2014.03.26 (第2619話)チョット中休み エッセイvol.85 ~愛なる絆の奇跡~
初めての方へ 目次 テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ 快刀乱麻クリニック目次
社交ダンスを始めるということ 第272話へ
フォロー・アップ・システムのご案内
ジュンコ先生の教室のホームページ
チョット中休み エッセイvol.85
愛なる絆の奇跡
~アナタに出会えて良かった(9)~
“告別式”の数日後、
Hさんのご親族の方からメールが届いた。
追悼文へのお礼だった。
うれしかった。
今もなお、つながっていることを、
本当にうれしいと思った。
「南国高知では、
3日前に桜の開花が高知城に見られました。
しばてんの里の桜もつぼみが開きそうになっています」
“しばてんの里”と呼んでくださっている・・・
ジーンとした。
春が訪れている風景を思い浮かべた。
なつかしく想った。
「伯母は(お母さんのこと)
パソコン・インターネットなどがわからないので、
毎回、わたしが取り出し、渡しています。
持って行き、一緒に読むと、
うなずいたり、笑ったりと楽しそうです。
そのコピーした追悼文は、
和廣さんの祭壇の上に祭っています」
良かった・・・
もし、この方とコンタクトできていなかったら、
お母さんに追悼文を読んでいただくことは無理だったろう。
告別式で出会ったほとんどの方々がご高齢で、
ネットもメールも携帯も難しい!?といった状況の中、
ただ1人、ワタシと同じ世代であろう
ご夫人がいらっしゃったのだ。
「この方なら大丈夫」
ヒデ君は、直感し、急いで連絡先を聞いたという。
「助かった・・・
ホンマ、これもHさんの導きや」
「お忙しい中、原稿だけでなく、
動画も送っていただきありがとうございます。
必ず、叔母さんにも見ることができるようにします。
和廣さんのはにかみながらの
宣誓・ふたりで踊るワルツ・休憩のおだやかな表情、
そして仲間の皆さんの心の底からの信頼、
絆を感じるものでした。
それは、家族とは違う愛情なのではないかと思います。
そんな出逢いがあり、わたしは、羨ましいと・・・」
「絆」という言葉に、グッと来た。
“ジュンコ先生の教室”に集い、
ダンスに励む“仲間”たち。
ほとんどの方が、
Hさんのようにブログの読者からのスタートだ。
「勇気を出して、教室にやってきた」
最初は、バラバラな存在だった。
教室で、同じ志を持った人々と出会い、
次第に“仲間”になっていった。
人間・関係は、ことの外、難しい。
人間・関係が、まんま、出てくる“社交ダンス”は、
かなり難しいといえる。
表面的、打算的な仲間意識では、
良い関係を築くことは不可能だ。
が、反対に、
「ダンスが上手くなること」をホンキで目指せば、
かけがいのない、
ホンキ・仲間にナルことは可能なのだ。
そういった、ホンキ・仲間を目指すほどに、
ダンスもまた、変化する。
「相手の理解に務め、価値を認め合おう」
「互いの進化、成長に貢献しよう」
人として崇高な学びを、
ダンスの中で実践できるようになるのだ。
そして仲間同士は、
すばらしい「絆」で結ばれていく・・・
大阪に戻ったワタシタチは、
その絆が生み出すパワーを目の当たりにした。
“仲間”は、まだ悲しみの中にいた。
涙が止まらない
Hさんのことが、離れない
ふとしたことで思い出し、モノスゴク悲しくなる・・
かつてナイほどの
辛い体験が続いている方も多く見受けられた。
また、Hさんの訃報を
ブログを読んで初めて知った方
“仲間”から連絡をもらって知ったという方
からも、続々メールが届いた。
そういった方々も、
皆同じように苦しんでいるようだった。
なぜ、こんなに悲しく、辛く、苦しいのか?
コレこそが、絆、なのだ。
心身深くに、Hさんとの絆ができていたからだ。
まるで “家族”のように・・・
が、その絆は、Hさんが亡くなったことで、
終わったわけではナイ。
結び合った“愛なる絆”は、変化しつつも、
永遠、消えることがナイのだ。
さらにスゴいことには
“愛なる絆”は、時に奇跡を起こす・・・
さぁ、ここからが大事な話だ。
ワタシは、本当に驚いている。
大阪に戻り、レッスンを開始、
そこで、もうすでに奇跡が始まっていることを、
知ったからだ。
“仲間”のダンスが変化している、のだ。
差異はあるものの、
“仲間”が一様に、しかも、かなり上手くなっている。
カラダの深部から変わった感覚だ。
それまで困難だった部位のユルミ、
ほぐしが一気に進んだせいだろう。
なぜか?
