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チョット中休み エッセイvol.88 

立てない領域で踊るためのストレッチ

~どんな時も“ツリタレフリ子”(5)~


“東京”ワークショップ3日目は、
“大阪”ワークショップと同じ、
“オール・ピクチャー・プロデュース” をテーマに
「すべてのシーンをピクチャー・ポーズのように、
美・シルエットで踊りましょう」

と、提案。
そうしたい気持ちはあっても、
なかなか実践できない原因となっているであろう
グレーゾーンを解明していったわけだが・・・


ジュンコ先生
「コレは“東京”の方々だけに
限ったことではないのだけれど。
なぜ、キレイなラインを
保ち続けながら踊れないのかは、

カラダのストレッチ力レベルが低い

から・・・なのね」


リポーター
「ソレは、
カラダが固いから伸びないということですか?」


ジュンコ先生
「ウ〜ン・・・というよりも
カラダは、ユルんで、
柔らかくなっている方がとっても増えた。
(カラダが)伸びる方も多くなった。
でも、ダンスのシーンになると、
できない、活かされていないわけよ」


ヒデ
「あ〜それは感じたわ。
ラテンになると伸び伸び踊っている方が、
スタンダードになると、
固くなったり、カラダが落っこちる・・・
アレぇ?っていうほど、
エネルギーが落ちてしまう方がいた」


リポーター
「それは、精神的なことが原因?」


ジュンコ先生
「それは大いにある。
でも、カラダ・発の原因も色々あるわけ。
まずは、シェイプを作るには、
重要度の高い部位であるにもかかわらず、
ちゃんとストレッチできていない場所があることね」


リポーター
「ソレはドコですか?」


ジュンコ先生
「両脇の下からつながる、両サイド
それから、オシリ」


リポーター
「オシリですか?」


ジュンコ先生
「そうよ。
オシリ周りがコっている方って多いのよ。
オシリの皮が分厚いと(笑)

股関節がフリーに使えない

それに、脇の下が詰まっていると、
肩甲骨がロックされるし、
サイドがしっかりと伸びないと、アバラが使えない。
アバラのつもりが、肩を上げることになる」


リポーター
「へぇ〜。
その辺りが、カラダのグレーゾーンというわけですね」


ジュンコ先生
「その通り。
今回のワークショップでは初日から、
カラダのサイドを伸ばすストレッチを伝授した。
アレは、かなり効くし即効性もあるから、
今も続けている方、多いかもね。
(ブログでは、この先での発表となります)
それから、
フレームを作る際、親指側にチカラが入る・・・
カラダにチカラが入って、
ストレッチ力がいっぺんに減ってしまうの」


ヒデ
「みんな、驚いていたな。
ホールドしようと、
男性の左手と女性の右手を取った途端
ジュンコ先生から
『指を曲げてはイケナイ。
手を握ってはいけない』

という声が飛んだから」


リポーター
「え?
指を曲げない?
握らない? 
でも、実際は、
握らないといけないモノなのでしょう?」


ジュンコ先生
「“気”の通った手で、
小指側ラインを触れるだけで、
いいの。
自動的に指が締まって、
手を取り合った状態になるから」


リポーター
「???
ひょっとして、コレも
“呼吸体”というモノ成せる極意ですか?」


ヒデ
「そう!
小指側と親指側の違いは、デカイと思った。
親指側で握ろうとすると、
いっぺんに、
相手がドコにいるのかがわからなくなった。
今まで、手のテンションで、
押し合っている組み方をやってきたヒトは、
ビックリしたと思う」


ジュンコ先生
「ストレッチ力レベルが落ちる原因はまだある。

ストレッチのやり方の間違い・・・

アシで踏ん張ることで、足裏を固定点として、
ソレに対し、
いろんな方へ引っ張っていると、落っこちるのよ。
正しくは、カラダの中心から、
いろんな方向に伸びていく感覚なの。
少なくとも5方向は必要」


リポーター
「5方向とは?」


ジュンコ先生
「頭、両手、両足ね。
その5方向を基本ラインとして、
全方向へのストレッチとなっていくことを目指す。
また、その基本ラインを実際的に使えるようになるには、
縦横無尽、たくさんのストレッチ・ラインが必要。
オマケに、そのラインに“気”が通っていること。
これが欠落している場合も、
やっぱり、ストレッチレベルは低くなる・・・
ね、なかなか、難しいでしょ」


リポーター
「そうですね。
でも、そういった点がチャンとデキル、
デキナイが差となって、現れるのでしょうね」


ジュンコ先生
「その通りよ」


ヒデ
「“大阪”“東京”の通しての
“オール・ピクチャー・プロデュース”の
ワークショップでストレッチの概念が変わったわ。

立てないところの領域で踊る

ためのモンやなって。
踊っている間中ずーっと、
カラダのストレッチをやっている感じ。
そうすると、
スゴいバランスでも立てるようになる。
ヒックリ返っているような、
とんでもないバランスに持っていった方が、
かえって、踊れるって知ったのは、驚きやった」


リポーター
「皆さんの反応はどうでしたか?」


ジュンコ先生
「とても、楽しそうでしたね。
『ダンスは床で立つ、
移動することを練習するのではなく、
空中でバランスを取ることを練習するものだ』

という提案の、実践だったので・・・」


ヒデ
「あぁいう、シェイピングは、
競技選手が習得する、競技用のスタイルではなく、
そうやった方が、理にかなっているから、
ヤルというのが、発見やったと思う」


明日は、女子プラ報告と次回の予定です。


      続く第2628話へ