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チョット中休み エッセイvol.89 

再定義のお仕事

~ボクのLODは、すでにアル!?(13)~


ジュンコ先生
「改めて聞くけど・・・
ダンスのことを

自分の“仕事”にしていこうと思ったのはいつ?」


ヒデ
「決定的になったのは、
最近やけど、
ホンマのこと言うたら、
ずーっと前から、
そんな風に思っていたわ」


ジュンコ先生
「へぇ〜、
いつ頃から?」


ヒデ
「このブログの編集に携わった頃から」


ジュンコ先生
「ふ〜ん。
それは知らんかった。
ヒデ君は、ホラ、
星野サンみたいな“仕事”に
憧れているってずっと言っていたでしょ?」

星野サンとは、
株式会社星野リゾートの社長さん。
経営不振に陥ったリゾート施設や旅館の再生する、
その道の達人。
自らのカリスマ性というよりも、
人のパワーを引き出すことで、相乗効果を生み出す。



ヒデ
「ウン。

“再定義”する仕事に、ゴッツ魅力を感じた。

モノの価値を見直して、
社会に貢献できるカタチにしておくりだす。
本来、どうアルべきか?
そのもの“らしさ”とは、なにか?
そーいうことを問い直していくって、
スゴく意味のあることと思うし、
そんな仕事をする姿ってカッコいいと思う。
だから・・・ブログの編集をしながら、
ジュンコ先生のやっている仕事って
エエなぁと、ずっと思っていた。
ブログを通して、
ダンスを再定義しているんだなって」


ジュンコ先生
「自分なりに・・・だけどね(笑)
読んで下さっている方のお役に立つことができれば、
ホンマ、幸いってだけで、
社会とかダンス界に
貢献できているなぁんて、モンやない。
だって、ワタシ自身が、
『自分を再定義しなきゃ』
ってところがまだまだいっぱいだもの。
でも、それには、ダンスってホント、役立つよね」


ヒデ
「それっ!
ダンスがスゴいなと思うのは、ソレなんや。
自分を再定義するのに、こんなエエモンない!
オレもダンスのおかげで、
“ホンマの自分”に出会えたんやもん。
だから、みんなにも知って欲しい。
そーいう、ダンスのすごい“チカラ”を」


ジュンコ先生
「じゃあ、ヒデ君は、
ダンスの世界を再定義・・・というより
選択の幅を広げたいって感じかな。
『もっとコウいう素晴らしい面が、あるんですよ』
ということを、伝えたいと?」


ヒデ
「そうやな。
ダンス界を再定義なんて、
オレみたいな新参者が言うたら、
“先輩方”に
『もうちょっと
マトモに踊れるようになってからにしろッ!』
って、どやされるわ(笑)
人によっては
今のまんまでも、
問題ナシ・・・どころか、
ドンドン発展している、
良くなっていっているという
見方をしているかもしれない。
競技ダンスはドンドン、
国際化、
ジュニア育成の時代に入っているしって。
でも、オレ的には、なんか、違う。
そっちに偏りすぎるとヤバいって。
ダンス本来の良さが、
発揮できていない部分がいっぱいアルように思う」


ジュンコ先生
「競技ダンス・スタイル・・・
いろんな意味で、
エライことになっていってるものね。
ダンスのもつ普遍的、
根本的な部分を押さえていないと、
振り回されるでしょうね。
『ダンスを通して、
新しい自分を発見し、育てて行きたい』

と、真剣に取り組む人ほど、迷い道にハマりそう。
そんなハズじゃなかったのに、
ふと気がつけば、
ダンスで自分の我欲を満たしたり、
(ダンスを)自己逃避の道具に使ったり、
ただの遊び道具で終わらせてしまっている
・・・そんな、ケース、
これからもいっぱい出てくると思う」


ヒデ
「ホンマ、もったいないと思うてしまう。
『ダンス、始めてみませんか?楽しいですよ』
アレは、危険。
ジュンコ先生が、よく言っているヤロ?
『楽しいですよ、
のうたい文句で、人々を引っ張っていけるほどに、
ダンス界は熟しているように思えない』
って。
でも、オレも、まだまだやわぁ・・・
時に、ガーンって、思い知らされる。
人に伝えるには、
もっと人間的に、勉強を積んでいかなあかん。
当然(ダンス)テクニックの勉強もがんばるけど」


ジュンコ先生
「両方、大事、怠っては、ダメね。
一緒に、ガンバロ。
でもねぇ、さっきの話だと
『ダンスがオレの仕事』と、
ブログの編集に携わった頃から感じていたわけでしょ?
ソレが、決断したのは、ごく最近・・・
約7年の歳月が流れている。
一番、決断を鈍らせたのは、ナニだったのかしら?」


ヒデ
「あぁ・・・ソレは、
“ジュンコ先生、アナタ”です!」


ジュンコ先生
「え?
ワタシ?」


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