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社交ダンスを始めるということ 第276話へ


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ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック

吊り垂れ振り子・ハンギング構造

~ダンス・グレーゾーンを見直そう~


目指すべき“踊れるカラダ”

飛行体について解説しよう。

あ、最初に言っておくけど、
飛行体って、
特にダンサーのためのモノではない。
つまり、
踊る時だけの特殊・ボディではナイんだな。
ワタクシ、生きている人すべてが、
飛行体になればイイなって思っているし、
また、実際、なれると思うんだ。
なぜって、コレこそが、

重力に適合した

自然なカラダだから・・・


でも、だからといって、
誰でも簡単に(飛行体に)なれちゃうなぁんて
ものではないとも分かっている。
なぜなら
飛行体になるには、
以下のような意識転換が必要だからだ。

「下のものが、上のものを支え、運ぶのではなく
上のものが、下のものを支え、運ぶ」


つまりは、
上のものが、下のものを吊っている・・・のだ。

ハンギング構造というもの。

ハンギングは吊るすという意味だが、
さぁて、言いたいことワカルかな?

人体で下にあるものとは、アシ・腰だ。
「アシ・腰で胴体を支え、運ぶのではなく、
胴体でアシ・腰をぶら下げて動く」

コウいう意識、
さらには、実践、実感が必要なんだ。

もっと細やかに観てみると、
胴体の中でも、下と上がアル。
例えば“アバラ”を吊っている“鎖骨”
その鎖骨を吊っているのは、なんと、首だ。
脊椎に目をやると、
下の脊椎を上の脊椎が吊っている・・・
もちろん、
骨が骨をダイレクトに吊っているのではなく、
その骨についている筋肉が
成しているワザなんだけどね。
言わば、
カラダの内側には、
上のものが、下のものを吊っている

ハンギング構造が、

メッチャたくさんある
んだな。

最終的には、
頭のてっぺんからも吊られている。
まぁ、コレはホンマに筋肉がアルのではなく、
イメージではあるけれどね。

カラダからデキル限りのリキミを取り除き
ゆるませ、ほぐし、

カラダの中が細分化できればデキルほどにイイ。

この
最終・頭のてっぺん・ハンギング構造が活きてくるんだ。

ん、質問?
どうぞ。
「マリオネット(操り人形)みたいな
感じで良いんですか?」

アル意味、そうだね。
特に外側はソンな感じでOKだ。

「以前のブログで、
吊っているのは、9カ所とあったと思うのですが」

(第1916話参照)

高いところから
吊るされている感覚を持ちましょうと言ったことね。
ただし、それはイメージのことね。
上記、最終・頭のてっぺん・ハンギング構造を同じ原理。
その構造ももちろん加えるわ。
するとね、カラダの“外側”感覚は、
ペランペラン
プランプラン
と、軽い。

「吊り垂れ振り子・状態」になるわね。

「ペランペラン、
プランプランで、良いんですか?
重みがないとダメなのではナイですか?
しっかりと床に立たないと・・・?」


あぁ、その意識を変えなければ、
飛行体になれないのよ。
立つのは
重力があるから大丈夫。
重力サンに引っ張ってもらっている
・・・にお任せするのよ。

「でも、
上手いダンサーって
ペランペラン、
プランプランという感じはしないよなぁ。
フワッと浮いた感じはあるんだけど」


ペランペラン、プランプラン
に、
気・エネルギーや別の意識が加わると、
良い意味で“重み”や“干渉”“抵抗感”
フワァッとした“浮遊感”なんかがプラスされ、
豊かな趣が生まれるのよ。

「あぁ、それは後2つのカラダ
呼吸体
構造体
のエリアとの融合なのですね」


ピンポーン!
ソノ通りよ。



ミニ・ミニ ボイス
ユニプラの“なんちゃって・エンジョイ・タイム”
(社交ダンスを始めるということ 第269話参照)
好評で、うれしいな♥
内容は・・・
西洋式
お辞儀(レヴェランス)の練習よ。

お辞儀の練習って、ワタシ思うに、
ダンサー必須だと思うんだ。
競技ダンサーの方々も
フロアーの“入りと出”で、
エレガントな美的・お辞儀ができるようになったら、
エエよねぇ。
といっても、
お辞儀はダンスそのものの、難しさ。
使用する筋肉、関節、気の流れは一緒だからね。
言い換えれば
お辞儀の練習することで、
ダンスの練習にもなるってもん。

「意外とキツイっす。
股関節をフリーにして、
呼吸体になるといい感じ」
BY ヒデ
(社交ダンスを始めるということ 第276話参照)


       続く第2668話へ