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チョット中休み エッセイvol.89 

金は循環するエネルギー

~ボクのLODは、すでにアル!?(15)~


前回の続き

ヒデ
「投資の勉強して良かった。
結果、投資のノウハウは、どうでも良くなった。
それより、大切なことに気づいたから。
絶対に、変わらないとアカン、
オレの弱点を知った」


ジュンコ先生
「あぁ、いつもよく、
“ジュンコ先生”に叱られていた、ことね?」


ヒデ
「ソウ。
オレはムッチャ“浪費家”やって気がついた」


ジュンコ先生
「やっと気がついたのね!
良かった。
出会った頃のヒデ君には、驚いたもん!
お金を貯めるって概念がまったくなかった。
前の会社で、結構なお給料、もらっていたのに、
貯金ゼロだったものね」


ヒデ
「そうや。
もらったら、全部使い切ろうとしていた」


ジュンコ先生
「でも、ヒデ君、
全然、贅沢してはいないでしょ?
当時から、無機質なまでに、飾りっけナシ・・・
人におごったりとかして(金を)使っていたの?」


ヒデ
「ウ〜ン、よく覚えていない。
とにかく、目の前に金があったら、
アル分すべて使ってしまう・・・。
でも、
そういう自分に対して、
ドウノコウノ考えたこともなかった」


ジュンコ先生
「ELP(ウチらの会社名)
立ち上げ当初も大変やったものね。
ワタシとヒデ君だけやったら、
早々に倒産していたわ(笑)
ミキヒコさんのおかげで、
なんとか、やって行けた」


ヒデ
「ホンマ、そう。
昔、結構、稼いでいるとき
(金は)
『オレ、仕事できるやん』
の象徴みたいなモンやった。
“金”自体には、大した意味は、ナイと思っていた。
でも、
これも、ダンスが教えてくれたことやけど・・・
金の“意味”を知った」


ジュンコ先生
「来ました!(笑)
お金の“再定義”ね」


ヒデ
「そう。
今回、
ダンスの仕事をやるための資金を、
ダンスで生み出そうと、決断できたのは、
金の意味が、ハッキリ、クリアになったから。

金はエネルギー

循環する・・・


ジュンコ先生、レッスンで、
『エネルギーの矢印→はまず、自分へ向けなさい』
って、教えてルヤロ?
オレは、
ずーっと、反対をヤっていた。
出そう
とか、
与えよう、としていた。
あらゆるエネルギーを外に向けていた。
『人にオレの影響を与えよう』みたいに。
だから、金も、無意識のうちに、
すべて使い切ってしまおうとしていたんやと思う」


ジュンコ先生
「良いところに気がついたわね。
エネルギーってある意味、一貫しているの。
ヒデ君は、根っこが素直だから特に、そう。
一貫しやすい。
ヒデ君の“浪費クセ”は、
お金だけではない。
エネルギー全般ってことね」


ヒデ
「どうも、そうみたいや。
踊る時の“エネルギー浪費”も気をつけます(笑)」


ジュンコ先生
「いいことね!
でも、ヒデ君
『金は循環するエネルギー』と、
自分の中で再定義した時点から、
すごく変わったよね。
今は、
ダンスで収入を得るということに、
抵抗、なくなった?」


ヒデ
「うん。
というより、
『ダンスの仕事をやるための資金を、
ダンスで生み出す』

コレこそが循環やと、理解できた。
『金はエネルギー』と知ることで、
『神聖な仕事と、金はつなげてはイケナイ』
というような思いもオカシイと思えるようになった。
だって、金を汚いもの、
いやらしいものと捉えている証拠ヤロ?
エネルギーは、
良くも悪くも、清らかでも汚くもない。
ただ“アル”だけ。
そういう判断基準を付けているのは、
このオレ自身」


ジュンコ先生
「そうね。
エネルギーは、中庸だもんね。
お金もソウだのもね」


ヒデ
「そう。
ホンでもって、気がついたこと・・・
オレの財布にアル金であっても、
オレのものではない。
会社の収入も、会社のもの、ではない。
ただ、預かっているだけ。
教室に来て下さっている方々から、
以前は、お金をもらっている感覚。
今は、お金を預からせていただいているという感覚。
その金でもって、
ダンスの仕事をさせていただいて、
皆さんに還元する・・・
これが、正しい金の循環、活かし方やと思う」


ジュンコ先生
「循環のパワーは威力がある。
循環の輪に参加して下さっている皆さんに、
幸せになっていただける
“仕組み”を整えていかないといけないわね。
では、その展望についてだけど・・・」


      続く第2656話へ