ホンキで、悲しんだから、
そして、
ホンキで泣いた、からだ。
具体的には、
ホンキで悲しんだり、泣いたりすることによって
関節に溜まっていた感情が、
放出、浄化されたということだ。
関節には、固くなった感情が詰まっていることが多い。
ソレが支障となってダンスの上達を妨げる・・・とは、
多くの実例で体験済みだった。
固くなった感情とは、過去に生じた悲しみや、
苦しみといったいわゆるネガティブな感情の集積だ。
これらの体外への放出、浄化は、容易なものではない。
が、今回、
ソレをカラダはいとも簡単にやってのけた。
「絆」のもたらした奇跡だ。
Hさんからの最大級の贈り物だ、と思った。
ヒデ君も、その最大級の贈り物をいただいた1人だ。
「自分で言うのもなんやけど、
ゴッツ、踊りやすくなった。
音楽が、モノスゴク染みる。
時々、Hさんが入って来て、
一緒に踊っているような気がする」
その上“ひらめき”がダントツ増えたという。
「Hさんが、いろいろ教えてくれる気がする。
仕事について、ドンドン、やりたいこと、
ヤラネバならないことが浮かんでくる」
実は、ヒデ君、
3月の“東京ワークショップ”前後に、
自らの仕事において、ある大きな決断に到っている。
この辺りのお話は、オイオイブログで取り上げるが、
今現在、その決断を後押しするかのような“大転換”が、
ヒデ君内部で、起こっているようなのだ。
「とにかく、やるべきことを実践して、
体験を積んでいくことに決めた。
やってみると、分かる。
真剣にやれば、得るものがある」
やるべきことの実践・・・
その1つが、
Hさんの追悼式だ。
第2572話で発表した
第1回夏祭り(2014年 7月21日予定)
の一部を使って、Hさんの追悼を行なう。
みんなで、
Hさんを偲びつつ・・・の企画にナル予定だが、
「Hさんが、
伝えたかったであろうメッセージをカタチにする」
と、ヒデ君。
「仲良く、讃え合いながら、
一緒に上手くなっていこう。
音楽とカラダをゆるめることを大切にすれば、
僕らはまだまだ進化できる」
Hさんのメッセージは、そのまま、
ワタシタチのメッセージでもある。
「その夏祭りでHさん、
“仲間”とデモをする予定やったらしい。
“東京”にいる“仲間”とも30年ぶりの再会が、
叶うはずだった・・・」
そういったヒデ君、すぐに気持ちを立て直し、
「Hさんも、絶対、夏祭りに参加するわ。
今でも、会ってる。
思えば、ソコにいる、もんな」
Hさん、アナタに出会えて良かった・・・
心からありがとう。
追悼文 完
皆さん、読んでくださってありがとうございました。
明日より、
第21回“大阪”ワークショップの告知記事に移ります。
なお、
“東京”報告が、遅れております。
ごめんなさいね。
続く第2620話へ
※Real Junko Voiceはお休みです。
読者限定ワークショップ 快刀乱麻クリニック目次
社交ダンスを始めるということ 第272話へ
フォロー・アップ・システムのご案内
ジュンコ先生の教室のホームページ
チョット中休み エッセイvol.85
愛なる絆の奇跡
~アナタに出会えて良かった(9)~
“告別式”の数日後、
Hさんのご親族の方からメールが届いた。
追悼文へのお礼だった。
うれしかった。
今もなお、つながっていることを、
本当にうれしいと思った。
「南国高知では、
3日前に桜の開花が高知城に見られました。
しばてんの里の桜もつぼみが開きそうになっています」
“しばてんの里”と呼んでくださっている・・・
ジーンとした。
春が訪れている風景を思い浮かべた。
なつかしく想った。
「伯母は(お母さんのこと)
パソコン・インターネットなどがわからないので、
毎回、わたしが取り出し、渡しています。
持って行き、一緒に読むと、
うなずいたり、笑ったりと楽しそうです。
そのコピーした追悼文は、
和廣さんの祭壇の上に祭っています」
良かった・・・
もし、この方とコンタクトできていなかったら、
お母さんに追悼文を読んでいただくことは無理だったろう。
告別式で出会ったほとんどの方々がご高齢で、
ネットもメールも携帯も難しい!?といった状況の中、
ただ1人、ワタシと同じ世代であろう
ご夫人がいらっしゃったのだ。
「この方なら大丈夫」
ヒデ君は、直感し、急いで連絡先を聞いたという。
「助かった・・・
ホンマ、これもHさんの導きや」
「お忙しい中、原稿だけでなく、
動画も送っていただきありがとうございます。
必ず、叔母さんにも見ることができるようにします。
和廣さんのはにかみながらの
宣誓・ふたりで踊るワルツ・休憩のおだやかな表情、
そして仲間の皆さんの心の底からの信頼、
絆を感じるものでした。
それは、家族とは違う愛情なのではないかと思います。
そんな出逢いがあり、わたしは、羨ましいと・・・」
「絆」という言葉に、グッと来た。
“ジュンコ先生の教室”に集い、
ダンスに励む“仲間”たち。
ほとんどの方が、
Hさんのようにブログの読者からのスタートだ。
「勇気を出して、教室にやってきた」
最初は、バラバラな存在だった。
教室で、同じ志を持った人々と出会い、
次第に“仲間”になっていった。
人間・関係は、ことの外、難しい。
人間・関係が、まんま、出てくる“社交ダンス”は、
かなり難しいといえる。
表面的、打算的な仲間意識では、
良い関係を築くことは不可能だ。
が、反対に、
「ダンスが上手くなること」をホンキで目指せば、
かけがいのない、
ホンキ・仲間にナルことは可能なのだ。
そういった、ホンキ・仲間を目指すほどに、
ダンスもまた、変化する。
「相手の理解に務め、価値を認め合おう」
「互いの進化、成長に貢献しよう」
人として崇高な学びを、
ダンスの中で実践できるようになるのだ。
そして仲間同士は、
すばらしい「絆」で結ばれていく・・・
大阪に戻ったワタシタチは、
その絆が生み出すパワーを目の当たりにした。
“仲間”は、まだ悲しみの中にいた。
涙が止まらない
Hさんのことが、離れない
ふとしたことで思い出し、モノスゴク悲しくなる・・
かつてナイほどの
辛い体験が続いている方も多く見受けられた。
また、Hさんの訃報を
ブログを読んで初めて知った方
“仲間”から連絡をもらって知ったという方
からも、続々メールが届いた。
そういった方々も、
皆同じように苦しんでいるようだった。
なぜ、こんなに悲しく、辛く、苦しいのか?
