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社交ダンスを始めるということ 第289話へ


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特別シリーズ 
社交ダンスを教えるということvol.15 

お一人サマになって上手くなった

ワーク・シフト(4)


思えば、ワタクシ、
ずーっと同じ職業=ダンス教師でありながら、
ここまで来る間に、

何度かのワーク・シフトを体験して来たんだな。

ワーク・シフト(仕事を変えること)をしたって
言えるほどに変わってきたということだ。
変わったのは、

踊り方

教え方


そして、

プライベート・・

(ワタシの人生は、いつもダンスとともにあった)

まずは、競技をヤメた時点で、大きく変化。
勝負しなくていい
見た目を気にしなくて良い・・となった途端に、
ダンスが、劇的に変わったのだ。
外に向いていた気が、
内側に向かうようになったのだろう、
「自分がなぜ、上手く踊れないナイのか?」
に、徐々に気づくことができるようになっていった。

スタジオを辞め、教師活動に専念すべく、
ワーク・シフトした。
ナニモノにも縛られることなく、
スキにレッスンできるようになった。
徐々に、ココロとカラダが解き放たれていき、
その度に、ダンスが変わった。

が、実を言えば、
ワタクシがホンマに、
ダンスを踊れるようになってきたのは、
“お一人サマ”になってからなんだ。
スタジオ勤務を辞めてから約10年後、のことだ。
生まれて初めて“孤独”を味わった。
ソコから、だ、
一気にダンス力がアップし始めたのは。
誰も頼れるモノがいなくなり、
依存の心がなくなったから?
ホンキ・自立をしなければならなくなったから?
いやぁ、たくさんの理由の“総合”だろう。
心身ともに、
ものすごーく、変わったんだもん。

師を持たず、インナーコーチャーに従った。
導きを信じ、カラダの内側を感じ続けた。
レッスンのための、シャドウをたくさんした。
そのうち、実際の相手と組んでいるかのように、
(相手の)重みや、動きを想定しての
厳密なシャドウができるようになっていった。

“お一人サマ”になってから、
男性パートに対する意識がガラリ変った。
ホンキで「ヤラネバならないもの」となったわけだもんね。
シャドウでワカラナイ点は、
“練習のお相手”と踊ることでクリアしていった。

“練習のお相手”とは・・・

そう、生徒サン
だ。

すべての生徒サンが、
ワタシの“パートナー”となった感じだった。
生徒サンの中には、
ワタシより踊れる方もたくさんいた。
そんな方々と“練習”させていただいたわけだ。
レッスンを通し、ダンス力はアップしていった。
いつしか、男性パートは、
「ヤラネバならないもの」ではなく、
「すごく勉強になる、結構楽しいもの」となっていた。

あの“時代”があったからこそ、
今のワタシになれたのだと、心底、思っている。
(当時の生徒サンたちへ、ホンマ、感謝)

今も、ワタシは、基本・お一人サマだ。
ヒデ君、ミキヒコさんはいるが、
いわゆるダンスのパートナーではナイ。
なぜか?

教えることにおいては、

パートナーは不要だから
だ。

もっと言えば、

パートナーがいると、

かえって教師活動がやりにくくなる。


ワタシの場合は、
ダンス力もアップしなかったろう。

????
な、方もいるかも知れないね。


      続く第2856話へ