない、というのだ。
リウマチ、膠原病・・???
「ご家族に伝えようとしても、
なかなか上手くいかないため」
ヒロコのところに電話したというのだ。
ご家族とは、もちろん、父のことだ。
「(クリニックまで)
自転車にノって来られるので、
途中、なにかあって、
コチラに責任がかかってきては困ります」
ヒロコは、平謝りしながら、
「コレは、大変なことになっているのではないか?」
と、感じたと言う。
ココロして、実家に乗り込んだ。
そして、分かったこと
「お父さん、
ずーっと“現実”から目を背けて来たんや。
お母さんとも、向き合ってない。
全然、2人は、コミュニケーションとっていなかったんや。
ずーっと、ずーっと
仮面夫婦やった・・・」
「仮面夫婦」
コレこそが、
“ファミリー・トラブル”だった・・・
続く第2927話へ
| Home |