コレこそが、絆、なのだ。
心身深くに、Hさんとの絆ができていたからだ。
まるで “家族”のように・・・
が、その絆は、Hさんが亡くなったことで、
終わったわけではナイ。
結び合った“愛なる絆”は、変化しつつも、
永遠、消えることがナイのだ。
さらにスゴいことには
“愛なる絆”は、時に奇跡を起こす・・・
さぁ、ここからが大事な話だ。
ワタシは、本当に驚いている。
大阪に戻り、レッスンを開始、
そこで、もうすでに奇跡が始まっていることを、
知ったからだ。
“仲間”のダンスが変化している、のだ。
差異はあるものの、
“仲間”が一様に、しかも、かなり上手くなっている。
カラダの深部から変わった感覚だ。
それまで困難だった部位のユルミ、
ほぐしが一気に進んだせいだろう。
なぜか?
ホンキで、悲しんだから、
そして、
ホンキで泣いた、からだ。
具体的には、
ホンキで悲しんだり、泣いたりすることによって
関節に溜まっていた感情が、
放出、浄化されたということだ。
関節には、固くなった感情が詰まっていることが多い。
ソレが支障となってダンスの上達を妨げる・・・とは、
多くの実例で体験済みだった。
固くなった感情とは、過去に生じた悲しみや、
苦しみといったいわゆるネガティブな感情の集積だ。
これらの体外への放出、浄化は、容易なものではない。
が、今回、
ソレをカラダはいとも簡単にやってのけた。
「絆」のもたらした奇跡だ。
Hさんからの最大級の贈り物だ、と思った。
ヒデ君も、その最大級の贈り物をいただいた1人だ。
「自分で言うのもなんやけど、
ゴッツ、踊りやすくなった。
音楽が、モノスゴク染みる。
時々、Hさんが入って来て、
一緒に踊っているような気がする」
その上“ひらめき”がダントツ増えたという。
「Hさんが、いろいろ教えてくれる気がする。
仕事について、ドンドン、やりたいこと、
ヤラネバならないことが浮かんでくる」
実は、ヒデ君、
3月の“東京ワークショップ”前後に、
自らの仕事において、ある大きな決断に到っている。
この辺りのお話は、オイオイブログで取り上げるが、
今現在、その決断を後押しするかのような“大転換”が、
ヒデ君内部で、起こっているようなのだ。
「とにかく、やるべきことを実践して、
体験を積んでいくことに決めた。
やってみると、分かる。
真剣にやれば、得るものがある」
やるべきことの実践・・・
その1つが、
Hさんの追悼式だ。
第2572話で発表した
第1回夏祭り(2014年 7月21日予定)
の一部を使って、Hさんの追悼を行なう。
みんなで、
Hさんを偲びつつ・・・の企画にナル予定だが、
「Hさんが、
伝えたかったであろうメッセージをカタチにする」
と、ヒデ君。
「仲良く、讃え合いながら、
一緒に上手くなっていこう。
音楽とカラダをゆるめることを大切にすれば、
僕らはまだまだ進化できる」
Hさんのメッセージは、そのまま、
ワタシタチのメッセージでもある。
「その夏祭りでHさん、
“仲間”とデモをする予定やったらしい。
“東京”にいる“仲間”とも30年ぶりの再会が、
叶うはずだった・・・」
そういったヒデ君、すぐに気持ちを立て直し、
「Hさんも、絶対、夏祭りに参加するわ。
今でも、会ってる。
思えば、ソコにいる、もんな」
Hさん、アナタに出会えて良かった・・・
心からありがとう。
追悼文 完
皆さん、読んでくださってありがとうございました。
明日より、
第21回“大阪”ワークショップの告知記事に移ります。
なお、
“東京”報告が、遅れております。
ごめんなさいね。
続く第2620話へ
※Real Junko Voiceはお休みです。
| Home |