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チョット中休み エッセイvol.89 

決断デキなかったわけ

~ボクのLODは、すでにアル!?(14)~


前回の続き。

ジュンコ先生
「ヒデ君
『ダンスがオレの仕事』と、
ブログの編集に携わった頃から感じていたわけでしょ?
ソレが、決断したのは、ごく最近・・・
約7年の歳月が流れている。
一番、決断を鈍らせたのは、ナニだったのかしら?」


ヒデ
「あぁ・・・ソレは、
“ジュンコ先生、アナタ”です!」


ジュンコ先生
「え?ワタシ?
ソレ、どういうこと?」


ヒデ
「すぐ、ブーブー(文句を)言うやん!
『今まで、募集もしたことがなかったのに』
って(レッスンの)拡大を嫌がるし、
ダンスに関して“乗り気”やないやろ?
だから、負担になるようなことはしたくないなと思って」


ジュンコ先生
「それは“ジュンコさん”のときの話でしょ(笑)
“ジュンコ先生”は、ソウじゃナイ」
(第2557話参照)


ヒデ
「だから、余計にややこしいねん。
あれだけ『イヤや、イヤや』言うていたのに!?
って、混乱する。
“ジュンコ先生”になると、
今度はスゴすぎて、オレ、ついて行かれへん。
ずーっと、エンジン切らんと“仕事”してるし。
勉強ばっかり、やってる。
そーいうのを、間近で見ていたら、
オレの方が引いてしまう」


ジュンコ先生
「“仕事”を受け入れたら、
自分もあんな風になってしまうんじゃないかって(笑)
それも、決断できなかった原因ね」


ヒデ
「確かに、それもある。
元は、メッチャ怠慢(たいまん)やから(笑)
勉強も苦手やし。
『ジュンコ先生のようには、絶対できない』って。
オレ、ジュンコ先生と自分を比べて、
『無理や』と思っていたとも思う」


ジュンコ先生
「ソウか・・・ワタシのせいだったのか」


ヒデ
「その辺りは、
オレとジュンコ先生とでは、

『役割が違う』

と理解できるようになったけど。
ダンスを仕事と決断できなかった理由は、他にもアル。
それは “お金”のこと。
ダンスの仕事で、
金を生み出すって、ピンと来なかった。
というか、ダンスで収入を得るということに、
すごく抵抗があったんや。
例えば、
教室に来てくれているヒトたちに
負担をかけるようなことは、
絶対にしたくなかったし、ヤったらアカンと。
お金とは全く違うところで仕事をしている
ジュンコ先生の様子を観ても、
そういう神聖な仕事と、
金はつなげてはイケナイって言うか。
だから、関係のないところで収益をあげて、
ダンスに投資したい。
つまり、
違う仕事で、資金を作って、
それをすべてダンスの事業にあてるべきヤと・・・」


ジュンコ先生
「広告の仕事を頑張ろうとしていたものね」


ヒデ
「そう。
でもな、そういう“下心”では、
上手いこといかん(上手くいかない)ってわかった」


ジュンコ先生
「下心?」


ヒデ
「そう、下心や。
『ダンスの仕事のための金が欲しいから、
広告を作らせて下さい』
って、ワケやろ!?
『アナタの会社の商品のPRを任せてください。
売れるように、一緒に、頑張っていきましょう!』
という、熱い想いがあって、
初めて仕事は成功する。
でも、そんな気持ちはサラサラない。
『アナタの会社の商品が、
売れることになんの関心もありません。
でも、金のためにやります』
では、クライアントに失礼やし、
そんなんでは、絶対、エエ広告、作られへん」


ジュンコ先生
「なるほどね。
でも“下心”に気づかれたのか、
実際に、広告の仕事は“全滅”だったしね」


ヒデ
「そう(苦笑)
だって、こっちがヤル気、全然ないんやもん。
で、コレではアカンと、
次に“投資”の勉強をした。
ソレで金を生みだそうと考えた」


ジュンコ先生
「珍しく“勉強”していたよね?
セミナーにまで行って」


ヒデ
「そう、勉強して良かった。
結果、投資のノウハウは、どうでも良くなった。
それより、大切なことに気づいたから。
絶対に、変わらないとアカン、
オレの弱点を知った」


ジュンコ先生
「あぁ、いつも、
よく“ジュンコ先生”に叱られていた、ことね?」


ヒデ
「ソウ・・・」


      続く第2655話へ