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チョット中休み エッセイvol.89 

本命の仕事

~ボクのLODは、すでにアル!?(7)~


ワタクシ
ヒデ君やミキヒコさんのことを、
このブログで取り上げるときって、
マァイヤ、勝手に書いているわけよ。
取材は、滅多にしない。
「昔、口走った一言」
てなモノをたくさん覚えていて、
ソレをベースに“盛って”書くケースがほとんどだ。

でも、今回のコレは、
チャーンと取材しているし、
得盛り、水増しもやっていない。
それほどに、

純度の高さが問われる内容なのだ。

前回の話
ヒデ君にとって“本命”となる
仕事探しの消去法がスタートした当時のことも
改めて取材すると、
「天地と一体となりたい」
とともに、
「自分を高めていく勉強がしたい」
という思いがあったという話を聞き出せたんだ。

「へぇ〜ヒデ君が“勉強”ねぇ。
でも、なんでソウ思ったの?」

すると
「その頃は仕事も、まぁ上手くいってたし、
周りから『次期社長や』とか言われながら、
本人もその気でバリバリ働いてはいたけど、
ホンマは・・・
ずーっと『なんか、違う』って思っていったんや。
オレの本心が喜んでいないって気づいていた。
自分に、ドンピシャな仕事ではない。
じゃあ、
オレがホンマにやるべき仕事ってナニや?
そんなことを考えているうちに、
オレには勉強が足りないって、ふと思ったんや。
オレは、宇宙の原理原則みたいなものを知らないって。
普遍的なものを知らなアカンって、
強烈に思ったんや」

今は、どう?
知ることができた?

「うん。
ダンスってスゴいわ。
ソウいう勉強の手段として、
最高の手段やと思う。
まだまだ未熟やけど、
この先、もっと、
知っていくことがデキルと思う」

さて、ここから前回の続きとナルが、
ヒデ君にとって“本命”となる
仕事探しの“消去法”で、最後に残ったのが、
ダンスだったのだ。

誤解のナイように言っておくと、
消去法をすることで
「コレ(ダンス)しか、
残らなかったから、仕方ないわ」
となったわけでは、決して、ナイ。

「ね、アレもコレも違っていたでしょ?
やっと、これで得心がいったでしょ。
納得できたよね?
アナタには、
やっぱ、コレ(ダンス)が最適なのよ。
もう、覚悟して、受け入れなさい」

てな、フィーリング。

例えて言えば・・・
“本命”の相手は、すぐ近くにいた。
でも、その人と結婚するには、
かなりの勇気を要する。
迷い、ためらい、
無理じゃないか?と引き気味にナル。
“本命”か、どうか疑いもアル。
だもんで、
他の、色んな人とたくさん、つきあってみた。
元カレ(カノ)からの誘いにも、
一旦は、乗ってみた。
でも、すべて違った。
みんな、消えた。
「アナタには、この人しかいないのよ」
天の声がした。
めでたく結婚。
え?
例えが良くないって?
トホホ・・・

でもね、単なる消去法だけでは、
チョイ無理だったとも思うのよねぇ。
ソレくらい
ヒデ君にとって “社交ダンス”の世界は、
ホンマ、無縁だったものだから。
「社交ダンス?
オレが?
イヤイヤ、そーいうのは苦手。
かんべんしてくれよ」

元来、恥ずかしガリや、
人に気ぃ遣う性分のヒデ君にとって、
「ヨッシャァ、社交ダンスの世界で頑張る。
それが自分にとっての“天命”だから」
なぁんて
決断、できないだろうもん。
それが
「天地と一体になる」
道でアリ
ダンス界刷新に通ずるアイデアを現実化していくことで、
「人の役に立つ」
と気づいても、だ。

実はですねぇ・・・決断に至るまでには、

伏線があったんだ。

伏線とは、
「後のことがうまくゆくように、
前もってそれとなく用意しておくこと。
また、そのもの」


ソレについてお話しよう。


      続く第2645話へ